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 あけましておめでとうございます

 いや、今年初の投稿でございます。だってさぁ正月早々コロナやっちまいまして大変でしたんですのよ。
 それ自体は平気だったけど症状ひっぱったねー。いやはや。

 というわけで新年第一弾のテーマはこちら。
「セクハラ目当ての客はどこにでも来る」
 うちのコンセプトがコンセプトなので明るい会話にはならないのは分かっていたが、もう少しどうにかならなかったのか。
 まあともかく、タイトルの通りです。来るんですよ。
 人間は一年中欲情するのでまあいつムラムラきてもいいんですけど、こっちが仕事中にこられるのは業務妨害ですからね。しょっ引かれろ。

 セクハラまでいかずとも店員に大きい態度とるのは、まずは相手が反論してこない(できない)立場であるからだとか。
 セクハラしかコミュニケーションの取り方を知らないからだとか。
 相手もまんざらでもなかった(主観)と思ってるからだとか。
 まあ色々と論説がありますけども、仕掛けてくる方が悪いですから覚えておいてくださいね。
 しかし分からんのは、仕事中にデートとか、もっと直接的に交尾のお誘いとかして、ハイという奴いねーだろにな、てところですわ。
 周りに同僚がいるし客もいるし、ハイと言わないんでなく言えない、そんな状況の相手に交渉をもちかけるのは何故なんだぜ。いや勿論、ハイと言えてもノーサンキューなのですが。
 まあ、よく言われている、恥じらう様子を見たいからなんだろうなあ。

 シマシマはバイトいろいろ渡り歩いたので、コルセンもやったことがある。
 いっやー来るねセクハラ。月イチくらい来た。
 タダでおねーちゃんの声がきけるからという、飲み屋に払う金もない悲しい男たちのはけ口なのだろうと思っている。
「名前なんていうの」
「シマシマでございます」
「かわいいね。20代?」
「この間、孫が成人式を迎えましたが」
 だいたい、ここのコルセンの平均年齢知っとんかい。知ってたらかけてこないと思うけども。
「ああそう……」
 ちょっと怯んだ相手はそれでも押してきた。
「エッチしない?」
 おっ、すげえ。引かなかった。根性あるな。
「お断りいたします。こちらの商品をお求めですか?」
「うん、興味あるよ」
「当社の商品はシニア向けが多うございます。お客様は70代ですか?」
 彼が一連の会話で一番口籠ったのはこのタイミングだった。なぜ。反撃くらい覚悟せえ。すごい親切に若く見積もってやったんやぞ。ここのコルセンは80代の利用者が多い。
「エッチしよ」
 ここからバカの一つ覚えターンに入った。「商品のお求めではなかったんですか?」「エッチしよ」「ダメです。ではご用件はナシということでよろしいですか?」「エッチしよ」
 ここでハイと言う者がいようか。いや、いまい。やはり恥じらう姿を見たいからなんだろうなあ??
「確認いたしますのでしばらくお待ちください」
 保留にしたら秒で切れた。はい。
 恥じらいは遠い昔に置いてきたわ。そこまで若くはない。孫はいないけどな。

 相手の合意がないものをハラスメントといいまして、こういうのは自分の都合で知らない相手に押し付けてるものなので、間違いなくセクハラです。じゃんじゃん上の者に言いましょう。
 やってる方は訴えられる前にやめときなさいよ。ちゃんと録音してるぞ。
 まあ……こっちがケンカ買ってるのもバレてまうけどな。

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