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いざ、北海道!③ 阿寒湖〜シゲチャンランド

北海道旅行記③。大自然&美術博物館。シゲチャンにメロメロだ
②はこちら



8日目 273号はいかにも北海道なのだ

2023/07/07 金 🚗旭川から阿寒湖のホテルまで3時間50分/235キロ
途中で交代して素敵な国道273号線を走る。
観光ポスターで見たことのある、THE.北海道って感じの道だった。

ここを運転したの!!の記念写真。助手席から。

士幌線幌加駅跡

幌加除雪ステーションで車から降りて、少し入ったところにある。
青々とした草の上に走る線路。不思議な光景だ。
ヒグマ注意の看板、ガチに不安になる。
クマー♪クマー♪と「人の声」を出し続けながら線路に沿って歩く。

この地で見ると、ゾゾっとする。目撃したくはない。
晴天の日でよかったな〜〜!
しばらく歩くと、旧国鉄士幌線・幌加駅の跡があった。
文明が滅びた後にスクスクと緑が・・・っていうイメージ。
花壇でなくてもこんな花が自生。色と形、ルピナスだろうか。
Google画像検索によると、ジャコウアオイらしい。
これこれ、これでんがな。東京モンが北海道に求めるイメージ!

道の駅 かみしほろ

エゾリスチーズバーガーというショッキングな食べ物があった。
どどどうしよう?
エゾリスのむにゃむにゃを使ったチーズバーガー?!
思いの外逆上しながら、メニューをじっと見る。

大丈夫です。
「エゾリスの谷チーズ工房」のチーズを使ったハンバーガーなのでした。
エゾリス/チーズバーガーではなく、エゾリスチーズ/バーガー。
これはアレだね、確信犯でギリのラインを狙ったPOPだね。
問題のチーズはお土産で持ち帰り、本日実食。
ラクレットチーズをフリーズドライしたもので、ほろほろして美味でした。

よかった。肉挟まってたらどうしようかと。イラストは公式HPより拝借


阿寒湖アイヌコタン

思ったより早く着いたので、アイヌコタンを先に見る。
何か記念に買いたかったのだけど、木彫りのお土産品のセンスが昭和で止まってて、うぐぐっとなった。かろうじて手拭いを買う。

でっかいフクロウがお出迎え。お土産品やが並ぶ小さなコタン
ポスターになった酋長の娘さんが着ていた、衣装の模様をデザインした手拭いを購入

湖畔の周りをゆるゆる歩く。
阿寒湖の道はアスファルトがボコボコと隆起していて、歩きにくかった。

阿寒湖。暗雲立ち込めていたのに、ささーっと雲が切れた。やったー。

🎟阿寒ユーカラ 「ロストカムイ」

阿寒湖アイヌシアター〈イコㇿ〉で、15:00~の回に合わせて組んだ、本日の旅程。
ホテルでチケットを購入し、歩いて行ったら、ちょうど裏口にアイヌの格好をしたままでスマホをいじる演者さんに遭遇。
人形かと思ったのでビビったー。

演目の中で、本当の火を使っていたのが良かった。
伝統的な歌と踊りはミニマムミュージックのようなので、演出付きで見たこの演目が正解ではないかと。
(→この時はそう思ったが、ウポポイ見たら伝統的なのも、すごくいい)

ホロケウカムイの絶滅の話なので、終わった後の寂しさったら。演出なのか、最後の踊りで客席からちびっこが入って踊っていたのが驚いた。

画像は公式HPより拝借しました。

↓なんでか演目全部、ここにあったので思い出参考に
阿寒湖アイヌシアター「ロストカムイ」 - YouTube

🏨 🍴阿寒湖畔温泉 ニュー阿寒ホテル🎫

ウエルカムドリンクコーナーで「まりも羊羹」の振舞いあり。あれって1つ食べてみたいなーって思ってたので、これは嬉しい。

天空の露天風呂、男女混浴。湯浴み着か貸し出しがありがたい。
インフィニティー風呂で、絶景なり。霞もまたよし。

お風呂からは撮れないので、お部屋から見えた景色。

中の風呂もサウナの後の水風呂が「阿寒の100年天然水」で、超絶冷たくて整ったー。風呂場にサウナ用レモン水があって、気が利いてた。
朝食ビュッフェ、クロワッサン生地で焼く禁断のワッフル「クロッフル」が美味しゅうございました!!


