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結婚10年の友人の、驚くべき離婚の理由と衝撃的な再婚(主婦目線コラム

結婚して10年。という友人が離婚した。その理由がとても衝撃的で、いつまでも忘れる事ができないし、ふとした時に思い出す。

話したい事がある。誘ってくれたのは当時務めていた派遣先の先輩女性。わたしは当時まだギリギリ20代といったところ(20年以上前ですね)。
10年という歴史を終える事になった彼女の話は、まだピチピチだったわたしにとって、かなり衝撃的な内容だった。

ホテルのラウンジバーで友人夫婦が二人でお茶をしていた時のこと。
夫がホットコーヒーを一口飲み、テーブルに置いた瞬間、ガラスのテーブルと陶器のぶつかる音が、ラウンジ内に響いた。思いもよらぬほどの大きな音が響く中、平然とコーヒーを飲み続けていた夫を見て、彼女は別れを決意したという。

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え…。そんなことで? この話を聞いた直後、若かりしわたしの顔にはこの文字が貼られていたと思う。特大文字でバーンと。かろうじて言葉にはしなかったとは思うけど。
瞬時には意味がよくわからなかったし、そんな小さなこと(それなりに経験を積んだいま、これを小さなこととは思いません)を許せなかった彼女に対し、疑問さえ抱いていた。
しかしホテルラウンジでのこの一件が大きな引き金となり、潔く離婚を選んだ彼女。これまで何度、二人の間で話し合いがされていたのかは不明だし、色々な事が積み重なって、この結論となったのだろうと、まだまだ青臭かったわたしも徐々に納得していくことができた。でも本当はそんな単純なものではなかったし、簡単に説明し切れるものでもなかった。
先に書いた通り、長い年月、わたし自身いろいろな経験を経て、あの時の彼女の気持ちが、今は痛いほどわかる。

静かな空間。周りにはゆったりと、自分の時間を過ごしている人々。ホテルのラウンジといえば大人が大人の時間を満喫できる貴重な場所である。そんな中でこれから自分が起こす行動を、ほんの少しでも想像することができなかった夫に、彼女はここから先の、自分の人生を見たのだろう。
静まり返った中でガラスと陶器がぶつかればどうなるか。こんなことをも考えられないということは即ち、どういうことを意味するのか。
ただ単に、ラウンジ内に響いた耳障りな陶器の音で、周りの方に迷惑をかけることとなった、という事だけではなかったはず。何も気にすることなくコーヒーをすする夫の無神経な態度を、彼女はその時どんな気持ちで見ていたのだろうか。

人は想像することができる動物である。

想像しながら起こす行動は、トラブルを防ぐことであるし、災難を退避できることである。それだけでなく自分を守ることでもあり、人を大切にできることに繋がっている。それを心得ない夫とこれからも共に生きていく。ということがどういうことに繋がるのか…ということを、それこそ彼女は想像することができたのだ。
別れ話を持ちかけられた夫は一体どんな気持ちだったのだろう。ラウンジの一件など、もしかすると記憶にもなかったのか…。

そしてわたしがこの夫婦の一連の流れの中で最も衝撃的なことといえば。離婚後なんと、彼女が想像を絶するスピードで、別の方と再婚をしたということである。しかも相手は10個も年下のピッチピチのイケメン男性だったという事実。
えっ?………は? ちょっと待て、マジか? だってラウンジからまだ半年…、えーーー!? おいまさか…いつから…? 引き金は?ガラスのテーブルは?
再婚パーティにのこのこと参加したわたしは、年下の、確かにかわいいピチピチのイケメンに目を奪われつつ、いろいろな想像で、もうアタマの中は大混乱だった。

10個も年下のイケメンという衝撃と、ラウンジからのスピード再婚。
こんな想像、一体誰ができるというのだ。
まさか想像できない男と別れを決意した女性から、想像を絶する展開を見せられるとは…全くもって想像とはどこまでも無限なのである(^^;

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