【maimai】スカイストリートちほーのストーリーを解説 (3,4)

このブログは「ゲキ!チュウマイ Advent Calendar 2024 - Adventar」に参加している記事です。

この記事はシリーズモノです。前回はここ↓


①.
概要

この記事はタイトルに「解説」って書いてますが、公式がバラバラに設定やストーリーを公開しているがために追うのが大変な為、この記事でまとめることによって見易く分かり易くしようというのが目的の記事です。
maimaiを遊んだことない人、そもそもストーリーの存在を知らなかった人でも、スカイストリートちほーのストーリーをわかりやすく紹介できればいいなと思います。
それとめっちゃ長文です! 18000文字以上あります。
休憩を挟み、下にある目次を有効活用しながらゆっくり読むのをおすすめします。




②.
前回のおさらい

前回の記事のラストでわからなかったことをまとめたリストをおさらいしましょう。
はたしてこの伏線が回収されるのかどうか。

  • 蝶の痣とタイムリープの関連性

  • 四桁の数字の意味

  • ソウは子供時代に戻ったあとどうなったのか

  • コハクの記憶の『忘れないで。必ず—を—して』

  • コハクとノアは同一人物なのか

  • ノアがスカイストリートのメンバーをタイムリープさせる理由

  • ノアがアカツキに敵対する理由

  • アカツキの「願い」とはなにか

  • なぜノアはアカツキの「願い」を叶えられなかったのか

  • 31(ノア)にまつわることすべて


③.
スカイストリートちほー3

前回のスカイストリートちほー2が追加されたのは、splash+の2021年5月28日。
その後のUNiVERSE、UNiVERSE+ではスカイストリートちほー3が来ませんでした。当時の筆者は「はやく続き教えてくれよ!」と歯痒い思いをしたことを覚えています。
そして、FESTiVALになった2022年12月15日、ついにスカイストリートちほー3の告知が来ました。

「ついにスカイストリートちほー3 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
追加は明日だから、先に更新されているちほーページでも物色して、ストーリーの新情報見るぞ~!」

スカイストリート3の相関図のページ

ん? なんかアカツキが2人いるな…

?

…?

スカイストリート3の世界線の図

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なんか時系列生えてきました。
しかも三本。なにこれ?


第1世界線

冷静になって読み解きます。
まず、第1世界線で「時間移動確立」「世界大戦開戦」といきなり物騒なことが書いてありますが、ぶっちゃけよくわかりません。
そのとなりに「コハク没」も書かれています。世界大戦開戦後~2030年前なので老衰でもなく、事故よりは戦争で亡くなったと考えるほうが自然です。
ほかには「ラウム設立」という単語、暁とノアのプロフィールにも書いてあります(考察は後述)。

第1世界線の「暁」

さらに、アカツキは上の相関図とプロフィールから、第1世界線まで「暁」、第2第3世界線では「アカツキ」と呼ばれていることがわかります。

第2、第3世界線の「アカツキ」

「C204」はノアのプロフィールに情報があります。

ノアのプロフィール

C204がタイムリープに関係してることはわかりますが情報が足りない。
ということで、この時系列の順番に則って楽曲紹介をしていこうと思います。


ピリオドサイン

この記事は曲紹介文を読まなくても追いつけるようにはしてますが、読んだほうが理解が深まると思います。

「ノア」を過去に送り出した夜の空に、名残の蝶がキラキラと舞った。 自分が正気で無くなっている事なんてわかりきっていた。何もしないと、動かなくなった君の横顔と、陰惨な光景だけがフィルムのように脳裏で繰り返すことに耐えられなかっただけだ。
何の理想もない。この現実を忘れさせてくれるなら、何でもよかった。それが君の亡骸を冒涜することであっても、もう罪悪感は感じない。
『人生をやり直させてあげたい』なんてただの言い訳だ。あの最後の約束がある限り、自身を裁くことすらできない俺をもう終わらせて欲しかった。

この世界に時間移動を可能にする忌々しい砂時計はもう、ない。

あんなに憎んだすべての元凶。『時間を移動する力』
そんなものに最後まで頼るしかない人生。滑稽だろう? 本当に。だから託した。 コハクの遺伝子から作ったクローン。ノアにすべてを押し付けて。ただ『現在』を変える為に。

ビルの屋上から眺めていた空が暁色に染まっていく。 (俺はどこから間違っていたんだろう?
『神の言葉を聞く』なんてバカバカしい力を持つ「暁」の人間がこの国に生き残っていたから?
時を超える力でコハクが死ぬ未来を変えられると歓喜した時から?)
コハクを生かす為だけに、あらゆる選択をして、結果間違ったのだ。
世界を壊して、君を消してしまったのは俺自身だ。

「ピリオドサイン」の曲紹介文

第1世界線の終点、ノアを送り出した後に屋上にいる暁視点の紹介文。
ここでついに重要な情報が一気に出されます。

  • 砂時計が時間移動のキーアイテム

  • ノアはコハクのクローン人間

  • 暁は神託によって神の言葉を聞ける(=未来予知)

  • 未来予知によってコハクが死んでしまう事を暁は知る

  • コハクを死ぬ未来を変えられなかった

  • この世界を変えるために暁はノアを過去へ送る

  • どうやって確定事象を変えるかはまだ不明

当時の筆者「一気に情報出たぁ!」
さらに、それぞれのプロフィールとノアが「31番目の被検体」という書き方から「ラウム」は過去に送るためのコハクのクローン人間の制作実験、訓練させる組織と読み取れます。
ここまでのことを公式の時系列図に付け加えると

第1世界線の時間軸
  • 神託→暁が未来予知でコハクが死ぬことを知る

  • C204→砂時計のこと(?)

