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はじめまして、府中の酒屋のご挨拶。
初めての方、はじめまして。大室 元(おおむろ はじめ)です。noteをはじめることにしましたので、簡単に自己紹介を書きたいと思います。まずは私の背景となる、家の紹介・会社紹介ですね。
酒商しめのうちの創業、由来
東京都府中市に代々続く酒屋(酒の小売)を商いにしている、大室家の11代目です。家業である酒販業は天保14年(1843年)に酒の商いを始めたとされ、170余年、府中の地で商売を営んでいます。
酒屋の屋号は「しめのうち」。”しめ縄の内側”=神聖な場所=神社の境内のことを指します。当社のお隣りには、1900年の歴史ある武蔵国総社 大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)が鎮座していますが、その神社に由来します。これは明治の初めに、神社の門前町を活性化しようという当時の宮司さんに依頼され神社の門前に店が連なりました。
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その際に当家のご先祖様が目をかけられ、休憩処(現在でいう喫茶店的なもの)を開業しました。神社のしめ縄の内側で商いする店、という意味で「しめのうち(注連之内)」という屋号を宮司さんにつけて頂いたのが創業の契機となりました。
明治後期には大國魂神社が官幣小社に列せられましたが、その際に境内で民間の業者が商いをすることが出来なくなりました。そこで旧甲州街道に沿ったすぐ近所に店舗を移転しました。明治、大正期の日本近代化の時代から昭和の長い戦争を経て、戦後の復興期、高度成長期を迎え、平成のバブル崩壊まで店舗を改築しつつ、店を構えておりました。
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府中駅南口再開発、専門店街フォーリスの完成
その後、京王線府中駅前南口の再開発が進み、線路の高架も感性。平成8年(1996年)4月には皆さんご存知、現在の専門店街フォーリス、伊勢丹府中店が開業しました。しめのうちはテナントとしてフォーリスに出店しました。
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現在は
現在は店頭小売ではなく、業務用と個人向けの販売所にて営業しています。また、隣接している物件で「なおらいスタンド宮」という”日本酒と府中野菜の美味しい立ち飲み屋”を平成28年(2016年)8月にオープンしました。
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昨年、令和元年(2019年)9月には府中駅前の商業施設のキーテナントであった伊勢丹府中店が閉店し、府中市の商業環境は今、大きく変わろうとしています。そのような中で今年の初めから日本国内でも影響が拡大した新型コロナウィルスの感染拡大。皆さんの生活が様変わりしているのと同様に、弊社の置かれている環境も大きな変化が起きています。
とはいえ、日々の生活が無くなるわけではありません。今回の新型コロナウィルス感染拡大に伴い、私たちのライフスタイルは大きく変わり、以前のようには元には戻らないでしょう。新しい時代に踏み込んだ私たちに必要な、新しい日常生活に必要な手助けを私どもが担えたら、と考えます。
これからお酒のこと、府中や多摩エリアのこと、大國魂神社など神社・神道のこと、食のことなどについて書いていきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
まずは簡単な会社の自己紹介でした。