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OTキャノンボール~準備編~

こんにちは。先日、大阪→東京のキャノンボールに挑戦してきたむらたくです。なぜ私がいきなりnoteを始めたかみなさんお気づきになられたでしょうか(笑)
そう、このレポートを書きたかったからです(大学のレポートは死ぬほど嫌いなのによくそんなことが言えたもんだ)

と、いうわけで今回は準備編です。たいして書くこともないけど(;'∀')

※この記事はキャノンボールに失敗した男の話です。
挑戦しようとされている方は参考にしないようお願い申し上げます。


経緯

初めから話がぶっ飛びますが、まずね、経緯をお話ししますよ。私がキャノンボールに挑戦しようと思ったきっかけを。
そもそもキャノンボールを知ったのが三年前。ロングライドにハマった私はロングライド攻略の本が欲しいと思い書店に立ち寄りました。そこで恐ろしいタイトルの本を見つけてしまいまして…

自転車で1日500㎞を走る技術

という本でした。どうも大阪‐東京間を結ぶ国道1号線を24時間で走破するという頭のおかしい(?)挑戦らしい。この時は、だれがこんな恐ろしい挑戦やるか!と思い静かに本を閉じました。

時は経ち2021年春。高校生活最後の挑戦でなにかしたいと思った私はおもむろにキャノンボールの存在を思い出しました。詳しく調べていくと初級キャノンボールというのがあるらしい。名古屋‐東京を結ぶ350㎞を24時間で走り切るという挑戦ですね。500㎞を24時間は無理だけど、350㎞を24時間なら走り切れるのではないかと。またこの時すでに愛知‐京都の日帰り300㎞は経験していたため、なんかできそうという根拠のない自信だけを頼りに、2021年3月27日に一回目のチャレンジをしました。結果をいうと足柄手前270㎞地点でDNF。これまでこの強度で走ったことがなかったからでしょう。股関節がかなり痛くなり20㎞/hも出せなくなったところでリタイアしました。
この時リベンジを誓いました。

さらに時が経ち2021年秋。今年はキャノンボールに挑戦する方が例年よりも多かったらしく、毎週末のようにチャレンジが行われていました。達成する方がとても多く、中には女性で23時間を切る超人も現れ、私も挑戦してみたいという思いが強くなってしまったわけですね。三年前は絶対やるかと思っていたのに…(笑)
また10代最後の節目を迎えるこの年、なにかやって終わりたいと思うのが私の精神。
さすがに本家のキャノボはまだ達成できる気がしなかったので、初級キャノンボールの再挑戦でもしようかと計画を進め始めました。

三日前になって風向き予報を見るとかなりの西風の模様。11月に2回自転車で大阪まで走りに行っていた私はあろうことか、キャノンボールを挑戦するいい機会なのではないかと思うようになったのです。
これは金銭感覚の崩壊ならぬ限界感覚の崩壊でしょうか。
前日の予報では静岡市手前まで平均の風速が5m/s、その後はそよ風程度の横風、東京近郊だけ3m/sの向かい風。かなりの好機だと判断しTwitterで呟きました。

こうして私のキャノンボールの挑戦が始まりました。


装備

キャノボを行うにあたって様々な準備をしました。

まずは自転車の装備。できるだけ荷物を減らさないと軽快な走行はできないと思い、小型のサドルバッグとツール缶で対応しました。
実際に持って行ったものは次の通り
・サドルバッグ
 タイヤレバー、予備チューブ×1、イージーパッチ、携帯工具、痛み止め、お守り、かいろ×2、お守り。
・トップチューブバッグ
 10000mAhのモバブ、各種充電コード、芍薬甘草湯、羊羹(はいるだけ)
・ツール缶
 輪行袋

そう、今回一番のこだわりポイントはツール缶に輪行袋を入れるという荒業。が、しかしこの輪行袋なら可能なんですね!!!

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これを

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こうして

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こうじゃ!!!!!

はい、収納に1分もかかりません。すっぽり入ってくれました。畳まなくても入るというのが最高ですね。これで3000円という破格!お守りとしておひとつどうですか?