  • 時間移動確立→C204を使用している(?)

  • ラウム設立、31制作→コハクのクローンを制作、31体目で成功

と結構分かることが増えました。
それでは第2世界線へ。


第2世界線

第2世界線の時間軸

第1世界線でノアは過去に送られたときに、第1世界線→第2世界線への移動が発生しました。これにより、第1世界線とは別の未来に変わります。いわゆるバタフライ・エフェクトです(人生でこの単語を使う日が来るとは思わなかった)。痣も蝶の形なので。
第2世界線で気になる点はやはり「ノアとコハク融合」の部分です。
ほんとに文字通りの意味なのか、Fallingの楽曲紹介ページを見てみましょう。
※ユウキ没と書いてありますが、とりあえず無視します


Falling

花が舞う。 薄桃色の花びらが雪のように舞い散る下、私は恋におちるコハクを見ていた。コハクはずっと一緒にいた幼馴染を、まるで初めて出会った人のように見つめている。 目じりを朱で化粧した少年の舞う御神楽は、小さな舞台を一時隠世へと誘った。

普段のお調子者の面影は今は綺麗に消え去って、悔しいけどちょっときれいだとコハクは思っている。
「馬鹿ツキのくせに……」と呟いたその頬は少し赤い。 もう長い間ここにいる。まるで舞台の緞帳の影で芝居を見るように。けしてスポットライトは当たらない、コハクと言う女の子の中に。

コハク……遠い未来で、一度だけ「暁」がその名を呼んでいたのを聞いたことがある。かすれて絞り出すような小さな声。同じ名を持つ幼い少女の中に、いつからか私は存在していた。
中学生。部屋に当たり前のようにいるアカツキに「邪魔」とコハクは冷たい一瞥を向ける。でも、漫画を勝手に読み始める彼を追い出すことはけしてない。 高校生。アカツキは「スカイストリート」と呼ばれる、天才ばかりが集まる実験校に入学した。
プログラミングですでに頭角を現し、引きこもりがちだったコハクを「在宅OKのシステムだから」と、半ば無理やり同じ「スカイストリート」に引き込んだのも彼だ。 幼馴染の二人はずっと一緒にいて、アカツキはそれが当たり前だと思っているようだった。
明るくて優しいこの少年と、あの一度も笑わなかった未来の暁。そう、そのどちらも『コハク』のものだと知っている。笑いかける瞳は、私に向けてのものじゃないって……もうずっと昔から。
『ノア、約束してくれ。必ず―――』 最後にくれたあの言葉だけが、彼から貰った、そして私があげられる全てだって、とっくに知ってるのに。

「Falling」の曲紹介文

この曲紹介文、ノア目線の描写ですが前半はMVの場面、後半は回想となっおり完全にストーリーを補強するための文です。

前半部分から解説すると、スカイストリート初代の曲「ユメヒバナ」でもあった、アカツキが神楽を舞っているのを傍らで見守っているコハク、そして別の時間軸からやってきたノア。
MV内でもそれぞれ登場してます。

左がコハクで右がノア

で、問題の後半。
ノアがコハクを見て記憶がフラッシュバックしますが、ノアは第1世界線の暁とある程度交流していたことがわかります。
そして第2世界線では「ノアの意識(? 魂? 記憶?)がコハクと同じ体に存在している」ということが判明します。しかも、コハクもノアの存在に気づいています。

コハクのプロフィール

しかもここでサラッと『蝶のウワサ』を流した犯人がコハク(ノア)だということが書いてあります。スカイストリート1の最大の謎なんですけどね。みんながふんわりしてた予想が当たりました。
これにて、コハク=ノア(ただし事情が複雑)という認識で問題ないです。


第3世界線

第3世界線の時間軸

第3世界線は楽曲紹介文とMVにいっぱい情報が乗っているので、群青シグナルから見ていきます。


群青シグナル

この曲の紹介文は長めなので読み飛ばしてもいいです。

小さな体を空中で自在に操る姿を『Breach』と称えられた伝説のバスケットボールプレーヤー。
その懐かしい広告を見上げて思い出す。
兄弟で一人だけ背が伸びなかったオレのヒーロー。必ずアンタみたいになるって決めた子供の頃の夢。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「二度目にどんな人生を選ぶのか見たかったけど、残念」
俺の首から下がっていた砂時計を奪って目の前から消えたのは、確かにアカツキの幼馴染の「コハク」だった。
大怪我をして、選手生命を絶たれた俺にアクセスしてきた「ノア」
過去をやり直させてやると言われ、半ばやけくそで試合前に戻りたいと返したが、中坊に戻りたいなんて事は言っていない。断じてない。

だが、強制的に2度目の人生をやり直す事に途方にくれた時、目に入って来たのは子供の頃憧れてた懐かしい選手の看板。偶然なのか、ここは俺が将来を決めたはじまりの場所だった。
バスケットが好きだった。いや、今だってバスケしかなかった。こんな目にあって思い出すとはマヌケな話だ。
ここは、俺の記憶通りの事と、知らない事が交じり合う世界。例えば、コハクが奪ったあの「砂時計」。あんな物知らない筈だが、この世界の俺はまるでお守りみたいに首から下げて持ち歩いてた。
後でスカイストリートで出会ったナノハや、モモも俺の知ってるあいつらと少し違う気がした。それが何かは思い出せなかったけど。
そして今、アカツキのそばに「あの野郎」はいない。