9日目 新生物の、つぶらな瞳にキュン☆

2023/07/08 土 ディマシオ美術館かシゲちゃんかで迷い、こちらをとったのは大正解だった!🚗ホテル→16分/18キロ。

シゲちゃんランド

土日月火のみ開いているシゲちゃんランド。
日曜美術館で、ここの存在を知って、絶対行きたかった場所。
今回の旅程はここを優先して作った。10:00に合わせ、いざ突撃!

入り口にて。いきなり「シゲチャン」作業中。

まだ作品を見ていないので、声をかけることもできずチケット売り場に向かうと、係員もシゲチャンだった。気まず。は・・拝見、しますっ。

ランドは「目、鼻、口、耳」など、体のパーツの名前がついた、建物が点在している。約8000坪の牧場跡地に14の展示館があり、テーマごとに並んでいるオブジェを訪ねて回る、私設の美術館だ。

いらっしゃいませー!って明るいなオイ!!
「肩」と書かれたガレージ
入ると、一面のオブジェ。まずは手数に圧倒される
のそり、と謎の生物がこちらを見る。
なんだ、これはなんだ・・・思わず岡本太郎の口調で防御してしまう
外に出ると、これまた可愛いコがゆらりと迫る。

なんだろう、いるオブジェが強い。控えめに言っても、強烈。
そして、圧倒的に楽しい。気持ちがパアァっと明るくなる。
むき出しの何かが迫ってくる。

大きな納屋に入ると、そこは異世界。
新生物たちの楽園が、広々、ゆったりして居心地がいい。
ここに座り込んで、お酒でも飲みながら一晩過ごせたらいいなあ。

やられたッ!もう、わけがわからなくてもいい。これはこういう生き物なんだ・・・
哲学を語りそうなペンギン
貝殻の目がキュート。
パンダイルカが何かに進化した感じ
あうあう。なんかもう全部可愛いよっ
歌うシャーマンたち。コーラスが聞こえそう。
前歯がキュート。ネッシーちゃん
ネッシーちゃんの全貌 部屋の雰囲気
黒サイのような、恐竜のようなコ
目がキラッキラで可愛い一角獣
全体で見ると、獏、または大アリクイ
うっかり昼間に出てきた妖怪みたい。「河童のミイラ」とか言って、拝みそう
1Fをパノラマで。どこをみてもシゲチャン!
2F渡り廊下。自己責任の鑑賞なのがいい。
コラージュ作品はガラッと雰囲気が変わる
同じオブジェが超鋭利な何者かになった
貝や骨の呪術的組み合を整然と並べ、工芸品に仕立ててる
サイロ1つを展示空間にした作品。シゲチャン族が歌っている
動物の骨なのに、クリオネのような、花嫁さんのような集団
骨を作品にするのに7年かかったと、シゲチャンは語った。
「骨を使う覚悟ができる時間」がそれだけかかったそうだ。
ピーナッツがこんなに可愛いなんて。
うわっ、ベープマットもこの破壊力!
めっぽう明るいピーナッツ大王(仮名)
ピーナッツ大王、大量発生!!
大量発生現場。通路の草刈り跡まで美しい。メンテ行き届いている。
シゲちゃんランドの絵本を発行した際、スピルバーグ氏に贈呈したそうだ。
最後にご挨拶。シゲチャンこと大西重成さん

底抜けに明るく、自由な作品を生み出し、「道東の宝*」と言われているのも然もありなん!な大西重成さん。記念写真にこ快く応じてくださる。
滲み出るほんわかオーラ。
今度こそ、作品を見た跡なので、心の底から「ありがとうございました!」を伝え、移動したのでした。

道東の宝*と、tenki.jpにあったのです。
インタビュー記事 (参考)


写真が多かったので一旦ここで切ります。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

いざ、北海道!④に続きます。


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