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サイトUIの履歴を追いかけてみた〜Green 検索編〜

URLを入力するとそのサイトのインターネットアーカイブを見ることができるWayback Machineというサービスを使って、先日Greenのトップページの変遷を見てみましたが今回は同じくGreenの検索を比較してみました。

まずはGreenの2006年から2020年までのトップページの検索エリアと検索詳細ページを並べてみました。

トップ検索エリア、検索詳細ページ一覧

前回同様表示が崩れてしまっているページも複数出てしまいましたが、構成などを踏まえて比較していきます。

2006年〜2009年

2006年〜2009年

2007年

2006年にあった嗜好性から探すという項目がなくなっていました。
あまり利用されなかったのかもしれません。

2008年

2007年までトップ検索エリアにあったテキストボックス横のフリーワード、会社名の選択プルダウンがなくなり、テキスト入力するだけで検索ができるようになっていました。
また「かんたん検索」という項目が新たに追加されていました。

検索詳細ページについてはデータが取得できなかったため比較できていません。

2009年

トップ検索エリアはデザインが反映されず見た目は異なっていますが、検索項目自体は大きな変更はありませんでした。

検索詳細ページでは希望年収という項目が新たに追加されました。
検索する際に年収で調べたいという要望が多くあったのかもしれません。

2010年〜2013年

2010年〜2013年

2010年

トップ検索エリアに急募という項目が追加され、検索詳細ページにも同様に追加されました。
また、検索詳細ページから対象年齢という項目がなくなっていました。

2011年

トップ検索エリアは「注目キーワード」「職種検索」の表示順が変わっていました。
また「求人に関する条件」「福利厚生に関する条件」「企業に関する条件」がそれぞれ4項目表示されていたものが3項目に変更されていました。

検索詳細ページではこだわり検索の登録案内が追加されていました。

2012年

トップページはヘッダー下にあったテキスト検索のみから条件設定もできるように変わっていました。
また、ページの途中にあった検索項目はテキスト「職種で探す」と「他の条件で探す」の2つにまとめられ、かんたん検索の項目がなくなっていました。

検索詳細ページでは求人検索の設定は右メニュー表示の形に変更され、表示内容もより詳細な検索ができる内容に変更されていました。

2013年

トップ検索エリアの他の条件で探すに主要駅という項目が追加されていました。

検索詳細ページでは職種大分類の表示順が技術系やクリエイティブ系が営業系よりも先に表示されるようになりました。
この辺りから技術系やクリエイティブ系で仕事を探すユーザーが増えたのかもしれません。
また年収の検索が下限だけ設定から上限も設定できるようになっていました。

2014年〜2017年

2014年〜2017年

2014年

トップ検索エリアに大きな変更は見られませんでした。

検索詳細ページでは2013年に年収の上限設定できるようになっていましたが、上限の設定がなくなっていました。
年収の上限を気にする必要があるのは主に扶養に入っている場合など限定的ではあるため、利用ユーザーの中では使われる頻度が少なかったのかもしれません。

2015年

デザインが崩れてしまっているので恐らくではありますが・・ヘッダーに検索用のテキストボックスが追加されたようです。
またページ内の検索エリアにオススメ職種一覧が追加されました。

検索詳細ページではフリーテキストで検索できるキーワード検索が一番上から一番下へ移動していました。
職種や業種など詳細の設定ができるのであまりフリーワードが使われることがなかったのかもしれません。

2016年

2015年のトップページのデザインが崩れてしまいたため見た目は異なりますが、項目自体は大きく変わりはありませんでした。

検索詳細ページも変更はありませんでした。

2017年

トップページ内の検索エリアのデザインがテキストリンクからカードとラベルの表示に変わり、「勤務地で探す」「業界で探す」「求人条件で探す」という項目が追加され「オススメ職種一覧」がなくなっていました。

検索詳細ページはその他欄にあった「募集終了した求人も検索」という項目がなくなっていました。
仕事を探しているユーザーからすると募集が終わった求人を見るという行動はあまりなかったのかもしれません。

2018年〜2021年

2018年〜2021年

2018年

トップ検索エリアのフリーテキスト欄にプレスホルダーが表示されるようになっていました。

検索詳細ページの職種大分類の内容に経営・CxOが追加されるなど表示内容が変わっていました。
また業種大分類もより詳細な内容に変わっていました。

2019年

ヘッダー下とページ内にあった簡易検索がヘッダー下のみになりました。

検索詳細ページは職種大分類などクリックして選択という形に大きくデザインが変わっていました。

2020年

ヘッダー下にあった簡易検索がトップビュー下に変わっていました。

検索詳細ページは大きく変更はありませんでした。

2021年

トップページ、検索詳細ページともに大きな変更はありませんでした。

まとめ

15年間の流れで見ていくと検索で表示する職種や業種などが定期的に見直しがされていることがわかりました。
これは以前行ったdodaの検索の変遷では見られなかった変化なので、IT特化することで集まってくるユーザーに合わせてより情報を探しやすくするための工夫なのかもしれません。

最後に…
ゴーリストグループのデザイン部メンバーがデザインに関するnoteを発信しています。
よければ覗いてみてください👀


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