1万回のスキ

noteから「1万回のスキおめでとうございます!」の通知が来た。こうしてたらたらと駄文を連ねているうちに、誰かも分からん様々な人たちから1万回も「好き」と言われたのだ。これはとんでもないことである。試しに一度口に出してみれば良い。好き好き好き好き好き好き、って、1万回言うのにどのくらい時間が掛かるだろうか?指ひとつでポチッと送れるものだが、それでも、私が大量に好かれているということが判明したのである。

…それで舞い上がるような私ではない。たとえあなたに何万回好きと言われようと、心が揺らぐ私ではない。そんなことより、あの娘のたった一度の鼻歌に心が躍る。人というのは勝手なもので、好きな人からの好きは嬉しい、その反面、好きでもない人から好きと言われても、はぁそうですか、としか思わないのだ。それどころか、迷惑に感じたり鬱陶しくなったり、時には恐怖にすらなる。でも、自分にも好きな人がいて、その相手には何とかして想いを伝えたい。そうして好きの矢印が複雑に飛び交って、誰かに突き刺さったり、誰かと誰かが出逢ったりする。

私は人のnoteにスキを押すことはないが、ひとつだけ昔からずっと読んでいるnoteがあって、それにだけはスキを押している。一度バレてちょっと恥ずかしかったけど、毎回、押すようにしている。

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ヤング嶋仲
何もいりません。舞台に来てください。