わたしにとって夫は人生を持ち上げてくれる存在
現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦兼フリーランスをしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。
前回書いた夫との生活の記事に色々と反響があり、嬉しい限りです。
やっぱり夫婦とは言え、他人は他人。
合わないこともあれば、何だこの人と思うこともしばしば。
それが各家庭で内容は違えど、きっと皆さん同じような経験をしているんだなと思い、わたしも一人でくよくよ考え込まず、みんなあるあるの共通事項として捉えていこうと思います。
さて今日は、いつも夫のあまり良くないポイントばかりに注力して書いているので（ごめん笑）、わたしが夫と一緒にいて良いと思っていることを掘り下げて書いて見ようと思います。
そもそも、わたしは結婚願望があまりない状態で結婚しているので、世の中の一般的な女子たちの望むような、憧れの結婚生活！みたいなものを想像されると、わたしが夫に対して良いと思っているポイントが、めちゃくちゃ現実的で可愛げがないものに思えると思います。
でもこれはわたしが人生のパートナーに、夫を選んだ理由にも直結する話だと思うので、この女全然可愛げないな～と思って呼んでいただけたらと思います。
理想の結婚相手は自分の人生を持ち上げてくれる人
そもそも、結婚したい！という強い気持ちは全然なかったわたしですが、なんとなく、もし結婚するなら自分の人生を高めてくれるような人が良いなとぼんやり思っていました。
これは、自分のステータスをあげてくれるという意味ではないので、そこは強めに強調したいです！！
例えば、お金持ちと結婚すれば自分の生活が豊かになる！とか、学歴や会社が良いからこの人と一緒になりたい、みたいなそうゆう感覚とは違うと思います。
わたしの思う人生を高めてくれると言うのは、知らないことを知ろうとする学習意欲が高かったり、常に自分をアップデートしていけることだったり、現状維持より少しでも前に進もうと思える姿勢であったり、そういうことを息をするように当たり前の感覚として持っている人のことを指しています。
わたし自身が少しそういった感覚を持っていることが起因していると思いますが、同じような感覚を持っている人と一緒にいられたら、お互い向上していけるんだろうなと思っていました。
だから、結婚したいよりも、そういう人が自分の1番近くにいることが、自分の人生の幸せに繋がるんだろうなと思います。
夫の凄いなと思うことは、本当に息をするように当たり前にそれらをしていて、それをひけらかさないところ。
夫は今の会社は2社目なのですが、結婚する前にどうして転職したの？と聞いたことがありました。
その時に、自分の中でやりたくないことリストを書いてみたら、今やっていることがものすごく当てはまっていたとのこと。
その時には、もう辞めたいなという気持ちがあったのでやりたくないことリストを書いたのだと思いますが、その行動を選んだのが凄いなと思います。
そして、次に転職するところでは、このやりたくないことリストに書いてあること以外のことをしようと決めて、今の会社にいるんだとか。
他の友人などに同じ質問をしても、だいたい「上司と合わない」とか「人間関係が」とか「残業が多くて」とか何かしら外部要因の理由が多いのですが、自分がそこに適応しているかどうか、そして次のアクションまで決めて実行しているのが凄いなと感心してしまいました。
そして、今の会社に入ってからも、今年の目標は転職活動をして自分の市場価値を知ること！と今年の年明けに教えてくれ、それにもわたしは感心しました。
今の会社は大手企業だし、もし自分がそこにいたら安心しきってしまうと言うか、そこでどう上手くやっていくかを考えてしまうと思うのですが、自分により良いところがあれば場所を変えるという選択を持っているのが、凄いことだな～と思います。
また、自分のライフプランなるものを持っていて（これは内容は教えてくれません）、２０歳までにこれをしたい、３０歳までにこれをしたい、４０歳までに・・・と明確に目標を決めているんだとか。
軌道修正はあるものの、きっと自分のありたい姿から逆算して今何をするかを考えているのかな？と思います。
わたしはそこまで明確に自分のことを決められていないし、まず目標がぼんやりとしてしまっているので、その考え方は凄いなと思いました。
いわゆる意識高い系でしょ？
こう言う話をすると、「いわゆる意識高い系でしょ？」と思われるかもしれませんが、わたしも夫も全く意識高い系ではないんですよね。少なくとも自分たちはそう思っています。
