病院へ行くことを決意(巨大子宮筋腫 体験談②)
【前回までの体験談】
ダイエットもしていないのに短期間で4キロの体重減少。痩せて初めて右下腹部にテニスボールほどの腫れがあることに気づいて…
1人で不安を抱えた時期
お腹の異変を感じて不安になりつつも、なぜか旦那さんに言えなかった。
なぜ言わなかったのか、言えなかったのか。
今でもわからない。
そのころ、右下腹部の腫れ以外にも異変が起こりだしていた。
オリモノが急激に増えだしたのだ。
私は疲れるとカンジダになりやすく、オリモノには抵抗なかった。
でも、今回のオリモノは違う。
水のようにシャビシャビで、スカートまで貫通してしまうほどの量のオリモノが毎日。こんなオリモノは経験したことがない。
いつのまにか、オリモノシートが私の持ち物に加わった。
やっぱり子宮関係か・・・。
子宮筋腫の確率が高いと予想
毎日、旦那さんが寝静まったあとにネットで子宮のことを調べまくった。
「子宮が腫れた」「お腹だけが太い」そんな悩みで病院に行ったという体験談や記事を見つけた。
こぞって多かった病名は子宮筋腫だった。
子宮筋腫は良性の腫瘍。
小さいのが沢山できる人もいるし、大きいのが1つみたいな人もいる。
年齢は様々で若い子も、閉経した人でも関係なくできるようだ。
調べるうちに気になるワードにぶつかった。
「悪性、子宮肉腫」
「子宮肉腫は大きくなるスピードも早い」
子宮筋腫と似てるやつで子宮肉腫っていうのがあるらしい。
なんか、自分に当てはまるような…。
テニスボールの大きさになるまで、どのくらい期間がかかっていたのかわからないけど…
涙と共にあふれだした
気づけば季節は秋になっていた。
体重は更に2キロ減って50キロになった。
痩せたからなのか、お腹の腫れも余計めだってきたような気がする。
いよいよ心の不安は隠し切れなくなっていた。
ちょっとした旦那さんとの口喧嘩に涙があふれだす。
いつもなら、気にもならない言葉なのに。
このタイミングで、言うつもりなんかなかった。
でも、涙とともに気持ちも溢れ出してしまった。
「私、婦人科に行ってくる」
口喧嘩からの唐突な婦人科発言に呆け顔の旦那さんの顔を見つめる。
静かな声で「どうした?」
と聞かれ、涙が止まらない。
「子宮の病気かもしれない」
仰向けになって、お腹を見せながら今まで調べたことを伝えた。
伝え終わった時には涙は止まっていた。
打ち明けて冷静になったのもあったと思う。
でも私にはちょっと怒りも芽生えていた。
私はずっと悩んでいたのに・・・
お腹の形も変なのに・・・
セックスしてたとき気づかなかったのか・・・
複雑な気持ちを抱えながら、次の日に婦人科に行くことを決めた。