砂時計を奪って何処に行ったのか?あらゆる疑問に答えは出ぬまま、やはり俺はスカイストリートでバスケをやった。
一つ変わったのは、16でこの水槽みたいな街から外に出た事だ。最初からそうすればよかったんだ。
海外では、退屈して腐る暇もない。でも、充実しているからこそ、一つの疑問がずっと頭から消えなかった。

『なんで、コハクは俺に過去をやり直させたのだろうか?』

俺はきっと、この疑問を解消しない限り前に進めないだろう。そう思って、再び失踪事件が起こり始めたスカイストリートにオレは戻る事にしたんだ。

「群青シグナル」の曲紹介文

この紹介文はスカイストリートちほー1のパラボラの後のソウについて、ついに明かされます。
新規情報とわかったことをまとめると

  • ソウは『Breach』という憧れのバスケ選手が居た

  • ソウには兄弟がいる

  • ソウには第2世界線から第3世界線に移動してきた記憶が残っている

  • 第3世界線ではソウは砂時計を常に持っている

  • ノアに砂時計を奪われる

  • 第3世界線ではナノハとモモの行動が変化している

  • ソウは一度海外へ行ったが、スカイストリートに戻って来る

砂時計を常に持っている

さらに、Bメロには
「俺の首から下がっていた砂時計を奪って目の前から消えたのは、確かにアカツキの幼馴染の「コハク」だった。」
の部分の描写が入っています。

ノアが砂時計を奪うシーン
キミのおかげでやっと取り戻せた
二度目にどんな人生を選ぶのか見たかったけど、残念

MVと相関図の「過去へタイムリープしC204を奪う」という文章から、
C204=砂時計
で間違いないでしょう。
しかも、この後例の4つの数字のうち、4番目の数字が3から0になる演出が挟まれます。

0,3,4,3 → 0,3,4,0
蝶の痣の描写。左から白い部分が0,3,4,0箇所

このことからも、砂時計はタイムリープの効果があることがわかります。
ただ、この砂時計をどう使えばタイムリープできるかは疑問が残ります。
あと、REAL VOICEでは4番目の数字は4でしたが、なぜ3になっているかも謎です。パラボラで0になりましたが。

REAL VOICEのMVから

しかも、間奏部分に不穏な文字列が…

4th World Line

第4世界線…?
そんなものどこにもないはず…?
ともかく、次の楽曲紹介文を見ましょう。


RIFFRAIN

襲名式を控えたこの街では、おかしなことばかりが起こっている。
最初の異変は、都市伝説のようなウワサ話。
『蝶のマークを追えば願いが叶う』
月一のチームリーダー定例会。大型ビジョンの見える公園に集まった四人の頭上、夜空の中無数の蝶が降り注いだあの夜からアカツキの『日常』は失われてしまった。いや、コハクが姿を消してしまった時からだろうか。

気付けば歪むように、何かが変わっている。
『ナノハが人物画を描き個展を開く』
『モモは長年ユニットを組んでいたトキヤとREALVOICEとしてデビュー』
『ソウは日本チームから海外の高校のチームに移籍。』
そして街では、かつて忽然と消えた幼馴染と同じように、政治家と大会社の重役が失踪する事件が起こっている。

本当に? 今認識しているこの現実に、実感がわかない。
『何かが、おかしい?』
俺が知っているのは……覚えているのはもっと別の……。
「アカツキ……?」ぼうっとしたアカツキにナノハが心配そうに声をかける。 頭上に電車が走っている高架線下は、昼間でも薄暗く人通りが少ない。
なのに、アカツキの足は気付けばここに向かってしまうのだ。
「定例も三人になっちゃって寂しくなったよね。あ、そう言えば、この前うちのチームの子たちが……」
モモの声が走行音にかき消され、ふと視線を上げたアカツキの目に飛び込んできたのは、手に光る物を持ち、襲い掛かかってくる逆光のシルエットだった。

「RIFFRAIN」の曲紹介文

上のアカツキ目線の描写であり、場所は高架下、そこにアカツキ、モモ、ナノハがいることがわかります。

アカツキ、モモ、ナノハ

オーランジェチームのナノハ、ローゼチームのモモ、ロトチームのアカツキ、ブラウチームのソウの4人が本来集まるはずでしたが、ソウは海外に居た為3人しか揃っていません。
そしてアカツキはノアに襲われます。

アカツキと対峙しているノア
目の色同じだね

ただ問題なのが、襲ったときのノアの行動。実は手に砂時計を持っています。群青シグナルの時ソウから奪った砂時計です。

砂時計

これをアカツキの心臓にぶち当て、砂時計を破壊することが目的のように見えます。

襲われて倒れたアカツキ
アカツキの胸に当てようとしている

さらに、この直前に蝶の痣が消える演出が入ります。蝶の痣の色、白い部分の数、袖の色からそれぞれナノハ、モモの蝶の痣が消えたことがわかります。

ナノハの蝶の痣(白い箇所0)が消える演出
モモの蝶の痣(白い箇所3)が消える演出

おそらく、砂時計が破壊されると、タイムリープの効果もなくなることがなくなると考察できますが、明確な描写がないのでなんとも言えません。

だがしかし!
ここで問題発生。第3世界線の図のRIFFRAINの部分を見ると「ノアに襲われ時の砂を奪われる」と書いてあります。逆じゃね…?

第3世界線の時間軸

一応MV内でアカツキの砂時計を奪おうとしているノアっぽい一枚絵が差し込まれています。

ノアが砂時計を奪おうとしている?

