いざ、北海道!④ 網走〜知床
北海道旅行記④。網走監獄中心、博物館やシマリス公園とかを巡るよ。
③はこちら
9日目 網走監獄の人形、クセ強ッ
2023/07/08 土 シゲチャンランドを離れ、午後の部は網走へ。
シゲチャン→🚗網走監獄(1h)
道の駅めまんべつを通過すると、いきなりwindowsの壁紙か!?という景色が左に見えた。いや絶景。
博物館網走監獄
金カム前半クライマックスの舞台、網走監獄に到着。
めっぽう快晴。日傘がないと死ぬレベル。でもここ、結構野外を歩くんだ。
公式によると、「敷地面積は約東京ドーム3.5個分に相当」!まじか。
日本人より、外国人観光客の方が多い。
外国の刑務所に興味があるのか、それとも金カムファンか・・・?
チケット売り場では、きっちり中国語で対応していたのが素晴らしい。
独特の赤煉瓦は、窯の中に塩を入れ、塩が分解する1,160度以上の高温で焼き上げるため、黒褐色の色をしているのだそう。唆るぜ。
釧路地方裁判所網走支部法廷復原棟
休泊所
監獄歴史館
監獄歴史館では、「監獄体感シアター」でしんみり。
明治24年、ロシアの脅威から日本を守るという軍事上の理由から、物資の運搬のためにも、道央とオホーツク沿岸を結ぶ道路を作ることが、明治政府にとって火急の課題だった。
その開削工事に、安い労働力として網走他の囚人たちが利用された。
・・・とは、本当はどういうことだったのか。
昼夜兼行で使役を強いられ、非人道的な扱いを受けたという歴史を、映像でまざまざと見せつけられる。4月開始、12月までに約161kmを人力で完成させるという突貫工事で、千人以上の従事者のうち、看守も含め二百人以上の犠牲者を出したという。
「網走監獄」と聞くと、監獄の中の生活、放射状の設計で難攻不落、脱獄不可能・・・そんなイメージしかなかったが、実は堀の中より外で過酷な労働をしていたということが染み込んだ見学だった。
囚人の外作業で、網走の街の雪かき・雪下ろしなども彼らがやっていたとかで、何気に街の人には愛されていた?歓迎されていた?ようだ。
旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所
舎房及び中央見張所
やっと辿り着いた。すでにへとへと。
まあ敷地は広いし、展示が濃いので時間はたっぷりかかるわさ。
浴場
さっきのとは別に、独立した建物があった。
15人ずつが看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽入浴3分、洗身3分、あがり湯の第2槽入浴3分、着衣に3分。脱衣から着衣まで15分間で入浴だ。
教誨堂
🏨 東横INNオホーツク・網走駅前
→🚗10分かからないでホテル 素泊まり
東横というと、東急東横店のイメージだったが、今いっちょなホテル。
洗濯3回目!この後チャンスがなさそうなので、早めにやっとこう。
10日目 北のシマリスにメロメロ
2023/07/09 日 朝起きるなり、フンスフンス。(興奮)
久々にシマリスが手に乗ってくれるチャンスなので、心迅るが、待て。
リス公園は10:00オープンなので、先に9:00には開いてる流氷館へGO。
オホーツク流氷館
今年リニューアルオープンしたばかり。映像メイン。流氷の世界。
係のお姉さんたちが澱みなく解説してくださる。すごく勉強している。
水槽にはクリオネやナメダンゴといった小さなスターがいた。
張り付いて動画で撮ってみた。↓
地下に降りると、流氷体感テラスがあり、防寒具を借りて着込む。
係員から濡れタオルを渡され、マイナス15℃の室内でタオルをぶん回す。
カチーンと凍るのを楽しむのだ。
オホーツクシマリス公園
網走湖に沿ってどんどん進む。本当にこの道でいいの?と疑われつつ、どんつきまで走ると、シマリス公園があった。
公園といっても、町田のリス園より小規模。こじんまりしてる。
9:50には行ったのに、入り口には行列ができている人気スポットだ。
CLOSEの看板横に腰掛け、4人くらいずつ注意事項の説明を受ける。
「常にすり足」
「しゃがむ時、踵の隙間にリスが入る可能性を考える」
「知らない人であっても『後ろにリスちゃんがいます』と声を掛け合う」
「歩きながらのスマホ撮影禁止」
リスを飼ったことがある人ならいちいち頷ける、的を得た正しい説明だ。
ここは、リスのことを大事にする好感が持てる施設だ。
餌は100円、300円、500円。もちろん一番でかいので行きます。
ずっしりたくさん入っていて、クククこれは楽しめるぜ。
どこかの動物園でカワウソの餌を買ったら、ドックフード5粒で500円だったことを遠い目で思い出す。
ここは天国か。500円でこんなに、ありがとう!
手を守るための軍手ではなく、リスを守るための軍手。
コロナのことを警戒し、餌をつまむ手にも、必ず軍手着用の徹底ぶり。
愛だわ。リス愛に溢れているわ。
シマリスは、頬袋に溜め込む間そこにいてくれるので、台湾リスより目の前にいる時間が長い。そして、ほっぺ一杯になっても、埋めたらまた戻ってきてくれる。ああ可愛い。唆りまくりだぜ。
シマリス天国で、ぶあっとアドレナリンが出てぐったりしつつ、次へ。
座って移動は最高。車で良かったと思う瞬間。
オホーツクシマリス公園を出て曲がったところで、キタキツネの横断を見た。いるんだな、こういうところに。
北海道立北方民族博物館
北海道以外のアイヌの博物がたくさんある。
金カムで出てきた、樺太アイヌからイヌイットあたりまで網羅している。
各民族の狩猟や祭り、暮らしや儀式など、貴重な映像が随所で見られる。
まじに見てると、あっという間に時間が経ってしまう。
出口にはアイヌの上着が羽織れるコスプレコーナーと、トナカイ、アザラシ、エゾクロテンの毛皮に触れるコーナーがあるので、お忘れなく。
天に続く道展望台
北方民族博物館から本日のホテルまでの途中にある。
Googleマップに「天に続く道スタート地点」とあり、興味を引いた。
斜里町からポイントに走っていくと、天に続く道を走り切ってから振り向く形になった。ベタ踏坂と同じパターン。とほほ、お約束だ。
案外メジャーな観光ポイントで、写真を撮るため順番待ちをする。
ベタ踏み坂同様、走っていくと坂の感覚がわからなくなる。
動画撮ってみた↓
🏨 ホテル 地の涯🎫
北方民族博物館から🚗1時間45分/88キロ。
日本で唯一の泊まれる世界自然遺産。秘境知床の温泉宿 地の涯(はて)
原生林をバックに、混浴の露天風呂に入る贅沢。
宿側で入浴着を用意してくれているのが嬉しい。
周りは登山客が多い。羅臼岳に登るのだろうか?
みんな朝、あっという間にいなくなってた。
ここで一旦切ります。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
いざ、北海道!⑤に続きます。(次は野生のラッコが出ます)