学問をフリーダムな発想でステキ作品に
午前は「博物ふぇすてぃばる!」に行ってきました。
博物ふぇすてぃばる!、通称「博ふぇす」は、学問を題材にしたクリエイターオリジナルの作品販売や、いろんな専門家がお話をするイベントです。要するに、学問に特化した同人イベントみたいなものです。
学問であればなんでもアリなので、生物だけでなく物理、化学、宇宙はもちろんのこと、土偶や古墳、果てには廃墟まで、いろんな学問に特化した上で、フリーダムな発想に基づいた作品を紹介しています。
少し前まで毎年行っていたんだけど、2020年からは行けていなくて、久しぶりに行ってきました。というわけで戦利品の紹介を。尖った作品ばかりなので好みは分かれると思うけど、好きな人は好きなはずです。
粒や「中性子コーヒー」
アップクォークコーヒー1個とダウンクォークコーヒー2個が入っています。アップクォークがプラス3分の2、ダウンクォークがマイナス3分の1なので、合わせてゼロとなった中性子です。何を言っているのかわからない人は「素粒子」で検索!
Twitter: @tsubu_ya
orittle「アミノ酸マウスパッド」
左は、マウスでアミノ酸置換が起こりやすい確率を示したBLOSUM62 matrix、右はアミノ酸の1文字表記と3文字表記です。前にコドンコースターを買ったから、この2つをデスクに置けば「この塩基置換でこのアミノ酸がこう変わるのか」とすぐにわかって仕事が捗ります、多分。
Twitter: @orittle2022
immuno wonder「ミニキャンパス」
「研究者、自ら立ち上げたアパレル雑貨ブランド」というコンセプトのもと、線画によるバイオロジーをモチーフにした作品を売っています。TシャツやiPhoneケース、ポストカードなどありましたが、今回買ったのは意外と見たことがないミニキャンバス。モチーフはアポトーシスです。儚くも美しい散り際……。
Twitter: @immunowonder
オタク語り「テロメアマスキングテープ」
テロメアとは、染色体のDNA末端にあるTTAGGG(哺乳類の場合)の繰り返しパターンのこと。細胞分裂のときにはDNAが完璧に複製されるものの、テロメア部分はDNA複製の仕組み上コピーできず、細胞分裂のたびに少しずつ短くなっていき、最後まで短くなるとDNA複製ができなくなって細胞分裂が止まる、とされています。つまり、使うたびに短くなるマスキングテープこそテロメア……あまりにもくだらなさすぎて買ってしまった。
Twitter: @pentan_0331
この日は午後に予定が入っていたから控えめに4点だけにしました。こんなものもグッズにできるのかと感心するものばかりです。「この分野は一般向けしない」と思い込むのではなく、フリーダムな発想で作品を作ることで、刺さる人には刺さるのだと改めて思いました。これは今後の自分のnoteやなんらかの発信にも当てはまるものですね。
あ、午後は幕張メッセに移動してこれに行っていました。
リアルひら砲を打ってもらって、なぜかグッジョブポーズもいただきました。福井から漂流してきたみっちゃんもテンション高めな低音ボイスに心を奪われました。現場からは以上です。
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