スワローズプロテクト予想

お疲れ様です。島流しです。
茂木選手FA獲得に際し、プロテクト予想を行います。

参照サイト様 https://southzone.sakura.ne.jp/28/


■プロテクト選定前に

戦力外予想も避けられがちな昨今、選手を明確に分けて去就を左右するプロテクトもまたセンシティブな話題でしょう。ですが現行のFA制度に人的補償という仕組みが存在する以上、個人の希望に関係なくそれは起こりうるものです。スワローズファンとしては誰かが居なくなるのは悲しいことですが、そもそも楽天は既に茂木選手を失っているため、代わりに誰かを獲得出来るならその権利の行使にとやかく言うことはできません。そして28人の枠を外れた選手当人にしてみれば、スワローズの全選手から29番目に必要とされたという名誉であり、新天地で今後の出場機会が見込める良い事かもしれません。さらにいえば、これはプロ野球(NPB)を構成する一要素であり、楽しみにしているファンもいます。大局的にはマイナスなことばかりではないのです。
もちろん、金銭補償の杞憂に終わることもあります。その場合、スワローズのリスト選定が上手くいったと褒めるべきか、獲得に値する選手がいないことを悔しがるべきか、考え方は色々です。選手か、チームか、また別のなにかか、自分の楽しみ方について考えるきっかけにしてもよろしいのではないでしょうか。
プロ野球団の目的はあくまでも優勝。どんな結果であれ、優勝を目指しながらシーズンの最後まで楽しみ尽くして終われたらいいなと私は思います。

■プロテクト選定にあたり

今回のプロテクト選定にあたっては、スワローズの事情と楽天の事情を両方考える必要があります。ですが私は楽天ファンではないため、楽天の予想については正直自信がないので、適当です。まず互いのチーム事情について、自分の見解を整理してみます。

〇スワローズ
・主力選手への依存度が高いチームで絶対に渡せない。
・渡米を控えた村上がおり、後釜も守りたい。
・投手層が課題であり、一軍戦力は外せない。
・功労者を大事にするイメージがある。
・怪我人が多く、すぐ戦力にはならない選手もいる。

〇楽天
・茂木栄五郎は内野手だが、チームとしては内野の層は薄くない。(ドラ1の宗山もいる)
・外野も優先度は低い。
・投手陣が課題。(スワローズよりはマシ)
・捕手層は薄いが、実績の太田光、打てる安田がいる。
・長打力に欠ける。
・地元志向あり。
・既にスワローズから3人投手を引っ張っている。
・育成力に難があり、即戦力重視。

こんなところでしょうか。基本的にはこれらの要素からプロテクト優先度を考えております。

■プロテクト必須選手

スワローズのチーム事情として、何がなんでも、仮に取られることが無くとも、プロテクトしなければならない主力選手から埋めていきます。

・山田哲人
・村上宗隆
・長岡秀樹
・中村悠平
・塩見康隆
・吉村貢司郎
・大西広樹
・小川泰弘
・高橋奎二
・木澤尚文
・田口麗斗
・山本大貴
・小澤怜史
・清水昇

これだけで14人埋まります。ここまでは異論ないと思います。そしてその後、14人の主力に次ぐ、一軍実績のあるポスト主力を続けていきます。

・古賀優大
・内山壮真
・並木秀尊
・丸山和郁
・奥川泰伸
・丸山翔太

の6人です。

ここまで20人の選手を選定いたしましたが、正直この追加6人からは、少し悩むこともあります。特に並木丸山和の2人に関しては、楽天の補強ポイントからも獲得リスクが比較的低く、漏れても仕方ないのでは?と考えもしました。ですが、球界レベルの足を持つ並木と、ヒットメーカーにもなりうる丸山は、万が一にでも失うのは惜しいと考えた次第です。また古賀内山はポスト中村悠平という点と、捕手の流出による戦略上の損害を考えると外せません。奥川と丸山翔も若い投手陣のなかでも実績ある選手のため守るべきと判断しました。

■チームの方針

「最大の補強はドラフトである」と言う人もいるほど、ドラフトはチームの戦力を左右する大きな要素です。そのため直近のドラフトで獲得した選手は一軍実績に関係なく、プロテクトの優先度は高くなります。いつまでを「直近」とするかは人によりますが、複数年だと数が多すぎるので、単純にプロ一年目から選びます。

・松本健吾
・石原勇輝
・鈴木叶

この3人です。ドラ1が行方不明だとシーズン中はキレそうになりますが、いざ育成落ちすれば考えるのは楽ですね。上位の投手2人は来期以降の期待のため当然残します。というか期待できない選手に貴重な指名枠など裂けません。4位の鈴木は高卒ルーキー×チームのトッププロスペクトということから残すべきでしょう。5位の伊藤選手は悩みどころですが、内野UTでは短期的により活躍しそうな選手が複数いるため、外しても取られる可能性、リスクは低いと判断しました。スワローズは元ショートの何でも屋が多いという伝統もあります。(というか取らないだろ)

