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佐々木朗希

メジャーへのポスティング移籍で物議を醸してる佐々木朗希
その一部のファンの声を羅列すると

・日本のローテーションを1年間守れてないのに通用するわけない
・ロッテを優勝させてから行くべきだ
・どうせ失敗する
・25歳ルールがあるから今行くべきではない

などの声が上がっている。
それらの声は僕も多分に漏れず…ではあるのだが、ここはあえて反対意見を述べようと思う。

①選手生命

怪我や病気などでいつ選手生命が絶たれるかわからないのがアスリートの宿命
(佐々木朗希に限りませんが)
それを考慮したら一日でも早く、一球でも多くメジャーの大舞台で化け物たちに投げたいというなら大いに理解ができるのだ。

《アスリートがトップパフォーマンスを出せる期間は非常に短い》

こればかりは致し方ないこと。
だからこそ選手が自分で選択した人生を個人的には尊重・応援したいと考えている次第だ。

②ロッテの優勝

シンプルに朗希一人の力じゃ無理だ。
ではロッテの戦力を考えると近いうちに優勝できるのか?
その答えはNO。
チームの課題が明確なのにクリアできていない状態が何年も続いているのが現状のロッテだ(詳しくは里崎智也氏のYouTubeを見たら一目瞭然)
それなのに毎年オフシーズンでの補強は積極的ではない…これでどうやって優勝するのか?
シーズンの優勝にはレギュラー以外の選手たちの質と量が必要で、それこそ同レベルのチームが2チーム作れるくらいが必須といっても過言ではない。

日本のプロ野球は年間144試合+CS+日本シリーズ

この試合数をみれば当たり前のことだが「レギュラー全員フル出場」は現実的ではないことを念頭におくべきなのだ。
レギュラーが休みのときにどれだけ戦力を落とさないか?がポイントだからこそソフトバンクホークスは強い。
補強の仕方やドラフトの在り方(主に育成枠)など一考の余地はあるが、シーズン貯金40というのは超巨大戦力からきていると言って過言ではない。
それが今のロッテにありますか?って話だ。
だから前述の『NO』となる。もちろん何が起こるかわからないのがスポーツなのでロッテが来季優勝する可能性ももちろんあるが、可能性は低いと推測できる。

③ローテーション

ローテーションについては
NPBは中6日(登板の間隔が6日間空くこと)
MLBは中4日
上記の通り登板間隔が違うのが大きな特徴。
だから日本のローテーションを1年間通して投げ切れないのにメジャーでやっていけるわけがない、という言い分だ。
その言い分は間違いないと思っているので概ね同意なのだが、そのことを当然メジャー側も理解している。なのでいきなり中4日でローテを組む程考え無しのわけがない。
いくらローテが守れる可能性が低いとはいえ、投げれば絶大なパフォーマンスを期待できる23歳の有望な選手に対して実際に獲得するか否かは別として、調査やら何やらと何かしらアプローチをしない球団がある方がおかしい。そのGMはクビにした方がいいよ。
契約の関係上、かなりの安価で手に入れることができるのだから。
まぁそもそもメジャーの開幕ローテーションに入った投手たちが年間投げ切れる割合(約42%)を見て考えれば、途中離脱前提で獲得するのは大いに有りと判断できるだろう。

『日本野球界の宝』と言われるくらいの投手だからこそ様々な物議を醸すのも理解できるが、だからこそ少しでも早くメジャーのバケモノ達をキリキリ舞いにする佐々木朗希を見たいと思ってしまう。
WBCやプレミア12のような短期決戦ではなくシーズンの長丁場でどうなるか?を見たい。
そしてチャンピオンズリングを手にして日本に凱旋してほしいと切に願う。

#敬称略

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