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えっ!どこに住んでるの?佐賀県の離島「小川島」のはなし

九州の島といえば、沖縄や鹿児島の島々や長崎県の五島列島を想像するのではないでしょうか。2022年の6月から移住している玄海灘に浮かぶ小川島(おがわしま)について紹介します。

佐賀県唐津市の呼子から定期船にゆられること20分。辿り着くのは、かつて捕鯨で栄えた人口280人ほどの小川島。

歩いて一周3kmのこの島には、何があるのだろうか。

暮らしを大切にする

今でこそ当たり前だが、昔の電気は自家発電、水も溜めて、防波堤がなく季節の海風で集落は被害を受けていた。

記念碑

この記念碑は、島に水道・電気・防波堤ができた記念に立てられている。最初にこの石碑を見た時は、なんだろうと、不思議に感じたのだが、理由を知ると、むしろ自分が恥ずかしくなった。

当たり前に「全てがあるわけではない」ということを教えてくれる。電気が常に使えるようになるまで、島中の電気を自家発電で賄い、日没から21時まで電気を使うことができ、それ以降は、消灯し、明かりは月明かりとロウソク。

海を見守る恵比寿様

小川島は、今はイカ漁で栄えている。漁業には海の危険がつきまとい、豊漁もあれば、不漁の時もある。恵比寿様に日々、祈りを捧げ、今も、恵比寿様は大事にされている。

海の恵みを感じる

海の釣り竿を投げると、群がる魚の群れが。アジやカマスなど自然な魚が数分で大量に釣れることもしばしば。週末は釣り人たちで賑わう波止場。釣り好きのYouTuberも度々訪れるのだとか。

アジつり

ウニやサザエ、アワビにイカ、タイといった魚介に出会えるのも島の魅力。島の中にある民宿では、食べきれんばかりの海の幸。日曜日のみ、予約制で食べれる飲食店はあるけど、それ以外に外食できるところはない。

カマスの炙り

島の人と仲良くなって、宴会している人をよく見かける。あなたも親戚の住んでる島に来たと思って、小川島へ訪れてみませんか。帰る時には、「また来るね」と自然に言葉が出てくるのではないだろうか。

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