ヒーローになった女子高生。スタントマンへの道。
自己紹介(3)
❇︎自己紹介はこちらにまとめてあります。
接客が苦手だというのにお寿司屋さんでバイトをしていた。
ある日クラスの友達が「シマノにぴったりのバイトがある」そう言って持ってきてくれた一冊のバイト誌。これが、その後のわたしの運命を変えることになる。少しだけ。
「ヒーローアクションショースタッフ募集!!」
飛びついた。
スタントマンを夢見るわたしにとって運命の出会いだった。速攻で連絡をし、面接。高校二年生の時だった。
アクションショーとは言ってもイベントで行われるキャラクターショー全般である。ヒーローだけでなく、悪の手下(ショッカーみたいな)であったり、獣士(バルタン星人みたいな)だったりすることもある。
テレビアニメのキャラクターショーなど、声に合わせてその役になりきる。なんて事もあるわけで。(ドラゴンボールとか)
学生時代はほぼ、このアクションショーのバイトと事務所近くの公園で行われる殺陣や型のレッスン、リハーサルで明け暮れた。
楽しかった。
全てを注ぎこめるほど楽しかった。オタクの人も多かったけど、スタントや役者、音響、撮影関係、司会、アクションアクターなど、その頃一緒だった仲間にはそれら特殊なものを目指すものが多い。
しばらくするとそれぞれがそれぞれの道に面白いほどに進むことになる。スタントマンを目指していたわたしもその一人だった。その頃のスタントの登竜門といえば千葉真一主宰「ジャパンアクションクラブ」JAC(ジャック)だった。
JACに入りたい!
19歳の時の決断だった。
「ジャパンアクションクラブ養成所入部オーディション」まずはここへ行く!オーディションを受ける!
こうしてわたしはJACのメンバーとなることを夢見て、東京で行われるオーディションに参加することを決めたのでした。
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