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一緒にぼうけんしよう!
7月の某日、立川にあるPLAY!MUSEUMに降り立った。
前回「谷川俊太郎展」を見た時から、この次の特別展も行こうと結構しっかり心に決めていて、恐らく楽しみにしていた。
「エルマーのぼうけん展」
入り口にボリスくんがいて、それだけでもう可愛い。
よくよく考えると、幼少期にはエルマーのぼうけん3冊はすごく読んだはずなのに、ほとんど内容覚えていなくて、読み返そうかなとも思ったが、行きたい方が先に来た。
ポケット版も出ているから今度読み返そう。
でも、別に内容覚えていなくても、「そうだった〜」ということがわかる展示で、何も問題なかった。
展示入り口を入ると、木道のように道ができていて、私は戸惑った。
「ここ、登っていいの?子ども限定?え?」
思わずスタッフに聞いてしまった。
「ここ登って大丈夫ですか?靴のままで大丈夫ですか?」
「大丈夫です!どうぞ!」
笑顔で対応してもらえた。
ありがたい。
入り口でワタワタするいい大人……誰もいなくてよかった。いや、いたらどうしたらいいか観察できたのか……
まあ、無事にエルマーと一緒に冒険に出ることに成功したわけだ。
木道がいい味を出している。
BGMもジャングルの木々のざわめきや鳥や獣の鳴き声などが流れていて、エルマーの世界に入り込んだような錯覚を覚える。
行く先々に動物のパネルがあるのも面白い。
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「内容覚えてないけど……」の杞憂は吹っ飛んだ。
原画もたっぷりと展示してあって、見どころが満載。
何より、木道の先、あのワニにペロペロキャンディーを渡して、背中を渡るシーンの再現ができる。
ワニの背を渡れるのだ。
しかも、背に乗るとワニが呻く。
すごく楽しかった。
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「エルマーのぼうけん」から「エルマーとりゅう」へ。
表紙のカラー原画もあり、「そうそう!これこれ!」という思い出に浸る。
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地図が大きくなって展示されていたり、嵐の中を飛ぶ演出を楽しめるトンネルがあったり、展示だけでなく、音や映像も楽しい。
最後は「エルマーと16匹のりゅう」
ボリスくん、ここまでずっと「りゅう」と呼ばれていて、固有名詞はなかったのだ。
だから「ボリス」という名を聞いてもあまりピンと来ていなかったのだが、ここまで来ないと名前が判明しなかったからかと納得。
一作目から「ボリス」と呼ばれていたなら、また違ったのだろう、最後の方で明かされるりゅうの名前だった。
しかも明かさない理由が「名前がカッコよくないし恥ずかしい」ということだったのだから。
エルマーなんてファミリーネームが「エレベーター」だぞ。
「上に参ります」だぞ。下でもいいけど。
ボリスくんの名前いいと思うけどなぁ。
16匹のりゅうのお話のゾーンも賑やかな演出があり、これも楽しい。
結果楽しい。
最後は作者の生い立ちなどの展示もあり、そして、「図書室」もある。
「エルマーのぼうけん」にちなんで「ぼうけん」を感じられる書籍がたくさん置いてあるのだ。
そこでゆっくり読書を楽しむのもいいだろう。
また、ここは一回出ても、受付でもらうシールがあればその日1日再入場ができる。
何度もエルマーとの冒険を楽しむことも可能なのだ。
来場記念にポップアップカードももらえて、エルマーのぼうけんの世界に浸った1日となった。