ホームルーム経営アイディア①快適な教室にするために導入した便利グッズなど

ホームルーム担任をするにあたり、導入して良かったと思うものを紹介します。近年、ネット上でも問題提起されていますが、私も仕事のために自腹を切ることには、基本的に大反対の立場です。しかし、現状ではどうしようもないので、改善を切に望みつつ書きたいと思います。文科省の皆様、全国の都道府県の教育長の皆様、どうか教員がある程度自由に使える予算を組んでください。国会議員の文書通信交通滞在費みたいに月に100万円も出せとは言いません。年に数千円でいいんです。領収書もちゃんと出しますから。

①黒板用日付マグネット

教室の黒板に欠かせないものといえば昔も今も、〇月〇日・〇曜日・日直(週番)のサインではないでしょうか。これまで勤務した学校のホームルームを見ると、担任によって①全て手書き、②「月」と「日」だけ白マグネットで自作、③書かない、など様々なパターンがあります。自分は少しでも書く労力を減らしたいので、全てマグネットで作っていたのですが、「NBY CRAFT SHOP」というネット通販の店で丁度良いものが見つかったので、すぐに購入して導入しました。使わない分は教卓の横の金属の部分に張り付けておいて、掃除の際に、生徒に翌日の日付に張り付けてもらうようにしています。値段はちょっと高いのですが、元は取れていると思います。

②週間予定表

マグネットタイプの週間予定表を後ろの黒板に貼っています。大したことを書くわけではなく、主な行事や忘れてほしくないことがあれば書くという感じです。

③画鋲

学校支給品の画鋲(定番の金色の二重画鋲)は、画鋲外しがないと外しづらいこともあり、あまり使い勝手はよくないと感じていました。そのため、自分は抜き差しがしやすい、「ダルマ画鋲」や「プッシュピン」と言われるものを使っています。その際、色を白や透明でそろえると統一感が出ます。教室で使う分なら数100円で購入できると思います。

④マグネット

これも画鋲と同様、学校支給品もあるのですが、使いづらい場合や色がいまいちなものが多いので、自分で購入しています。シートタイプやバータイプが好きな人もいるのですが、現在は某大手ネット通販で購入したピンタイプの強力な磁石を使っています。ちなみに色を画鋲とそろえると統一感が出ます。50個入りで1500円くらいでした。

⑤穴あけパンチなど文具類

プリント類を綴じるためのフラットファイルが多くの教科で使われているので、すぐに穴があけられるよう教室に設置しています。設置場所を決めておくか、常駐場所を決めて使ったら必ず戻すよう指導しておきましょう。治安の悪い学校では、持ち去り防止用にチェーン等を付けておくことが必要かもしれません。多くの生徒が利用するので、少し値段が高くても頑丈なものがおすすめです。その他、ハサミ、ホチキス、セロハンテープ、固形のり等はあってもいいかもしれませんが、全て揃えてしまうと生徒の方で何も準備しなくなってしまいそうなので、ほどほどにした方が良いかもしれません。いわゆる「教育困難校」に赴任した時は、筆記用具を持ってこない生徒も普通にいたので、貸出用の文房具セットも常備していました。

⑥担任用掃除用具

本来、教室の清掃は当番の生徒がやってくれるものですが、テスト期間中や長期休業中などに教室が汚れてしまった場合(定時制課程など生徒が掃除しない学校も)、担任用の清掃用品があると隙間時間にラクに掃除ができます。生徒用の箒などを使ってもいいのですが、クイックルワイパー的なものや小さく切ったメラミンスポンジがあるとすぐに終わります。本当はスティック型掃除機やルンバが欲しいです。

⑦観葉植物

これは、別に無くても全く問題はないのですが、やはりあると気分が落ち着くし、教室がちょっとおしゃれな空間になるような気がするのでおすすめです(個人の感想です)。私は、パキラ、サンセベリア、ガジュマルなどの小さいもの(500円くらい)をいくつか窓際に置いています。教室で嫌なことがあっても、これらの植物を見ると少しは気分が落ち着く、かもしれません。大事なのは、なるべく手が掛からない(水やりの頻度が少ない)植物を選ぶということです。また、長期休業中などは家に持って帰るか、職員室などに移動して世話をする必要がありますので注意してください。

⑧本

いわゆる学級文庫です。高校生なので、進路係の本や勉強関係の本の他、漫画やエッセーや小説なども普通に置いています。ここは担任の趣味を出してもいい所だと思いますので、生徒に読んで欲しい本を置きましょう。ただし、あまりに内容が過激なものは避けた方が無難だと思います(基準が難しいところですが)。自分は小さい本棚を自作して、生徒が手に取りやすいよう何冊かは表紙が見えるよう配置しています。生徒以外にも自習監督に来た先生が読むこともあります。ただし、勝手に生徒が持って行ってしまうこともありますので、大切な本や高価な本を置くのはやめた方がいいでしょう。

最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。よろしければ他の記事もご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?