苦手だったフードイラスト。描くことが面白くなった理由
以前わたしはイラストの中でも食べものを描くことが実は一番苦手でした。
オリジナルでも食べものはほとんど描かなかったし、お仕事でも日常の一コマとして食絡みのものが入っていたりすると結構憂鬱だったり緊張したもの…(内緒)
しかし2019年、とあるカフェのメニューを描くお仕事をさせていただき、その仕上がり、自分で言うのもアレですが、すごくかわいくて。さらにこれまた2021年、とあるレシピをたくさん描かせていただく機会があったのですが、その時初めてフードイラストって面白いのだなーと思ったのです。
理由としてはこれが一番大きい。
色を作るという事がなんとも性に合っている。
なにが違うの? と思われるかもしれませんが、実はこれまでの描き方とは全く違うのです、わたしにとって。
これまで描いていた日常や人物のイラストでは「色を選ぶ」または「探す」いう描き方。
まず肌の色、髪の毛の色、ニャンコをベースに描いたら今度はシャツの色、何にしよっかな、夏っぽくブルー。そしたらボトムは…ニャンコと珈琲の色と統一しよう。カップは…んーピンクかな? いやこの人は黄色が好きぽ。などと、ほぼ色の迷いと選択。
母親の服装や帽子もあれば子供の服装。スイカがピンクとグリーンだから椅子はどうする、ゴミ箱はゴミ箱っぽくならないような、けどゴミ箱ぽくするには…とかとか。
ここまでくると色を決めるのもひえぇーーーーー(汗
って感じですよね。
しかしまぁこの色の選択、迷いも込みで、色を選ぶという作業が楽しいのは確かなのですけれど。他のイラストレーターの方はどうなのだろう、気になるところではありますが…。
さてこれがフードイラストの「色を作る」となるとどうなのかというと…
例えばこのカヌレ。
どんな風に色を作っているかと言うと…
我が家の定番、
サリーズレシピのトマトとお豆のカレーはどうかというと…
もうね、本当に楽しいんですよね。実物や資料や画像を見ながら、これってどんな色でできてるんだろうってじーーーっくり探したりするのが。
そして思い通りの色が出来上がった時のニマニマ満足感はなんとも言えません。
苦手だと思い込んでいた食べもののイラスト。まさかこんなところに楽しさが隠れていたとは…。昨年から食べものを中心に描いていますが、もうこれは運命の出会い。楽しみながら色を作る沼にどっぷりとハマって行きたいと思います。
例えば武蔵野珈琲で野菜畑のガレットを凝視している人がいたらきっとそれはイラストレーターシマノアヤ子。
そーっと見守ってあげてくださいねん(^^)
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■個展開催のお知らせ
sally's cafe & shimanoayako展
2022/8/19(金)〜 21(月)
場所:Universal Childcare Akasaka
東京都港区赤坂7-7-5 赤坂AMLビル1階
時間:11時〜15時
さらに詳しい事は、
わかり次第ご案内いたします。
たくさんの方にお会いできることを
楽しみにしております(^^)
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