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こちらはサドルバッグ中身

えー、また話が逸れました。(最初から逸れてたよね、キミブログ書くの向いてないんじゃない?()

装備紹介に戻ります。

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フレーム:BIANCHI SPECIALISSIMA CV
ホイール:EURUSにGP5000 23Cの組み合わせ。タイヤは最近変えたばかり。
フロントライトには、RN1500とLezyne hecto drive 400xlを装着。
リアライトは、Omni5とOmni3、RAPID Xの三連銃。
サイクルコンピューターはWahoo ELEMENTBOLTです。

そして今回見直すべきであろう服装。
内側から順に、冬用アンダーシャツ、夏用サイクルジャージ、ワークマン裏起毛ジャージ、R250反射ベスト。
防寒具としてウインドブレーカー、長指グローブ、ネックウォーマー。

これだけあれば大丈夫だと思ったのですが……
実際、昼間は暑かったです。うーん、どうするのが正解だったのだろうか…
やはり冬のロングライドは難しいですね。

今回の作戦

これは書こうか迷ったのですが、次の挑戦のときに見返せるように書き残しておきます。

作戦その① シングルボトル
今回、ボトルはシングルボトル体制で挑戦しました。前述の通り、輪行袋をツール缶に収入すると、一つボトルケージがつぶれてしまいます。
中型サドルバッグを使い、一つにまとめWボトル体制で行くのか、小型のサドルバッグとツール缶で対応し、シングルボトルでいくのかで悩みました。
しかし中型サドルバッグ使用に伴うダンシング時の車体の揺れがかなり大きくストレスになると、愛知‐大阪の試走で感じたので今回は使用を見送ることに。
と、いうのも私のSPECIALISSIMAは数あるフレームの中でも軽い部類に入る軽量フレーム。さらに言うと、ディスク以降前のリッシマなので完全にクライミングバイクです。(2021年モデルからオールラウンドモデルとして立ち位置を変えてしまいました…)
そのため大きめのサドルバッグを付けてダンシングをすると重さのバランスが悪くなり、車体が振れまくるのですΣ(゚Д゚)
また自販機で水分を補給すればそこまでタイムロスにならないのではないかと感じました。冬なので頻繁に飲むこともありませんからね。それよりもサドルバッグによる重心の変化を嫌いました。
そんなこんなで500㎞走るとは思えない超軽装スタイルにたどり着いたのです(笑)

作戦その② 水分補給
まずは水分。これはすべて水に統一しました。自販機で何買おうと迷っている時間を削減するためです。私、かなりの優柔不断でして…
またお茶の利尿作用による排尿の増加も防ぐことができます。(こっちが本音)
さらに水分の補給は道路沿いに面していてかつ、横にゴミ箱が設置されている自販機を選ぶようにしてました。水分補給のたびにコンビニに寄っていてはタイムロスです。ゴミ箱の併設を探すのは、無いと空のペットボトルの処分に困るから。

作戦その③ ペース配分 
西風の恩恵を最大限に生かすには、風が弱くなる静岡市で貯金を作っておきたいと考えました。上り坂はゆっくり、平坦は風に乗って飛ばす。
ただ40㎞/h以上は速度を上げないように心がけました。静岡市からゴールまで200㎞程ありますからね…

作戦その④ ワークマンサイクルジャージ
今回、ワークマンのサイクルジャージを選んだのには理由があります。
それはあの圧倒的積載能力!!!(?)
ポケットが6個、内ポケットを合わせると8個になります。

【内訳】
左サイド:補給食
左後ろ:スマホ&財布
真ん中:ウインドブレーカー
右後ろ:補給食
右サイド:ゴミ箱と化す
左内:ネックウォーマー
右内:長指グローブ

です。もったいぶらずにすべて活用しました。小型サドルバッグだけで対応しきれると思ったのはこれがあったからなのです。これだけ詰め込んでも特に重さは感じませんでした。
また中に着た半袖ジャージには、小分けにしたシャモアクリームという名のニベアクリーム、それから携帯ポンプを入れてました。
しかし結果、リタイアしてしまったわけですからこの装備が必ずしも正しかったとは言えませんね。


ながながと書いてしまいましたが、僕の一回目の挑戦はこのような装備でした。特に服装に関してはまだ最適解が見つかっていないです。
これからさらに研究をしないといけませんね


最後までお付き合いありがとうございました。次回はいよいよ走行レポです。(え?誰も興味ないって??)

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