そもそも「時の砂」とは何かという謎もあります。第2世界線に「時の砂放出」とREAL VOICEや失踪事件のことと同時期に発生しています。砂時計の容器と中身の砂が別々で、それが組み合わさって初めてタイムリープの効果が生まれるのか…?
結局情報が足りてないので、未解決の謎に。

で、最後にノアが砂時計をアカツキの胸に当てようとした瞬間、なんと海外にいるはずのソウが登場します。

ヒーロー登場

ここでRIFFRAINのMV内では描写が終わります。

ここまでのまとめ

スカイストリート3で出てきた情報をだいたい確認したので、ここでまとめに入りましょう。
まずは今までの謎をもう一回洗い直すと

  • 蝶の痣とタイムリープの関連性

  • 四桁の数字の意味

↳関係性は濃厚。痣の数はまだ確信持てない

  • ソウは子供時代に戻ったあとどうなったのか

↳第2世界線から第3世界線に飛ばされた

  • コハクの記憶の『忘れないで。必ず—を—して』

↳ほぼ確実に同じ身体の中にいるノアの声。言葉の意味は不明

  • コハクとノアは同一人物なのか

↳コハクの身体の中にノアの存在がある

  • ノアがスカイストリートのメンバーをタイムリープさせる理由

  • ノアがアカツキに敵対する理由

↳コハクを救うためだが、詳細な理由は不明

  • アカツキの「願い」とはなにか

  • なぜノアはアカツキの「願い」を叶えられなかったのか

↳ここの「アカツキ」は第1世界線の「暁」のことであり、願いとはコハクを死の運命から変えること

  • 31(ノア)にまつわることすべて

↳第1世界線のコハクのクローン。コハクを救うために暁によって過去にタイムリープ

…と、スカイストリート2では不明だった謎がかなり解明されました。
新しく増えた不明点もまとめると

  1. 戦争が起こった理由(C204関連が濃厚)

  2. ユウキは誰か(小学生時代、今まで名前のない登場人物から考察するにナノハの子供の頃亡くした親友説が濃厚)

  3. 砂時計(C204)の効果と使い方

  4. 砂時計はいつから存在したのか、どうやって作られたのか

  5. 「時の砂」とは何か。砂時計との関係性

  6. RIFFRAINのMVの続き

  7. 第4世界線は存在するのか

と、ここまでがスカイストリート3で判明したこと、当時考察できた限界でした。


④.
スカイストリートちほー4

バージョンはFestival+の2023年6月22日。
スカイストリートちほー4の告知がでました。

「半年待ったスカイストリート4…!」
スカイストリート3で続きが気になる終わり方だったので、一人で盛り上がったことを覚えてます。
それでは恒例の公式サイトのちほーページ確認タイムです。

スカイストリート4の相関図のページ
スカイストリート4の世界線の図

世界線の情報更新されましたやっぱり。
文字は少ないですが、今まで登場した楽曲が、それぞれどこの世界線のいつの曲なのかが判明しました。
前回と同様に時系列順で楽曲情報を見ていきたいと思います。


宵の鳥

この曲の紹介文、すっごい長いです。
下に簡潔にまとめたので、読み飛ばして大丈夫です。

『この国は神によって作られ、古からヤタガラスの「神託」によって政が決まって来た』 友人から真顔でこんな事を言われた人は大抵、痛い奴と相手を見るか、黙って距離を置く。
「暁家」の人間でなければ、俺だって笑っていただろう。
他言を禁止されていたこの事実を、子供の頃こっそり仲良くしていたクラスメートに話したことがある。
「なんだそれ、漫画ネタ?」と本気にされず、結局信じてくれたのは幼馴染のコハク一人だった。
コハクは数字や機械にめっちゃ強いリアリスト。
面倒くさがりなので、最短かつ一番疲れないルートを選んで生きている。
その上ゲームオタクのヒキコモリ。
結構な変わり者だと思うが、お隣同士の家族みたいな存在で、ずっと一緒にいる。
高校生になった俺は、これからもそれは変わらないと信じていた。だから全く想像していなかったのだ。襲名式で、幼馴染が死ぬと言う「神託」を受ける事になるなんて。

「型」を異常に重んじる父親が、昔から苦手だった(正直今でも苦手だ)俺は自由に踊るのが好きだったから。ガキにとって、実際いるかわからない神も、神使のヤタガラスにも興味はわかなかった。
暁家は大きすぎる上息苦しく、俺はしょっちゅう隣のコハクの家に転がり込んでいた。
神の声を降ろせない跡取りに、家中がピリピリし、小学生の頃には俺はすっかり御神楽がキライになっていたんだ。ある日、コハクの家で漫画を読みながら「あんな家出て自由に踊りたい」と言うと、いつも「ふーん」と興味なさそうなコハクが、なぜかその日は「アカツキの舞を見てみたい」と言い出した。
何で?と聞いたら「御神楽は嫌って言うくせに、舞の話してる時はやたら一人で盛り上がってるから……どんな踊りするのかちょっと興味わいた、だけ」とぼそぼそ答える。

『舞は神との対話。けして人に見せてはいけない』 父親にはそう言われていたけど、コハクは家族みたいなものだし、こんな事言い出すなんてめったにないから、つい叶えてやりたいと思った。俺は、神は降ろせない役立たずだし「踊る」だけなら別に構わないだろう。

暁家の離れに、裏から二人で忍び込む。ここは使われなくなった古い御神楽舞台があるのだ。
ちょっと待ってろよ、と自分の部屋から誰にも見つからないよう衣装を持ち出した。
軋む舞台の上には、大きな桜が満開の花を咲かせている。花弁が雪のようで、きっと明日には全て散ってしまう頃合いだった。そのせいか、華やかなはずなのに、この場所は妙にうら寂しい。
簡易的な神楽衣装をつけ、紅を引いた見慣れない俺の姿をみたコハクが「きれ、い……うそ、何でもない」と目をそらした。よく見ると、少し赤くなって珍しく照れている。いつも神様相手の一人きりの舞台だから、初めての観客に急に嬉しくなった。