続いては功労者プロテクトです。岩瀬、内海、長野、和田毅と、プロテクトリストを外れたベテランが指名されて一悶着起こることが多々あります。かなり強引なプロテクトとなることもありますが、スワローズはあまりダーティなイメージを持たれたくないでしょうし、ここは順張りしてくると考えています。

スワローズでこれまで功労者といえば石川雅規、青木宣親、川端慎吾の3人でしたが、青木が今年惜しまれつつも引退しました。しかし功労者という意味では石山泰稚も36歳、青木が抜けたら石山を考えなければなりません。というわけで、プロテクト予想は以下となります。

・石川雅規
・石山泰稚

石川雅規は外れるのではないかという意見もありますが、私は外さないと思います。確かにチームの戦力として見たら限界に近いですが、記録に関係なく石川雅規の最後はスワローズ以外ありえません。三浦大輔や山本昌のように限界までやり切って欲しいのです。
石山泰稚はここ数年かつての輝きを失いつつありますが、それでも一軍戦力として計算できます。同じ成績を残す中堅よりは石山の方が優先度は高いでしょう。
川端慎吾は悩みましたが、楽天のチーム事情から取られる可能性は低いと判断しました。川端は守備につけない打撃専門選手ですのでパ・リーグのDH需要を考えてみましたが、これは全く無いと思いました。楽天は川端と同タイプだった銀次選手が去年に引退しており、同じ年代の似た選手として川端が求められることは考えにくい。野手層はそこそこながら、長打力が課題の楽天打線に高齢の単打マンが増えても得はありません。そのため川端を外すことのリスクはかなり低いと考えます。

■当落線上の選手

ここまで25人の選手をプロテクト予想してきましたが、あと3枠が本当に難しい。守りたい選手だらけです。当落線上の主な選手は以下になります。

・山下輝
・星知弥
・山野太一
・坂本拓己
・竹山日向
・松本直樹
・赤羽由紘
・宮本丈
・北村恵吾
・小森航太郎
・武岡龍世
・西村瑠伊斗
・澤井廉
・岩田幸宏

え、これがプロテクト漏れなの!?となるメンツですが、ここからあと3枠選ばなければなりません。一人一人に思うところはありますが、スワローズと楽天の両者の需要を考えた時に、守るべきは誰かを私なりに選ぶなら、この3人になります。


・坂本拓己
・西村瑠伊斗
・澤井廉


ここまでベテランと主力を守ってきましたが、坂本は将来を意識してのプロテクトです。竹山とも悩みましたが、1年若く、より実戦に近そうということから、坂本をピックしました。スワローズが守りたい選手であり、楽天からも求められる選手だと思います。近いうちに一軍戦力となるでしょう。
次は西村と澤井です。これは楽天の長打力需要とスワローズの村上の次のクリンナップという観点から守るべき選手と考えます。西村はまだ取られにくい気がしますが、村上の次の主力候補筆頭となるべき選手ですので、ここは外したくないでしょう。澤井はそろそろ出てきて欲しい歳ですが長打力は相当なものがありますし、いくら吉野や吉納がいるからと油断しては取られる可能性もなくはないです。とはいえ当ててる自信はないです。外しても取られなさそうでもある。難しい。

■誰が取られそうか

28人まで考えましたが、最終的には誰を守るかより誰が取られそうか考えるようになってきました。今回の私のリストは正直甘い気がします。裏で密約でもない限り、松本直樹が外れてたら持ってかれる気がしてなりません。かといって西村澤井が取られても困る。取られる可能性は低いかもしれないけど、万が一取られたら松本直樹より損害が大きい。スワローズは今年捕手不足で苦しんでましたが、その後は捕手集めに奔走したこともあり、松本直樹流出でもギリギリ耐えられるのではという考えもあります。松本直樹は、いつまでも中村古賀内山の4番手に甘んじるような選手ではない。チャンスがあるなら使ってくれる場所に行って活躍して欲しい気持ちもある。でも出ていかれるのは困る。もどかしい。
投手なら金久保か星あたりでしょうか。楽天はスワローズより先発が良いので、スワローズから取るなら中継ぎだと思います。この2人は怪我もあって1年間バリバリやるのは難しいですが、取られる可能性はあるでしょう。でも投手は補強してるしな、枠考えたら無いかもな、分からないな。全く分からない。

■最後に

正直後半は酒の勢いで書いた適当さ加減ですが、プロテクトリストを作ってみるとスワローズがそんなに選手層薄すぎはしないことが分かって安心しました。補償が人的か金銭かはまだ分かりせんが、チームと選手にとって良い結果になればいいと思います。
来年こそはスワローズが優勝しましょう。
茂木栄五郎万歳。

それではおやすみなさい。

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