婚活に挑戦してよかった

最近挑戦してよかったと思うことは、婚活。 
「運良く結婚できたから浮かれてるんでしょ」と言われるかもしれない。
そう言われればそうなのだけれど、でもそうでもない。
多分私は結婚できずに婚活を終えたとしても、婚活に挑戦して良かったと言っていると思う。

自分を攻撃しなくなった

相手が連絡をくれない理由は、なんだと思う?
正解は、分からないだ。
相手は私に興味がないのかもしれないし、
うっかりスマホを壊してしまって連絡ができないのかもしれない。

相手の行動の真意は相手の心の中にある。
私がいくら考えたところでわからない。
相手に聞いたところで相手が本心を話すとは限らない。
相手自身も正確に感情を把握しているとはかぎらない。
だから、正解は「分からない」のだ。

婚活をする前は何か気になることがあったとき、
勝手に悪い想像をしては自分を責めていた。

婚活を終えたあとの私は、「そんなものは分からない」とあまり気にしなくなった。

意見を伝えられるようになった

「しまとりねこはいいよね、悩み事とかなさそう。」
そんなこと言われて嬉しい人はいないと思うのだけど、なぜそんなことを言うのだろう。
でもそんな些細な感情はあんまり伝える必要がないと思っていた。
相手だって悪気があって言っているわけではないし、
私の些細な感情を伝えたところで相手に嫌な気持ちをさせるだけだし、言わないほうが良いだろう。
そう思って、特に否定せず苦笑いしてスルーしていた。

でも婚活をしてみて色々な人の話を聞いて、
同じ日本に住んでいても全く違う環境で暮らしている人たちが思っていたよりもたくさんいるということに気がついた。
そんな人達と共同生活を心地よく過ごすためには、そういう些細な感情もやんわりと伝えられるようになることが大事なんだと学んだ。

だから私は婚活を終えたあとは
「悩むわよ笑笑笑」
とちゃんと笑いながら自分の気持ちを伝えられるようになった。
そうすると会社でも家でも、うんと前より暮らしやすくなった。

言えない人がいることにも気がついた

婚活をやっているとありがたいことに、友達ができる。
その多くは悩みを抱えていて、
大抵が人の気持ちを考えていて、受け身で行動しない。
こうすれば?とか気軽に言っても
「恥ずかしくてできない」などという。
そんな人って、思っているよりも多かった。

だから日常生活でも思うところがあっても上手く伝えられない人は意外と多いのかもしれないと思った。

なるべく言ってもらわなくても気がつけるように、相手のことを考えつつ振る舞うようになった。

傷つくことを(あんまり)恐れなくなった

誘って断られたら傷つく
告白して断られたら傷つく
そんな風に、こうなったら傷つくと思っては行動できないことが多かった。

ところがどうだろう、婚活をして、多くの人とかかわって、断って断られて。
その時は確かに辛いけれど、その辛さって思い込みなのだ。
相手に断られるなんて一瞬で、
永遠に断られ続けるわけではない。
断られた理由も分からない。

だから、その断られたのが辛いのって、
自分で頭の中で相手の断り文句をリフレインして、
自分が断られた理由を悪く想像しては自分を傷つけ続けているだけなんじゃなかろうか。

そう思った私は、傷つくことがあったら即忘れるようにした。
そうすれば一瞬は傷つくけれど、ずっと傷つき続けることはない。
だから私は傷つくことをあまり恐れなくなった。

少し寛容になれた

「あの人ってなんでこうなんだろう…!」
そうやって腹を立てる日もあった。
私は一つ気に入らなければ全てが嫌いになって、関わることをやめてしまうタイプだった。
それは、人は変わらないと思っているからだ。
年をとってしまってからは特に。
人に変わってもらうよりも、自分が変わるほうが、自分が変わるよりも環境を変えるほうが楽だと考えているからだ。
でも、婚活を通して30代の私がここまで変われた。
そう思うと、人も変われるんじゃないかと思うようになった。

今はこの人がこんなことをしてしまうのは成長の過程なのかもしれない。
いつの日か何かがきっかけで変わる日がくるかもしれない。
そう思って、老若男女かかわらず、すべての人に少し寛容に接することができるようになった。

未来が幸せになると信じることにした

この先将来何があるかは分からない。
リストラされるかもしれないし、病気になるかもしれないし、事故であっけなく死ぬかもしれない。
そんな中で、あれしたら不幸になる、これしたら不幸になるって思って構えていても何一つ良いことはない。
精々不幸な未来が訪れたときに、「ほら、言ったじゃん」って言えることくらいだ。
しかもそれってそこまで良いことでもない。
だから、不確定な未来を不幸に妄想して行動を制限するのはやめた。
起こったときにどうすればいいか考えればいいし、
大抵のことは自分の解釈行動次第で幸せにできる。
だから、私は未来は幸せになると信じることにした。
(もちろん、地震に備えるとかは別の話だ。それはちゃんと備えるべきだ。)

挑戦する人を心から応援できるようになった

自分で「将来が不確定でも精一杯挑戦する」という経験をしたことで、それが自分自身に多くの学びをもたらすということに気がついた。
同時に、挑戦するってすごく怖くて、傷つくこともあって、その中で自分を保って挑戦し続けることがいかに難しいかということを知った。

だから、私はどんな分野でも、精一杯挑戦する人を心から応援する。
そして応援していた人が成功を掴んだ時はともに喜ぶのだ。

婚活に挑戦したことで人生がより生きやすく、幸せに、そして楽しくなった

以前の私を知る人は、今の私を嫌うかもしれない。
でも、私は今の人生の方が生きやすくて幸せで、そして楽しい。
だから私は、婚活に挑戦してよかったと思う。


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