表は裏の裏
訳あって無職になり、2時間ドラマの再放送をほぼ毎日観ていると、色々と驚くことがある。
まずは、そのほとんどを観たことがあること。つまり、最初に放映された当時に既に観ていたことだ。そう、私はそこそこの2時間ドラマ・マニアだった!特に、ドラマが始まって20〜30分で、配役から犯人を推理するのが好きだった。
「あ、これは、ただのパートAに山口果林はないな。重要参考人決定!」みたいに。
先日、沢口靖子主演『警視庁機動捜査隊216』シリーズが放送されていて、このシリーズは2時間ドラマの中でも“社会派”というか、比較的“重い”テーマの作品で、複数の事件が複雑に絡み合っていて、犯人予測などする間もなく見入ってしまう。沢口靖子は重い過去をもつ、クールな刑事を演じている。
ここで二つ目の発見!
沢口靖子の代表作と言えば、勿論、『科捜研の女』だろう。だが、榊マリコより、沢村舞子の方が、ハマっているのではないか⁈
いや、私如きがここで何を言おうが、沢口靖子代表作が『科捜研の女』であることは、動かない。不動の表だ。なので、『警視庁機動捜査隊216』を“裏・代表作”と認定しようと思う。
そうなると、「こういうの他にもあるんじゃね?」と、考えた。
二時間ドラマの流れで行くと、“二時間ドラマの女王”片平なぎさはどうだろう?
女王だけあって人気シリーズが幾つもある。あえて一つ代表作を選ぶとすると、『赤い霊柩車』だろう。長いし。ならば裏は?思いつくのは『小京都シリーズ』か。これも長く続いたし、火サスでシリーズ化した最初の作品ではなかったか?ただ、どちらも山村美紗原作で、刑事ではないのに事件を探る設定は共通。裏と言えるかどうか、悩むところだ。
だが、“二時間ドラマの女王”への道のスタート的な位置にある作品とみると、二時間ドラマ枠が既になくなった今年、最終話が放送された“表”に対して、裏・代表作と認めても良さそうだ。
まだ当分は無職の予定なので、二時間ドラマ再放送は見続けるつもり。
裏・代表作の選定も、続けるつもり。