洗い張りへ
革の制作が一段落して、次はずっと頭の中で練っていた自分の鞄を作ろうと思っていた所、思わず孫の七五三の衣装がふりかかり慌てた私。
母屋へ行って子供用の着物を貰ってきました。
3歳の時のが見つからず・・・二枚ある着物は共に7歳用。
娘にどっちが良い?と聞くと黄味の入った鶴の着物をチョイス。
母に聞くと頂いた着物だそう。
シミもあり、すでに揚げが入っていてサイズも大きいので洗い張りにだして
縫い直すことにしました。
解きながら、先人の手仕事を想う。
丁寧に縫ってある。一針一針、先人の時間。
夫が「被布着せるんだって」と言う。
被布・・・・以前見た「人生フルーツ」で津端英子さんが孫に織って作られたのを見たことがある。
存在は知っているけれど、記憶がない・・・・。
当時の娘の写真を見ると、被布を着ていない。
・・・・んーと?
帯をして被布って、出来ないよね?と調べてみると、被布を着る時は帯をしないんだ!なるほど納得です。
娘はつけ帯をしたから、被布を着なかったんだ。
娘に「被布と帯、どっちが良い?」と聞くと、帯にするとのこと。
もしかして被布が良いと言われたら織るか!と糸を用意したけど
織らずに済んだ。
縫い糸は糸六さんの糸を愛用しています。
三条のみすや針さんで、いつも買っていたのでネットショップをのぞいたら
まさかの糸は白・黒・赤のみの扱い。
糸六さんのホームページに行って絹糸見本帳を求めました。
「使い切る迄責任保証」って心意気を感じます。
さてさて、解けたら洗い張りに出しますか。