8月28日 太田記念美術館
8月28日、明治神宮へ月参りした後はこちらに行ってきました。
何年も前に同じテーマで行っていた時に行って、それがとても面白かったのと、いくつか別の美術館で拝見していて、それをもう一度見たかったのです。
前期後期と完全入れ替え制のため、これを書いている今は後期展示に入ったので前期の展示は見れませんが。
後期は「相馬の古内裏」が見られるので、ぜひ。
前期、個人的には源頼光と四天王たちの妖怪退治。特に歌川国芳と月岡芳年が同じ「土蜘蛛退治」の題材を同じ構図で書いているのの比較が面白かったです。
どっちがどっちだったか忘れましたが、先に書かれたものを同じ構図で書いたもので、後からの方が迫力が増しているというのがわかって、進化したと思ったわけです。
それから、妖怪がたくさん出てきますが、結構人間の方が強いものも多くてですね。「生きてる人間の方が強いんだよ!」って討伐しているのもありましたね。
あの九尾の狐で有名な玉藻御前が狐の姿に戻って逃げていく様子の絵とか、まさに「生きてる人間に勝てると思ってるのか!?妖怪風情が!」ってべらんめい口調で追い返してそうだなと思いました。
刀の柄に手をかけて後ろから襲おうとした鬼を睨みつけた武士(誰だったか忘れた)に驚く鬼なんてのもありまして、「人間強い…」となりました。
もちろん、ちゃんと妖怪が妖怪しているのもありましたよ。
後期も全部展示が変わって、どんなのが見られるのかなぁと楽しみなのです。行く予定は立てているので行けると思うのですけどね〜。
だって、相馬の古内裏は見たいのです!
私は行っていないのですが(そして、おそらく行けそうにない……)太田美術館が浮世絵という江戸や明治期のお化けを特集しているなら、立川市にある「プレイ!ミュージアム」では「おばけ?展」が開催されています。
どういう内容かも私はわかっていないのですが、多分、今ならではのお化けの捉え方の展示会なのではないかな?と思います。
昔と今、比べてみるのも楽しかもしれませんね。
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