アンリ・シャルパンティエの打率におののく
過日、同じ勤務地にいらっしゃる方が退職された。
普段節制しているのでたまにはいいだろうと、共に美味しいスペアリブのお店に行く。
ドレッシング無しサラダと減塩チーズと糖質オフパンで生活している身に脂と塩ッ気が染みる。アドレナリンがギンギンに放出されているのがわかった。こいつはあれだな。ビールを飲みたくなるやつだ。
しかしこの後ひどく胃もたれして、晩飯が碌に喉を通らなかった。血圧も目玉が飛び出るくらい高くなってしまった。
幸福の代償は大きい。
彼女の退職にあたり、お好きそうだからとアンリ・シャルパンティエの焼菓子を見繕ったのだが…
なんと、彼女も私にアンリ・シャルパンティエのお菓子詰め合わせを用意してくれていた。
か、かぶった〜!!!
大人しく(?)ヨックモックのシガールにしておけばよかった。
しかし「一番好きなお菓子屋さんなの」と慰めかわからぬが言ってくださったので、結果オーライだと思いたい。
引越し時にご近所さんに配って回ったのもアンリ・シャルパンティエだったのだが、上の階のお母様も「一番好きなお菓子屋さんなの」と言っていた。
3〜40代のおなごのスイートスポット、アンリ・シャルパンティエ。やるなおぬし。
私もここのザ・ショートケーキは大好きだ。美川憲一もなんかのテレビで絶賛していた気がする。焼菓子も間違いないしなんかオシャレだし。まぁ要するに、安牌というやつなのだ。
退職されたお姉様が、妊婦である私に向かって「どうか子供が産まれても旦那さんを大事にしてあげてね。私はできなかったけど」と言って去っていった。
肝に銘じよう。
しかしこの血圧をどうしよう。
とりあえずまだ入院する訳にはいかない。やるべき事が山のように溜まっている。
血圧がこのまま上昇し続けると、次の検診で「ハイ今から入院ね〜」と言われかねない。
もう二月じゃん!仕事溜まりすぎててやばい!と思っていたけれど、今は毎日の血圧測定が恐怖過ぎて一週間が長い。しかしすぐ倒れる為家人に就寝を見張られており、以前より日中の稼働時間はグッと限られているはずだ。
人間の時間感覚なんてアテにならない。
今日鬼滅の刃の劇場版を観に行って、本放送の頃には母になっている(多分)と思うと感慨深かった。放送が発表された頃はまだかまだかと思っていたのに、あっちゅーまだ。
禰豆子ちゃんが陽の光を克服する時には私も血圧計とさよならしたい。
とか言いつつ、2時間座席に座った後は足がむくんで立てなかった。日に日に体調が悪化してゆくかなしみ。
帰宅後、家人の成した仕事を眺めながら夕飯を食べる。
てんやわんやで頑張っていたので私も頑張ってやろうじゃないかと奮起した。
引き続き食生活と運動に注意しつつ、血圧については考え過ぎるのをやめることにする。ストレス以外の何者でもないしね。
さきほど買った鬼滅のパンフレットでも読んでから、まったり仕事でもしましょうか。お供は温かいルイボスティーにしよう。