滝縞 染色と糊付け
用意した40番双糸の綿糸は2色に染めることにしました。
まず糸を水に浸けて空気をよく抜きます。
そして一度湯通しをします。
汚れが気になる場合などはソープで洗います。
染料は化学染料を使います。
染料は田中直染料店にお世話になっています。
シリアス染料 木綿の浸染
・熱湯で染料をよく溶かす
・溶かした染料を50℃~60℃のお湯に投入
・被染物の20%の無水芒硝を入れて溶かします
・被染物を入れる
・徐々に加熱。80℃~90℃で約30分間染めます
・60℃~70℃になるまで放冷
・軽く水洗い
・色止めはタナフィックスNを被染物の10%
・被染物を動かしながら10分浸けます
・軽くすすぎ洗い
・干して乾燥させる
糸の染色が済んだら、次は糊をつけます。
糸量の10%程度の生麩(しょうふ)を水溶きして沸点以下で糊状になるまで煮ます。
水量は糸量の3~5倍。
余分な糊を落とす作業ですがブロックを2個用意して、その間にバット。
カセの上下に棒を通して下は足で踏んで固定。
上の棒をねじりあげて糊を落とします。
これを位置を替えながら何度か絞って、よくはたいてカセをさばきます。
乾くまでに、よくさばく。
これで経糸の糸染めと糊付け作業が出来ました。