―誰の為でもない、今日はコハクの為に踊ろう。
息を吸いこみ、集中する。そうして舞台に踏み出した瞬間、キンと耳鳴りがして、ふいに周囲の音が消えた。舞う花弁が妙にゆっくり見え、自分の腕の先、指の末端まで意識が張り巡らされる、初めての奇妙な感覚。
すごく自由だ。
思った通りに動けるし、コハクの事も見なくても手に取る様にわかった。
じっと俺を見つめて、握った手の下の鼓動が、いつもよりずっと早い。
そして、姿の見えないもう一人の気配……だれだろう? そう思った瞬間だった。目の前に急に大きな黒塗りの大鳥居が現れた。気付けば、前後にも無限に黒鳥居が続いていて、さっきまで晴れていた空はどんよりと黒い。
周囲は濁った水で埋まった堀で囲われていた。

重い空気の中、ずるずると引きずるような音が近づいてくる。黒い靄が大鳥居の上部に集まって来て、その刹那耳元でざらついた声がした。

『―オ前モワタシニ捧ゲナイノカ』

ぞっとして舞をとめる。周囲は元に戻り、黒い鳥居はどこにもなくなっていた。そして気付けば、舞い散る花弁の中、舞台の下からきょとんとコハクが見上げていた。

その日を境に、何かが変わった。
あれは、恐ろしい体験だったが、その時舞に必要な集中を掴めたのかもしれない。神使と対話出来ると認められた俺が17歳を迎えた春、「暁」の名の襲名式がとり行われた。

桜の花びらの中、御神楽を舞う。
気づけば目の前に朱の大鳥居が現れていた。七色に光がはじけ、金の雲がたなびく光景は、似ていないのにどこか子供の時見た、あの黒い大鳥居を思い出させ不安になる。
見上げた大鳥居の上、初めて姿を現したのは、暁家を護るヤタガラスだった。いくつか、この国の行く末と暁に関する神託を告げた後、最後に伝えた言葉。
思い返せばこの神託が、すべての運命を狂わせる原因だった。
『忘れられた神は、お前が捧げなかったモノに代わってコハクを望むだろう』

―17歳になったばかりのコハクが死んだのは、この5か月後の事だった。

「宵の鳥」の曲紹介文

長過ぎる!!!
ということで3行で要約すると、

  • 暁家は「ヤタガラス」の神託を襲名式の舞によって授かることができる

  • アカツキは幼少期の頃、コハクの前で舞を行いそこで旧神を降ろす

  • アカツキが17歳になり襲名式を行った際、ヤタガラスから「旧神がコハクの命を奪う(=旧神の呪い)」という神託を授かる

なんか突然旧神が出てきました。すごいことになってきた
この曲によって、今までも分かっていた「アカツキが神託によってコハクの死を未来予知した」の部分がより詳細に描かました。でも旧神が出てくるとは思わなかったけど。
つまるところ設定補強用の曲です。

旧神呼び出したときの黒鳥居
幼少期コハクが見ていたので立ち絵が挿入されている

世界線の図から分かる通り、スカイストリート1の「ユメヒバナ」にもつながっています。MVも関連部分が多数あります。

ユメヒバナのヤタガラスのマーク
宵の鳥にも出てくる
ユメヒバナで月が赤く染まる
宵の鳥の赤い月(旧神?)

というかこれでやっとユメヒバナ内のMVの意味がわかってきました。

ヤタガラスを呼び出したので赤鳥居
ヤタガラスさん

おさらいするとアカツキは2回舞を行い、1回目は幼少期にコハクの前で旧神を呼び呪いを受け、2回目は17才のときにヤタガラスを呼び神託を受けました。
ということで次の曲へ。


リフヴェイン

こいつも曲紹介文がちょっと長いので下に簡潔に書きますが、ぶっちゃけ重要部分が多いので本文見たほうが良いかも。

目を開ける。
そこは四方をコンクリートで囲まれた部屋。
腕につながれた無数のチューブを白熱灯が照らしている。

ラウムで生まれた31番目の子供は、『才能』を持って生まれた。
人が時間を遡るには適正が必要だ。その適正に優れているものは、天才と呼ばれる事が多い。どうやら天才とは、結局脳と言う巨大なタンパク質を、人より効率的に使えると言う、それだけの事であるらしい。
簡素な検診衣を身に付けた31は、随分高い場所にぽつんとある黒い窓を見上げた。首には番号と14歳と書かれたタグがぶら下がっている。
ここは子供だけの平穏なゆりかごだった。
いや、正確には一人だけ大人もいる。昔は大勢いたそうだが、今は所長一人が子供達の話し相手だった。
彼は「暁」と名乗り、31を「ノア」と呼んだ。
「君は重要な目的のために生まれて来た、大事な子供だ」
ノアと呼ばれるようになった31の任務は、過去に時間移動し、3人の人物を消す事。
C204と呼ばれる砂時計の様な機械。その中で、光る砂粒が傾きと共にサラサラと崩れた。
「この砂は様々な人の記憶の結晶だ。これが君を過去に連れて行ってくれる」
頭をなでる暁の手は暖かくて、31はその時だけ落ち着かない気分になる。

そしてとうとう、その日はやって来た。
施設の屋上から2021年に時間移動したノアは簡単に目的を果たす。その為の知識も技術も、訓練され尽くしていたからだ。
政治家、化学メーカー重役を消し、最後の一人、預言者の見開いた目の間を銃で打ち抜く。
この三人を消せば、31の任務も終わり、消える。そう暁に聞かされていた通りに、31の躰は薄れていき意識も暗い闇に落ちて行った。

