cafe & gallery Biscotti 攻略法③
概要
今回は、初めて訪問した際に入店から退店までどのような行動を取ったらいいか、2回に分けてフローを示します。
初来店時の行動フロー
入店する際の事前準備
まず通常営業しているか、店内が混んでいるかを確認します。
入口のドアは半分がガラスになっているため、店内の様子がそこそこわかります。
初めての場合、まずは通りすがりチラ見で店内の状態を確認します。
店舗前の歩道は坂になっていますが、登る方向でチラ見すると主に壁しか見えず、店内がよくわかりません。
なので、下る状態でチラ見することをお勧めします。
屋外が晴天など明るすぎると、ガラスが反射してよく見えないことがあります。
その場合はテラス付近に何かモノを落として、それを拾うついでに覗く、という手法でもいいでしょう。
貴方にとって問題ない店内環境であると判断した場合は、次に進みます。
すごい混雑、よくわからないイベントが行われている、でかい声が聞こえる、明らかに泥酔者がいるなど躊躇するような空気を感じた場合は、一旦近くある公園に退避して心を落ち着かせ、入店するか帰るかを判断します。
※その場でウロウロしていると不審者扱いされます。
入店から着席まで
①入店
入口は正面にある一つだけです。
ドアノブを回し、若干ガタツキ気味のドアを開きます。
「普通のカフェ」なので、入店の際に謎のコールやイベントなどは発生しませんので、身構える必要はありません。
キャストは貴方のことを知らなくても(おそらく)暖かく迎えてくれるでしょう。
ただ、店内がざわついていたり調理中などの場合、その存在に気づかず入り口付近で放置プレイされる可能性もあります。
その場合であっても引き返さずに、頑張ってキャストに視線を送り続けましょう。
広くはない店内なので、長くても3分以内には気づいてくれるはず。
なお、来店日によってキャストの制服を着ていない黒髪でストレート長髪の泥酔女性がキッチン内にいる場合もありますが、その方は関係者なので気にしなくて大丈夫です。
②入店後
入店すると、他の客がいた場合はチラ見の視線を浴びるかもしれませんが、気にしないでください。
知っている人が来店する率が高い店舗のため、単にどんな人が来たかを確認するためだけであって、よそ者を排除する排他的主義者が集まるカフェではありません。
③席の選択
基本的に空いているところに座ってOKです(但し、相席に座る場合は一般的な店舗と同じ感覚で)。
なので入店後、すぐ空いている席に座ってもいいのですが、まずキャストに自分の存在をアピールするため、「一人ですけど、いいですか?」など、いいとわかっていても会話のジャブを放つのがいいでしょう。
そうするとキャストから「はい、もちろん。空いている席にどうぞ~」みたいな感じで促されると思うので(多分)、その段階で席に座りましょう。
テラスにも座る席があるのですが、初回でここをチョイスしてしまうとビスコがどんなものかを知るために来た意味がなくなるため、初回は店内席がいいでしょう。
但し、店内が混んでいて相席しかできない状態の場合や、「常連が集っている感が強く、その中に突撃する勇気が出ない」と感じた場合は、テラス席に退避するという選択もアリかもしれません。
席についてですが、注意点があります。
一人の場合はカウンター席に行きがちですが、カウンター席は1時間1オーダー制となっております。
キャストと会話しやすい席だから、だと思います。
初めてであっても遠方から来ているのなら、せっかくなのでカウンター席でもいいと思います。
カウンター席が埋まっている場合や、敷居が高いと感じるのなら、カウンター席の後ろにあるテーブル席がお勧めです。
カウンター席の後ろのテーブル席は、キャストと一定の距離を保ちつつ、適度にジャブを放つことができるからです。
奥にあるテーブル席は、この店に興味があって初めて行くという場合はお勧めしません。
店内がずっとガラガラならいいのですが、来店時はすいていてもその後混んだ状況となった場合、貴方の周りは全然知らない人達で埋め尽くされ、疎外感を味わう可能性があるからです。
また、キャストと何らかの会話をかます場合、都度でかい声を出さなければならない状況となるため、その意味でも初回は赤枠部分がお勧めです。
④着席後
着席後、キャストからおもむろに水とナプキンが提供されます。
