他の人のディレクションはおもしろい


あるお仕事で
他の方が撮影した写真をセレクトしている。

ずっと自分が撮影現場でディレクションしてきた仕事だけれど
今年は僕のポジションが変わり
ディレクションは他の方が担当している。

ずーっと自分で使う絵を作ってきたから
他の方がディレクションして作る絵がおもしろい!
とても新鮮!
もちろん、自分でディレクションしていても
毎回新しい絵は作るけれど
知らず知らずの内に
自分の好みやクセや傾向が出てくる。

今回、他の方がディレクションした写真を見て
カメラマンさんも別の方なので
いろいろと気が付くことがある。

違和感もあるし、発見もあるし
勉強にもなる。


ある写真を見て
自分が現場にいたらこうするな〜って
違和感を感じたり
もの足りなく思うこともある。

若い頃はやっていたけれど
最近はおざなりにしていたところを
きちんとやっている所を見て
やっぱりこうしたほうが
後で見やすいな、と気付かされることもある。

おー!こんな発想はなかったな!
こうやって撮るのか!!
という発見もある。

なかには
どういう意図で撮ったのかわからない
(自分だと使わない)絵もあって
これはなんだろうか?と考える。
大量にシャッターを切っているので
その場のノリや勢いで撮ったのでもなさそうだし…
どうやって使うんだ?と
考えるのも楽しい。

こうやって他の方のディレクションを見ることで
普段、自分が何気にやっていた
大切にしているポイントにも気が付けた。

細かい部分が多いのだけれど
絵の強さを左右する大切なポイント。
自分ならこうしているだろうな、って部分。
あらためて、それが絵に与える影響がわかって
これからもこの感覚は大切にしていこう
とか、そういったことも思う。


少し離れてみるのはおもしろい。

どっぷりと浸かっていたところから
離れてみたり
見方を変えてみたり
関わり方を変えてみたりする。
近くにいたり、慣れすぎると
見えにくくなってくるものがある。

いろいろな発見があっておもしろいなって
他の方のディレクションを見て思った。

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