目を開ける。
そこは四方をコンクリートで囲まれた部屋。
腕につながれた無数のチューブを白熱灯が照らしている。永劫に繰り返す時間の中で、また暁が笑いかける。
「目覚めたかい? 31。いや、ノア気分はどうかな?」
その顔は、さっき眉間を打ち抜いた預言者と同じだ。そう認識した瞬間胃から不快なものがせりあがる。
「……気持ちわるい」
ようやく、31はちいさく言った。

「リフヴェイン」の曲紹介文

…はい、ということでリフヴェインのノアは第1世界線を無限ループしていることが確定しました。
実はスカイストリート3のノアのプロフィールに書いてあったのですが、当時スカイストリート4ちほーが出るまで確信できませんでした。
(チエルカ/エソテリカの曲紹介文から察するのも無理だけどね)

スカイストリート3のノアのプロフィール
これ読んで無限ループしてるとは気付けない流石に

もう一つ重要なことで、今までふわっとしてたノアの目的。
それは「""第1世界線では""アカツキを殺すこと」が目的だということ。
それ以外の新しく開示された情報として、砂時計の粒、つまり「時の砂」が「人々の記憶」でありこれがトリガーとなってタイムリープできることもわかりました。

過去に戻ったノアがアカツキを殺す場面が「生命不詳」のワンシーンだったんですね。世界線の図でも生命不詳は第1世界線上にあるので。

生命不詳の対峙シーン

ノアは第1世界線で無限ループしているのにどうやって世界を変えたのか?
次の曲、アンバークロニクルの情報も見てみましょう。

ちなみに、曲名のリフヴェインを英語表記すると「REFVAIN」という綴りになることがMVの最後でわかります。
このREFVAINの単語を分解すると「REF」と「VAIN」に分けられて
「REF」
↳プログラミング用語で「Reference」
↳出典、参照文献の意の他に「参照番号」もある
「VAIN」
↳無駄、無価値、無意味
の意味になり、くっつけると「無意味な番号」となります。
ノアが「31」と呼ばれていることから、この曲名は無限ループによって全てがやり直しになり、無意味なことを繰り返しているノアを指していることがわかるようになっています。

リフヴェインの意味

アンバークロニクル

この曲の紹介文が今までで一番長いです。読むなら覚悟してください。

異変の始まりは、知らない記憶を夢で見るようになって、手首に奇妙な痣が現れてから。
面倒だからざっくり言うと、私コハクの中には、もうずっと『ノア』と言う別人の意識が共に存在していたらしい。
(大丈夫、正気です)
発狂しかけたけど、実際に脳内でノアと会話が成立してしまったのだ。さっさと情報共有し、お互い何者なのか理解する方がいいと結論付け、私たちは話し合った。
そしてわかった驚愕の事実は以下。
①幼馴染のバカツキは、別の世界線で私を救おうとして過去を変え、結果世界は崩壊し、大変悲惨な人生を送った。
②アカツキは世界崩壊後、過去の自分自身を消す為に、私のクローンノアを作りこの時代に時間移動させた。
……呆れて言葉も出ない。勝手に何やってくれてんだ。スゴイ家だとは思ってたけど、まさか時間を移動する機械まで持ってたとは。流石『国に神の御託宣を告げる家柄』(本人談)だ。はた迷惑この上ない。
ノアと私は何日も話し合った末、一つの計画を立てた。名付けて【AMBER CHRONICLE】
新しい歴史を紡ごうという壮大な……少しでもやる気を出すために、ゲームっぽいのは許して欲しい。ダサさが一周回って気に入ってる。
それからは大変だった。しょっちゅう家に上がりこむアカツキの目を盗み、計画を進めていく。
あのバ……アカツキが、かつて進めてしまった方向と真逆に、世界の進む時間を向かわせる為。
そしてもう一つ『私たちの誓い』の為。

C204の砂が腕に刻まれた者同士は、どうやら同じ世界線を辿れるようだった。
ナノハやモモが変えてくれた世界線を、同じように移動する。でも『ここ』ではまだアカツキが未来を変えてしまう可能性がある。解決策は、やっぱり一つしか思いつかなかった。
そう、全ての元凶。元を断てばいい。

アカツキが家から持ち出したと言う『C204』と識別番号がつけられた超危険物を、誰も手が届かない場所に持って行って完全に破壊すること。そして――。
細い糸をわたるように、ノアが時間の狭間で無くしてしまったC204の行方を探す。砂浜で一本の針を探すような行為だ。それでも、とうとう世界線の一つで子供のソウが入手していると解り、手に入れる事ができた。
ちっぽけな砂時計みたいなのに、見た目よりずっと重い。こんな物に、たくさんのモノを奪われた世界がある。でも、それも終わり。

【AMBER CHRONICLE】最終面。ラスボスを倒し、世界を救うのだ。
高架線の下で久しぶりに見たアカツキの顔は、随分やつれているように見えた。
そんな顔をする事は、無いのに。アカツキが望むものに、世界を引き換えにするほどの価値は無いんだから。
ノアのいう通り、C204をかざすと、モモとナノハの手首に刻まれた蝶が、光の砂粒に戻って機械に吸い込まれる。
アカツキが呆然と立ち尽くしている隙に、C204を起動してその手を取る。蝶のあざを回収するためにC204をかざそうとしたが、振り払われてしまう。
「意味がわかんねえよ、コハク……! お前がこんな事をしでかす理由が! 何のためにみんなの過去を変えてやり直しさせた!? いったい何を隠して……それにその姿」
機械がカウントを始める。アカツキの蝶は未回収だがもう時間がない。やれることはすべてやった。あとは未来へ移動し、予想通りに変化している事を見届け、C204を壊す。 そして、最悪の元凶『コハク』の生存を消す事で、悪夢はすべて終わるはずだ。