というかわたしたち夫婦が1番苦手なタイプが意識高い系かもしれません。
前の会社で、ザ・ベンチャー企業と一緒に事業の立ち上げをしていたのですが、そこでヒシヒシと感じていたのが、この人たち意識高い系だな～という感覚。
上手く言語化してお伝え出来ないのが大変もどかしいですが、こういう人たちって〇〇大学卒とか、元〇〇会社とか、年収〇〇万円とか、商談◯件獲得／月とか、ステータスにとにかく威厳を持たせたがる。
それ、どのビジネス書から引用してきたん？みたいな取ってつけたような言葉ばかりが飛び交う世界。
そして1番思うのが、出来ない人に対して厳しいこと。
自分は日々色々な努力をしているのは分かるのですが、それが出来ていない人に対してものすごく厳しい。これが大きな違いだなと思います。
わたしと夫は、学習欲は高いので自分のために色々やったり、勉強したり情報を得ることが好きですが、それは自分が興味があって好きだからやっているだけであって、他人に全く興味がありません。
あくまで自分のためにやっているのです。
ただ、知りたい、やりたい、興味深い！っていう感覚です。
あとこれは完全なるわたしの偏見ですが、意識高い系は大きな夢を見がち！笑
夢をみることはいいですが、「俺たちで世界を変えよう！」みたいなことを言われると、「え、さむっ」ってなります（笑）
そんな人いる？って思うかもですが、わたしはこれを商談の際に毎回本当に言われていて、凍りついておりました（笑）
わたしは夫の着実さが本当に凄いと思います。
地に足付いているというか、自分の身の丈を知っているというか。
人間急に浮上することって出来ないと思うんですよね。
急にお金持ちになっても、それをどう使って良いのか困ります。
急に大きな会社の社長になっても、どうしていいか困ってしまいます。
着実に一歩ずつ自分の価値を高めていっている夫を見ていると、見習わないといけないことばかりで、自分も出来ることを着実にしていかないといけないなと思わされます。
お互いがお互いを高め合う関係
わたしはこのお互いが成長し続けたいと思っている感覚が、とても心地良いんだと思います。
別に成長することが良いことだ！と思っているわけではありません（そう思っている人は意識高い系かも）
みんながみんな成長しなくても良いのかもしれません。別に現状維持が心地良い人がいても良いと思います。
わたしが一緒にいる人は、自分と同じように成長していける人だと自分にとって居心地がいい、というだけのことです。
そして、そういう考えを持っていない人と話すのが、少し窮屈に感じるんですよね。
会社を辞めてから、なんでそんなに色んなことやってるの？と言われることが多く、普通に自分が興味があるからですが、これが全然通じない。今こういうことに興味があってね、という話をしても全然通じない。
とにかく会話が通じなくて窮屈！！！
昨日夫がニコニコしながら携帯を見ていたので、「なにしてるの？」と聞いたら、生成AIにプレゼン資料作らせてみたらこんな感じになってさ～とご機嫌で話していました。
わたしはこれは夫のいいところだと思います。
とにかく興味のあるものを触ってみる、やってみる。
全然実用的じゃないじゃーん。指示出しを変えてみたら？？
なんて会話を１時間くらいしていまいした。
すると、夫は会社でこの話をしても誰も聞いてくれなかったけど、家に返ってきて同じ話をしたら、わたしはちゃんと聞いてくれたとのこと。
聞いてくれなかったというより、誰も興味を示さなかったんだと思いますが、分かるよ分かるよ～～となりました。
わたしたちは特段、趣味や好きなことが似ているわけではないですが、こういう新しいこと、未知なこと、自分の世界が広がることにお互い興味があって会話が通じる、それが１番近くにいる夫であるというのがわたしは本当に心地良いです。
そして、夫と出会う前のわたしはただの会社員でした。
今は自分の人生に模索しているところではありますが、完全に前の自分の人生より豊かになっているなと感じます。
この豊かは、経験だったり、人脈だったり、知らないことに触れること、興味の枠が広がることなどです。
今日はこんな良いことばっかり言ってますが、相変わらず洗濯物は畳まないし、床に寝そべっちゃうし、飲んだコップはそのまま置きっぱなしだし、家を汚しまくるのは全く改善されません。喧嘩もちゃんとして、ちゃんとムカつきます。
でも、夫と出会ったことによって自分の人生を持ち上げてもらっているんじゃないかなと思います。
そして夫も、わたしと出会ったことにより、人生がより豊かになってくれたら良いなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
シンバ🦁