クソデカ子宮筋腫どうするか日記⑤
突然の不正出血
身体の調子がおかしい。
やたら早く生理が来るし量も多い。
改めて自分の身体と向き合いながら
世の重い生理を抱えながら頑張っている人たち本当に凄い。
そんなことを思いながら生理二日目に病院の予定がぶつかってしまう。
トイレ休憩を挟みつつ病院に向かった。
久しぶりに生理中に出かけたけどこんなにしんどいものなのか。
常にトイレを探さなきゃという気持ち。
しんどいから寄り道も出来ない。
生理というだけで何も楽しめないまである。
そんなことを考えながら休み休み病院に向かった。
新たな先生が登場
待合室で待つこと3時間。
さすがに待ち慣れた私も忘れ去られたのでは?と思うほどの待ち時間だった。
待ち時間にいつものようにKindle端末でなんとなく読み始めた谷崎潤一郎の「秘密」があまりにも面白く読みながら笑いそうになってしまった。
(マスクしててよかったな)
やっと名前を呼ばれた。いつもと違う女性の声で。
診察室には女性の先生がいた。どうやらより実践的な先生らしい。
改めて手術の方針の話を聞かれ「全摘出で考えてます」と伝えたら
まだ30代で…いいんですか?と確認される。
色んなレポを読むと全摘出に反対されることもあるらしい。
前回のワイルド先生は割と全ての選択肢を平等に考えているように感じたし先生によっても思想が違うんだろうな。そりゃそうだ。
改めてMRIを見てもらい話をする。
その先生は腹腔鏡手術が専門ということでより詳しい話を聞かせてもらえた。
先生の見立てではあと少しだけ筋腫が小さくなれば腹腔鏡でいけるとのこと。
2ヶ月くらい薬を飲めば腹腔鏡で手術出来ますよと言われ
(3ヶ月って言われて長すぎ開腹にしよって思ってたけど2ヶ月ならアリか…!?)と
新たに出てきた選択肢にまた脳がフル回転。
病院にかかるということは常に出された選択肢を自分で選ぶ決断フルコースだ。
噛み合うタイミング
内科からそのまま婦人科へ、総合病院からそのままMRIの撮影へ、と
全てのタイミングがやたら噛み合っていた私。
ホルモン療法で飲む薬、レルミナ錠は生理中から飲み始めなければいけないとのこと。
この日、私はズレた生理周期の二日目だった。
え、今日から始められるやん。丁度いいわ。
ひとまず1ヶ月飲んでみるということに。
何事もタイミングで背中を押されがちだ。
薬局をハシゴ
いつも薬を出してもらっている薬局に処方箋を持っていく。
するとレルミナ錠の在庫がなく取り寄せに数日かかるとのこと。
いや今日から始めないといけないのでそれはまずい。
坂を越えた先にある別の薬局へ向かうことに。
途中で最初に診てもらった内科が見えた。
なんだか大変なことになったなぁとしみじみ。
そこには無事在庫があったレルミナ錠。
出してくれたおじいちゃん薬剤師が注意事項が書かれた紙を片手にデリケートな話題だからか気にかけてくれたのがありがたかった。
低気圧対策で飲んでいる痛み止めや五苓散との飲み合わせについても大丈夫とのこと。地味に気にしてたので再確認出来てよかった。
噂の薬、レルミナ錠
子宮周りのレポでは度々登場するこの薬。
筋腫を小さくするためにいわゆる”疑似閉経”状態にするもの。
つまり閉経時に味わうであろう症状が出るということ。
1日1回、空腹時に決まった時間に飲まなきゃいけないとのことだけど
夜型で24時間周期で起きていない私のような人間にはそれが一番大変なことだ。
(先生にも朝昼夜どこが飲み忘れないですか?と聞かれて返事に困る程)
とりあえず一番起きている可能性が高い夜に飲むことにする。
飲み忘れないようにダイソーで一週間表記されたピルケースを買ったが不良品で開けにくく失敗(父の工具入れになった)
薬を飲めと通知してくれるアプリを入れ今のところ(三日目)は飲めている。
まだ症状は出てないけどメンタル不調だけはやだなぁ。
1ヶ月間ちゃんと飲み続けられるといいな。
目指せ腹腔鏡手術
生まれてこの方入院というものをしたことがない。
開腹手術だと入院も長く一週間から十日前後ということ。
果たしてこの根っからのオタクがそんな状況に耐えられるのか…?
機材もネットも使えるかどうか分からない環境で一週間は辛すぎる…
そんなこともありタイミングの噛み合いもありホルモン療法をやってみることにしたけど
自分の中できっかけさえあればちゃんと決断出来ると実感した。
閉経までの時間をなんの心配もなく過ごしたい。
残った筋腫の再発なんて考えながら過ごしたくない。
ますます私は子宮全摘出の方向で気持ちの整理を付け始めている。
……と、ここまで数カ月間であったことをざっと書き出してみた。
(最初の内科が2024年10月28日、現在2025年1月18日)
自分のことを書くのは苦手だけど自分と同じように子宮周りの治療に取り掛かる人たちはきっと1つでも多い体験談があった方が選択に幅が出ると思うので。
あくまで参考までに。
同じ筋腫でも1人1人全く違う身体なので。
調子悪いかも?って人はマジで早く婦人科に行きましょう。
大丈夫怖くない。”例の椅子”も座ってしまえばなんとかなる。
これを見た時が絶好のタイミングだと思って。早く行って。何もないならそれでいいから。
筋腫が小さければホルモン療法の必要もないかもしれないし。
(レルミナ錠って保険適用でも1ヶ月一万弱するからね。そのお金で美味しいもの食べた方がいいよ)
私はたまたま筋腫だけだったけど中には卵巣が悪いパターンもある。
早く確認してたくさんの選択肢を時間をかけて選べるのが一番いいと思う。