御免。私を生かそうと時を狂わせたアカツキの行動は、きっと誰にも理解されない。だけど、私は……私達だけは「アカツキがC204を使って願った事は実現させない。でも、せめて過去を変えて実現できる幸せもあるって、証明したかった」
モモとナノハ。そしてソウがハッとしたようにこちらを見る。最後追いかけて来ようとするアカツキが見えなくなるその瞬間まで、その泣きそうな顔を見つめ続けた。

「アンバークロニクル」の曲紹介文

長過ぎる!!!
この文章だけで原稿用紙4枚分あります。なにこれ?

はい、まとめパートいきます。
一応この紹介文は前半後半で別れており、前半は第2、第3世界線のコハク視点の話、後半はRIFFRAINの場面のコハクからの新たな描写になってます。
まず前半部分から。

  • 第2世界線でもコハクとノアは融合している

  • ノアは第1世界線から第2世界線へ渡って来ている

  • 第1世界線では過去を変えたことで世界が崩壊(確定情報)

  • 第2世界線のコハクとノアはC204を手に入れ、破壊することが目的

  • コハクとノアの間で何か「誓い」をたてている

  • 蝶の痣の正体はC204の時の砂

  • 蝶の痣を持つ者は世界線を移動できる(確定情報)

  • ノアは一度C204を紛失した

  • コハクとノアは紛失したC204を第3世界線のソウが所持してることを突き止め、入手する(群青シグナル)

となります。
ここで重要なのはノアが世界線を移動した方法。
ノアは第1世界線で無限ループに陥りましたが、それがなんらかの事故によって脱出しています。これは今回の年表にも注釈としてあります。

第2世界線と第3世界線の図

さらに、ノアはC204を失くしたと発言していることから、
第1世界線でC204を暁から受取り過去へ戻ろうとしたときに、時の狭間でC204を紛失し、その影響で第2世界線へ移動した
と考察できます。
次に第2世界線から第3世界線へ移動したとき。
このとき、C204を持っていないためコハクとノアは第3世界線へ移動する手段がありません(コハクにも蝶の痣はあるが、第3世界線へ移動できない)。
そのためパラボラで描写されている通り第2世界線のソウを第3世界線へ移動させる必要がありました。このときにコハクとノアも便乗して第3世界線へ移動しました。

パラボラにてソウと接触したノア

これは蝶の痣が時の砂でできていることが原因です。

「あれ? C204に時の砂が入っているのになんで蝶の痣があるの?」と思った方、いい質問です(誰?)
実は第3世界線のソウが所持していたC204には時の砂が入っていません。
群青シグナルのMVを振り返ってみると空なことが確認できます。

手に持っているC204に「0210」と書いてあり、時の砂が入っていない

つまり、C204を手に入れるだけでなく時の砂(蝶の痣)の回収も必要だったことがわかります。
芋づる式で事故でノアが第1世界線から第2世界線が飛ばされたときに
「C204の容器である砂時計は第3世界線へ、中身の時の砂は第2世界線で蝶の痣となってバラバラになった」
事がわかります。
これの裏付けが、スカイストリート1のちほー紹介文です。

https://maimai.sega.jp/area/skystreet/

「4人の頭上に無数の蝶が煌々と舞い、その不可思議な光景が消えた時、彼らの左手には蝶の形の奇妙な痣が…。」
さらに、スカイストリート1の楽曲の「REAL VOICE」「オリフィス」「パラボラ」は世界線年表の通り、全て第2世界線上の出来事であり尚且つ蝶の痣が関連し、第1世界線では蝶の痣について一度も言及されていないことからも、ほぼ間違いないでしょう。

第1世界線の曲は蝶の痣の話は出てこない

…はい。まだアンバークロニクルの新情報には触れてないのに、こんなに分かることが増えました。

ということで知りたかった部分、曲紹介文の後半のRIFFRAINと同じ場面の描写をまとめると

  • モモとナノハの蝶の痣(時の砂)を回収した

  • アカツキの蝶の痣は回収できなかった

  • 第3世界線のアカツキ、モモ、ナノハは過去を変えたことを覚えている(第2世界線からの移動)

  • コハクは未来でC204を破壊し、自ら命を絶とうとしている

  • 時の砂を回収した後、完全な状態のC204で未来へ移動した

ということで、RIFFRAINのMVだけでは描写があやふやだった部分がしっかりと文章で説明されました。
モモとナノハの蝶の痣が消えた理由はC204に時の砂を戻したから、アカツキと揉めた描写は蝶の痣を回収しようとしたから、アカツキの蝶の痣が消える描写がなかったのは回収できなかったから…

RIFFRAINでアカツキに襲いかかったシーン
手には砂時計
アカツキに制止されて蝶の痣を回収できず

そして、ソウが駆けつけてすぐにコハクとノアは未来へ移動しました。
最後に、コハクとノアの誓いについてはMVの間奏部分に一瞬映っています。

「私とノアの誓い」
「君の願いはかなえられると伝えたい」

これが【AMBER CHRONICLE】、「コハクの物語」の全容です。
あとはC204を破壊するだけ。
未来へ移動した先に待ち受けていた結末とは…。
物語はスカイストリートちほー4のパフェチャレ曲であり全ての終着点へ。


























Kairos

そう、これは悪い夢だ……

過ぎていく時間の断片を見つめながら、2人はそう呟いた。
ここはC204を使い、一つの決着がついた世界。

―たどり着いたその場所は、君が望んだ世界だろうか?

