決着の箱根駅伝復路
箱根復路もいいお天気。
芦ノ湖の向こう側に朝日に照らし出される富士山がテレビ越しに神々しく。
そんな中始まった復路。
久しぶりに1位と2位のタイム差が1分以内っていうのを見たなぁという気分でした。もしかしたら忘れているだけかもしれませんが……
1位駒沢がスタートしてから30秒後に2位の中央大が、そして1位から2分ちょっとで3位の青学という順番。
その後続もテンポ良くスタートする感じで、今年は印象的にタイム差に開きがないように感じました。
10分以上は一斉スタートなれど、昨日のゴール時点での最終タイム差って20分いっているチームがあったかどうかくらいで、今年は1区のスロースタートのおかげか、結構均衡している感じでしたね。
それでも、6区山下りは1年生ながら区間賞に輝いた駒沢がじわりじわりとその後の区間でも2位との差を開いていったのですが。
青学は山登りに続き、当日エントリー変更の山下りの選手がブレーキに。
山登りもですけど、山下りは本当にそれに対応できないときついと思います。
山登りに目が行きがちですけど、山下りって普通に山下りていても足にくるんですよ。
それを駆け降りるわけですから、足への負担もそうですし、いかにブレーキをかけずにスピードをコントロールできるかっていうのもポイントになるんだと思うんですよね。
それを当日エントリー変更で、四番手くらいの選手に任せるのはそれだけでも結構な負担になると思いました。
そりゃ、そうなるとしか……
でも、9区、運も味方しましたよね。
3〜7位が集団を形成していてだんご状態だったので、岸本選手はそれをまるっと抜かしていって3位に順位を上げましたよ。
これもタイム差がそこまでなかったおかげなんでしょうね。もちろん岸本選手の走力あってこその抜きですけど。
シード権争いはずっとしてましたね。東洋大とかどうなるかと……一時は往路で19位でしたからね。なんとか10位9位争いで踏ん張っていました。
9区中継点で学連が繰り上げスタート、10区中継点でさらに2校が繰り上げになりましたが、いつもよりも少ない印象。
55年ぶりの立教は無事に襷を繋ぎ切りました。素晴らしいね!
2019年に上野監督が就任した時、箱根駅伝を寮で一緒に見ようと誘ったけど誰もこなったというところから、しっかりと箱根を走りきれるチームになったという今年の結果はまた次に繋がっていくんでしょうね。
学生より速い監督がいるわけですから、目指す選手がそこにいるって心強いですよね。
駒沢は9区中継時点で1分以上の差がついて、ある程度ここで勝負が決まった感がありました。
何が起こるかわからないのが箱根なので、最後まで気は抜けませんが、安定しているのだけはわかった。
そして、10区もそのまま安定の走りで駒沢の優勝。
出雲、全日本、に続き箱根も優勝し、史上5校目の3冠達成!おめでとうございます。
しかも、箱根は往路と総合だけでなく、復路優勝もしたのだから素晴らしい。
完全制覇での3冠でしたね。
大八木監督は監督を退き、総監督となるということで来年からはヘッドコーチが監督就任になるということ。
来年からは大八木節が聞けなくなるのですね。
有終の美、そして一つの時代が終わって次に進む感じがしました。
次は100回大会。全国から参加できるんですよね。
箱根の山、チャレンジしにきてください。常勝軍団でも苦しむのですから、甘く見ないように。
これで3日間の駅伝祭りが終幕!
今年は都道府県駅伝あるのかなぁ?
兎にも角にも次は100回大会です。それを楽しみにまたこの一年を生き切りますよ〜!