12月30日バンド喫茶@京都ネガポジ
年末、連日の諸々で案の定身体がノックダウン気味、くわえて咳が止まらず、前日に薬を、コデインリン酸などをがぶ飲みして無理矢理に整えて、のど飴を常時舐めつつ京都へ、前から世話になっているネガポジというライヴハウスの年内ラストイベントにて演奏した。バンドと寄席の融合イベントで、私も何組かの芸人を紹介して呼ばせてもらった。どうすれば笑いと音楽の両方を楽しく見れるか?を店長と前々から打ち合わせしていたから、その空気作りのために、MCがいたり、前と後ろの舞台で交互にやったりと、その試みは良かったと思う。出演者のカセカチー・タイゾーがおもむろに近づいて来て、今年もお世話になったんで、これ、まあ、クリスマスプレゼントです〜、っていつもの調子でプレゼントをくれた。可愛らしい薬ケースとおすすめ選曲CDRで、とても嬉しかった。今度はおれもおすすめプレイリストでCDR作ってプレゼントするわ!って言ったら、喜んでた。好きな子にプレイリストCDRを作って渡した思い出が蘇る。カセカチーは相変わらずの飄々具合で、あの、清志郎?さんでしたっけ?の歌も、聴きましたよ、あの歌が好きでした、ええと…と携帯メモを見ながら、「よごれた顔でこんにちは」です、と言うから、やっぱり彼はセンスがある。さて、肝心のバンドの演奏、初めのうちは楽しくロックを演っていたが、汗がたらたら止まらず、ちょっとこれヤバい…と思った頃にはガタガタに崩れた。だけどロックのライヴでは、それもまたロックになるのだ。笑いの世界では、負けること、寝坊すること、何でも笑いにしちゃえばオールオッケーみたいな精神があって、それはロックでも同じだと思う。演奏や歌が下手であること、ダサいこと、不細工なこと、それらは何らデメリットでは無い。全てはロックに昇華出来るのである。とはいえ、終演後には妙な寒気もしてきたので終電で帰った。いつの間にか大晦日になっていた。今回のライヴでベースの村橋くんは脱退、それに伴いドラムの檜山は「もうこの際、嶋仲ひとりのバンドにして、おれもサポートメンバーになる」と訳の分からぬことを言っていたが、とりあえず自分は、自分のために、音楽の活動を続ける。次のライヴは2月6日、難波メレです。
いいなと思ったら応援しよう!