「Kairos」の曲紹介文













そう、これは悪い夢だ
ああ、僕は生きているんだ

君を救う 琥珀色
その瞳すぐに消えちゃうような
気がしたんだ
僕は君とただ
生きていたい

失くさないために─!
時を戻した、
何度も 何度も 何度だって
君がいる世界を 僕を戻して、
何度も 何度も 何度だって
見つけるから 命に替えて守る─!
そう決めた あの日を胸に
嫌だよ 神様 どうか
どうか 壊さないで

Kairosの歌詞
蝶の痣を回収しなかったことにより、コハクと同じ未来にいるアカツキ
アカツキと同じ未来にいるコハク
ノアが暁から「最後にくれた言葉」
C204を破壊したことにより未来が変わり、コハクからノアの存在が消えていく
コハクとアカツキ
消えていくコハク
逆回転する時計の演出
C204の破壊により存在しないはずの矛盾した世界線にアカツキは永遠にさまようことになる

「カイロス時間」
─── 人間の主観的な時間を表す

ギリシア・ローマ神話辞典

⑤.
時系列順
スカイストリートちほー1~4のストーリー

第1世界線、幼少期のアカツキはコハクの目の前で舞を見せるが
それにより旧神を降ろし、コハクが呪われる

17になったアカツキは襲名式にてヤタガラスの神託を受ける
そこでコハクが死ぬことを知る

5ヶ月後コハクとアカツキは「最後の約束」を交わしたのち、コハク死亡

過去に戻ることができる砂時計、C204発見
アカツキは過去に戻りコハクを救おうとする

過去を変えたことにより世界崩壊

暁は過去の自分を消すためにラウムを設立
コハクのクローンを作る

31番目の実験体、ノアが誕生

暁はノアに「最後の言葉」を言いノアを過去に送る

過去に戻ったノアはアカツキを殺害
自身の存在が矛盾するため消失する

しかし、31誕生瞬間に意識が戻り無限ループに陥る

ある無限ループ中の過去に戻るとき、
C204を時の狭間で失い第2世界線に飛び無限ループ脱出
このときC204の容器と中身が別の世界線に散らばる

第2世界線にて幼少期のコハクとノアが融合
コハクとノアの別々の意識が同一の身体に宿る

ノアはコハクに第1世界線の出来事を伝える
世界をやり直す【AMBER CHRONICLE】を計画し
コハクとノアは「誓い」をたてる

第2世界線ではC204の中身の時の砂が蝶の痣となり
アカツキ、モモ、ナノハ、ソウに表れる(コハクも)

C204の容器を捜索、入手するために蝶の噂を流し
スカイストリートにアカツキ、モモ、ナノハ、ソウを集め
タイムリープを促す

第3世界線にてC204の容器を発見
第2世界線のソウの蝶の痣を利用し世界線を跨ぐ

第3世界線の幼少期のソウからC204を奪う

C204を使いモモ、ナノハ、ソウが望みを叶えた未来まで移動
コハクが失踪扱いになる

アカツキ、モモ、ナノハから時の砂を回収するために襲撃
アカツキの時の砂の回収に失敗するが
そのまま強行しさらに未来へ飛んでC204の破壊を試みる

第3世界線の未来でC204を破壊
これにより第1世界線からC204を使い世界線移動してきたノアは
暁が31を制作するという可能性がなくなり
コハクの中から存在が消えてしまう

C204を破壊した後の未来も消えるはずだが
時の砂が残っているアカツキは
蝶の痣ができる原因とC204の破壊で矛盾
存在しない世界線に永遠に囚われる


⑥.
あとがき

いかがでしたでしょうか? (アフィサイト)
いやもう疲れました。流石に今回のイベントで一番長い記事なんじゃないですかね? 画像63枚って何?
で、残っている伏線としては

  1. コハクとアカツキの「最後の約束」

  2. 暁がノアに言った「最後の言葉」

の上2つですが、KairosのMVと歌詞みたらもうこれが"答え"でしょってなります。つまり言葉の内容はどうでもよくて意味と想いが重要ってことです。

あとはユウキって誰だよとか、群青シグナルの曲紹介文でソウが言った「あの野郎」はコハクのことでいいんだよね? 野郎ってことはコハクってもしかして男!?とか、スカイストリート2と4でコハクとノアの目の色逆とか…

でももうKairosのMVを見せられちゃったら、ぶっちゃけどうでもよくね???
って当時も今も思ってます。

スカイストリート2
スカイストリート4
誰かSEGA本社にいってMasako Wadaさんに聞いてきて

それと、本当はそれぞれの曲の歌詞が場面の描写に沿った歌詞なんですよ~!
…ってことも記載したかったのですが、そうなると歌詞全文も掲載する必要があって、ただでさえ文字が多くて読みにくいこの記事がさらに読みにくくなるのでカットしました。
それぞれの曲のYoutubeの概要欄にだいたい歌詞が乗っているので、曲を聞いて再生数稼いであげてください。

これにて、Splashのスカイストリートちほー1からバージョンを5つも跨いで、2年8ヶ月も続いていたスカイストリートちほーのストーリーが完結しました。
いや~めでたしめでたし。


ドン

…?

筆者↓

Huh?

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え…?
スカイストリートちほーはもう終わったでしょ…まだ続くの…???

次回予告
【maimai】スカイストリートちほーのストーリーを解説 (5,6)
に続きます。

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