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あらゆる悩みを解決 取り扱い商品2200以上 意外な商品や印象深い商品も

こんにちは。新橋製紙で社長を務めている山﨑です。弊社のnoteをご覧いただき、ありがとうございます。

静岡県富士市に本社を置く新橋製紙は1948年創業の製紙メーカーです。日本で初めてトイレットペーパーの試作に成功した企業としてトイレットペーパーやペーパータオルを製造・販売しながら、他の製紙メーカーにはないユニークな事業や取り組みを展開しています。

大きな特徴の1つが、商社事業で業績を伸ばしているところです。事業の詳細は前回のnoteでご説明しているので、ぜひご覧ください。今回のnoteでは、商社事業で実際に取り扱っている意外な商品や思い入れのある商品について、営業部の2人にインタビューしました。聞き手は弊社のオリジナルキャラクター、メリーにお願いしました。

製紙メーカーが商社!? 事業の詳しい内容はこちら
https://note.com/shimbashi1948/n/n6bb924913a8a


<商社事業の中心を担う新橋製紙営業部の池尻(右)と青木>

プロフィール

メリー:新橋製紙のオリジナルキャラクター。3月29日生まれの5歳。身長51センチ、体重5.1キロ。好きな食べ物は紙。趣味はボール遊び。

池尻昭文:取締役営業部長。九州で商社勤務を経て2010年に入社。営業統括、商社担当。趣味は娘の影響で始めたテニスと愛犬の散歩。特技は初対面で仲良くなること、カラオケ。好きな言葉は「ありがとう」。

青木芳晴:営業部課長。四国の製紙メーカーを経て2018年に入社。北関東、関西、四国の営業を担当。趣味は旅行とドライブ。特技は1日寝れば嫌なことを忘れられる切り替えの早さ。好きな言葉は「笑顔」と「感謝」。


<インタビュアーは新橋製紙のオリジナルキャラクター・メリーです>

2200以上の商品を仕入れて販売 意外な商品も

メリー:新橋製紙は15年前に商社事業を始めたんだよね。どんな商品を扱っているの?

池尻:新橋製紙は自社のトイレットペーパーやペーパータオルの他に、あらゆる商品を仕入れて販売しています。製紙メーカーでありながら、商社のような事業を拡大していることは前回のnoteで伝えましたね。取り扱っている商品は手袋や洗剤といった衛生用品を中心に、約2200もあります。お取り引きしている企業は介護施設や宿泊施設、飲食店や工場など100社を超えています。

メリー:取り扱っている商品の中には、意外なものもあるのかな?

青木:「とろみ剤」の需要が高いのは意外かもしれませんね。とろみ剤は筋肉が弱くて自分一人で食事するのが難しい人に向けた商品で、お茶やみそ汁に入れて使います。そのまま水分を取ろうとすると、肺に直接入って誤嚥性肺炎になってしまうリスクがあります。とろみ剤を入れることで飲み込みやすくなるんです。主に病院や介護施設から注文を受けています。

池尻:生の笹の葉をたくさん仕入れた時期もあったね。焼肉、寿司、焼き魚などの下に敷く用途で、飲食店に販売しました。日本食ブームの影響で海外からも需要がありました。焼肉屋さん向けには、トングや網も扱っています。

<焼肉屋さんや寿司屋さんなどで重宝される笹の葉>

訪問先で常にキョロキョロ 笹の葉も販売

メリー:何で、笹の葉を販売しようと思ったの?

池尻:元々、手袋やアルコール消毒の販売で飲食業とはお付き合いがありました。私たちはお客さまのところへ伺うと、「何か不足しているものはないかな?」、「売上や作業効率化に貢献できるものを紹介できないかな?」と無意識に考えています。その一環で笹の葉をご提案しました。安く仕入れられるルートもあったので、販売することになりました。

青木:訪問先で不足している商品がないのか、常に探していますよね。笹の葉を扱うようになってから、プライベートで行った飲食店で笹が使われているのを見ると親近感が沸きます。新橋製紙は食べ物を除いて、生活に必要なアイテムが何でも手に入ると思います。

<非接触の体温計販売で新橋製紙史上最高額の伝票を切った青木>

印象深い「非接触の体温計」 最高額を記録

メリー:商社事業を始めてから、印象に残っている商品を教えて。

青木:色々ありますが、1つ挙げるとしたらコロナ禍で販売した「非接触の体温計」ですね。当時は、あらゆる業種で検温が求められていました。私は取り引きの先の紙問屋さんから、「付き合いのあるガソリンスタンドが非接触の体温計を大量に必要としているんだけど、相談に乗ってもらえる?」と声をかけられました。話を聞いてみると、全国展開しているガソリンスタンドで、非接触の体温計を4000台購入したいとのことでした。