水は無料ですので安心してください。
作法やコールも特にないので、普通に注文してください。
キャストと絡むきっかけとして「本日のお勧めは?」などを投入してみてもいいのですが、あんまり話が膨らまないかもしれません。
逆に「コーラです」などと言われてしまったら、聞いておいてそれを頼まないという状況になりかねません。
どうせ言うなら「この店に来てみたくて、今日初めて来たんですよ」と"初めてアピール"をするのがいいでしょう。
キャストはまだ貴方のことを知りません。
なので、「この人はポトレ界隈の人なのだろうか?」「ポトレ界隈に全然関係ない一般人なのだろうか?」と脳内で思いを巡らせ、どう接客していこうかと模索しています。
もし貴方が"いかにもカメラマン"という格好であればまだいいのですが、スーツとか着ていたら「会社員で単に営業周りの途中で寄っただけなのか?」となり、接客としては最低限の会話しか発しない状況にもなりかねません。
そこで自分の素性を明らかにすることで、その後のコミュニケーションをスムーズに展開することができます。
キャストから「何がきっかけでこの店来たんですか?」「カメラやっているんですか?」「ポートレート撮影とかやっているんですか?」など、色々ボールを投げてくれるかもしれません(投げてくれないかもしれません)。
※カレー類は若干時間がかかります(20~25分ぐらい)。
⑤注文品が運ばれてくるまで
初めてなので、とりあえず店内を見渡します。
時期にもよりますが、基本的にギャラリーを兼ねているので何かしらの写真が展示されています。
もし貴方が写真展などに出展するような方であれば、壁の材質の感触を楽しむのもいいでしょう。
キャストにチラチラ視線を送るのもまぁいいでしょう。
但し、くどいようですがキャストは貴方のことはまだよく知りません。
いきなり「不審者」のレッテルが貼られないよう、細心の注意を払います。
ある程度店内の様子を把握したところで、カウンター席やキャストと距離が近い席をチョイスしたならば、キャストに適当な会話のジャブを放ってみましょう。
事前に調べて本当は知っていても、「ここって写真も展示してるんですね~」などが無難です。
また出勤キャストのSNSをチェックして、その内容を元に会話をかましていくのもまぁ王道です。
ある程度会話のジャブを放った後、大抵静寂が訪れるので、調理に時間がかかるようであれば、とりあえずスマホでもいじっておきます。
「ここってWi-Fiありますかね?」などと、これまたわかっていてもあえて聞く、というのも悪くはないのですが、既に何度かジャブを放っている状態であることと、「キャッチボールがしにくい会話」を放ち過ぎると、相手に「いちいちうるせえな」感を与えてしまう可能性もあるので、ジャブは適度で抑えた方がいいでしょう。
なお、既に席の選択お勧め度は述べましたが、改めて、この段階におけるキャストとの会話において席の選択は重要だったのです。
奥の席を選んでしまった場合、大きい声を出さないとキッチンにいるキャストにはよく聞こえません。
なので会話のジャブが放ちにくい状況に陥ります。
その状況になってしまうとどうなるか。
貴方はまだキャストのデータベースにしっかりと登録されている存在ではありません。
よく知らない人からデカい声で「今日はいい天気ですね!」「この唐揚げ最高っすよ!」などと逐一言われては、内心穏やかではないでしょう。
そのため、初めての場合でもカウンター席やカウンター席の後ろのテーブル席がお勧めとなります。
ちなみに注文品が運ばれてくるまでの間、キャストが忙しそう、反応が薄いなどで会話の継続が難しいと判断した場合、他のお客にジャブを放ってみようかなと思うかもしれません。
もちろん悪い考えではありません。
ただ、この段階で話かけてしまうと、大抵注文品が運ばれてくるタイミングと重なるため、
①その会話が中断されてしまう。
②注文を受け取る際にキャストと絡むチャンスを逃す。
という、その勇気を振り絞って話しかけたり行為が非常に中途半端な状況に陥る可能性が高く、とりあえず他のお客さんと絡むのは、後述する飲食後の方がいいかもしれません。
※初めての来店で全く知らない他のお客さんに絡めるような性格なら、そもそも怖くては入れない、ということはないかもしれせんが…
次回は注文品が運ばれてきてから、です。
以上