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03370 建築計画学Ⅰ

・ソース   :教科書〇、参考書×、ネット〇
・難易度   :★

・解答作成時間:ふつう
・オススメ度 :可もなく不可もなく…
・先生    :コメント少し長め
・返却時間  :不明
・ひとこと  :終末課題の問題がぼやっとしている



レポート

第1課題

テキスト中に記載のある住宅の事例を1つ取り上げ、掲載頁(ページ)を記し、
①選んだ理由
②それが計画された背景
③計画された手がかりとなったもの
④設計にどう活かされたのか
についてまとめ、①④については自分の考えを述べよ。

第2課題

テキスト中に記載のある集合住宅の事例を1つ取り上げ、掲載頁(ページ)を記し、
①選んだ理由
②採用された計画方式とその理由
③計画された手がかりとなったもの
④設計にどう活かされたのか
についてまとめ、①④については自分の考えを述べよ。

建物写真や図面は全てネット入手。
逆に情報がしっかり手に入りやすいものを選んだ。
NEXT21は調べていてもとても面白かったので個人的にオススメかな。
公式ホームページにも情報がたくさん載っているので、調べやすかった。
引用元の記載は忘れずに。

写真も図面も手に入る、ここは新建築データの出番!と思う。

縮尺などが不明な図面には、素直に縮尺不明と書きました。
点数は悪くなかったので、まあ問題はなかったのかな?
①~③まではほどほどに、④はしっかり文章を書きました。
1課題、合計で1000~1200文字にしました。

先生のコメント

住吉の長屋
この建物は1976年に建設された当初から、そのきわめて特徴的なフォルムと大胆な構成で大きな話題となり、現在に至るまで安藤忠雄の代表作として知られています。雨天時には雨が降り込む中庭を経由しないと部屋間を移動できないなど、様々な特徴を持つ建物ですが、なかでも重要なことは、この建物がきわめて明確に批評性を持っているということに尽きるのではないでしょうか。ここでいう批評性とは、この建物が、私たちが一般的な価値基準で「住宅」と呼んでいる建物の在り方そのものを問うような建築物になっているということです。安藤氏が設計する建物には、私たちが日常を過ごしている時にはまったく気にも留めずにそれが当たり前のものとして受け入れているような住宅のありかたに対して、しかし、一旦立ち止まって、あらためて住宅の本質的な在り方を考えてみた時に、本当にその姿で良いのだろうか、何か別の形があり得るのではないだろうか、といった問いを投げかけてくるようなところがあり、またそれゆえに、建築家として名を知られる所以でもあるのでしょう。

NEXT21
ユニークな事例を取り上げていただいたと思います。この建物は1993年に竣工して、すでに築30年が経過しました。近年、いわゆるSDGSなどの環境法規制がより重要な社会問題として取り上げられる中で、30年前に同じような問題提起をしながらこの建物が建てられていたことには先見の明があったと言えるでしょう。また、こういった問題提起を社会的なインフラにまつわるガス会社という企業が行っていることも特筆すべきことであると言えます。さらに重要なのは、この建物が、現在ではインターネットのWEBサイトから情報を発信し(建設された当時はインターネットは全く普及していなかった)、築30年経過した現在でもその情報を公開・更新し続けているということです。エコロジー的なコンセプトを掲げて建設される建物は少なくありませんが、しかし、その結果を地道にレポートして情報発信し続けることができている建物はほとんどありません。文字通り、その実験精神を持続しているわけであって、その点でも高い評価を与えてよい建物であると思います。
レポート中の指摘にもある通り「スケルトン・インフィル」という考え方も、この建物によって広く知られるところとなりました。一般に、住宅設備は建物の構造躯体に比べて経年劣化の度合いが早く、短いものでは10年程度のスパンで交換が必要になる物も少なくありません(給湯器、エアコンなど)。すなわち、堅牢な建物躯体をベースとしたうえで、比較的容易に設備や内装が交換可能となるように、建物の設計を行うことと、また同時に、運営のルールを定めることが大事であるといえます。本建物はこういった観点からも大いに参考になる事例であるといえるでしょう。

終末課題

第3問、第4問が出題。
500~650文字で文字のみで提出して、どちらも40点の合計80点でした。
先生からのコメントはなし。

問題がぼやっとして何を答えればいいのか、分かりにくかった印象。
心配していた問題はでなかったので、まあいいか。

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