池尻:数も金額も大きくて、驚いたよね。1つの伝票で切った金額としては、新橋製紙史上で最高額だったから。

青木:紙問屋さんから連絡を受けて、最終的に4000台を納入するまで3か月くらいかかりました。ガソリンスタンドの条件に合った体温計を大量にそろえることも、金額面の交渉も大変でした。

<社内で作成している伝票です>

メリー:なぜ、そのガソリンスタンドや紙問屋さんは、それだけ大きな取り引きを製紙メーカーの新橋製紙にお願いしたの?非接触の体温計を専門に販売している企業に依頼した方が良さそうなのに。

青木:そのガソリンスタンドとは、それまでに取り引きが全くありませんでした。ただ、ガソリンスタンドから相談を受けた紙問屋さんと私たちはお付き合いがあり、色んな商品を卸していました。その関係性から「新橋製紙に相談すれば何とかなる」と思っていただけたようです。製紙メーカーが検温器を扱っているとは、なかなかイメージできないですよね。

池尻:納品後にガソリンスタンドの社長さんと初めてお会いした時、「新橋製紙さんは製紙メーカーですよね?なぜ、検温器を用意できるんですか?」とびっくりされたよね。

青木:ガソリンスタンドは新橋製紙以外にも声をかけていたので、競合となっていました。私たちが検温器を仕入れたのは、新型コロナをきっかけに仲良くなった企業です。パーティション、マスク、エプロンなど感染対策の商品で取り引きがありました。非接触の体温計は様々なタイプがありますし、当時は需要が非常に高い時期でした。その中で、ガソリンスタンドが希望するタイプで、数量も価格も満足してもらえる内容でご提案できたのは、色んな力が1つになったからだと思っています。周りに恵まれました。

<息がピッタリな池尻(右)と青木は新橋製紙の名コンビです>

取り引き先の課題解決 新たなビジネスを支援

メリー:池尻さんが記憶に残っている商品は?

池尻:私もコロナ禍に印象深い取り引きがありました。東京にある洋紙問屋さんから、「オフィス用紙以外の売上をつくっていきたいが、どうしたら良いのか分からない」と相談を受けました。その問屋さんは若い従業員が多く、このままコピー用紙を中心としたオフィス用紙の販売だけでは会社の成長はないと危機感を抱いていました。そこで、アルコール消毒液の販売をご提案して、販売をサポートしました。

メリー:新橋製紙ではたくさん扱っている商品がある中、何でアルコール消毒液を勧めたの?

池尻:その問屋さんが洋紙を卸しているのは、主に学校関係でした。学校への販路はあったものの、紙以外の商品の売り方が分からなかったわけです。学校との相性の良さや販売のしやすさを考えた時、アルコール消毒が一番良いと判断しました。販売を始めた頃は新型コロナ前でしたが、感染が拡大して一気にアルコール消毒の需要が高まりました。

青木:消毒液で成功事例ができたので、手袋やコロナ・インフルエンザの検査キットなど継続的にお取り引きしていますよね。若い従業員が多く、新しい試みに抵抗が少ない面もプラスに働いたと感じています。時代の変化に合わせて事業を変えていこうとする姿勢が新橋製紙と似ています。

池尻:洋紙問屋さんの強みを生かした新たなビジネスをサポートできてうれしかったですね。新型コロナの影響を強く受けた3年間は学びが多く、売上も伸ばせました。新型コロナで今までのように対面での営業ができなくなり、日頃のお付き合いや築き上げた関係性の大切さに改めて気付きました。お客さまに恵まれていることも実感しましたね。これからも、「新橋製紙に相談すればゼロ解答にはならない」という信頼を深めていきたいと思っています。

今回のnoteは以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。2回に渡って、弊社の商社事業についてお伝えしました。製紙業自体はかつてのような勢いがない中でも弊社が業績を伸ばせているのは、「変化を恐れないチャレンジ精神」と「お取り引き先との関係づくり」だと自負しています。「困った時は新橋製紙に相談しよう」と思っていただける存在であり続けたいと思っています。

企業情報

社名:新橋製紙株式会社
本社所在地:静岡県富士市依田橋町1-5
電話番号:0545-52-0906
公式HP:https://www.shimbashi-paper.jp/index.html
公式Instagram:https://www.instagram.com/shimbashi1948/

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