出雲の観光を支えたい..島根県出雲市のタクシー会社がドライバーを募集中!!
観光地として人気の出雲。近年ではインバウンド化の流れも踏まえ、観光コンテンツの充実に力を入れている出雲市ですが、ここにきて大きな問題に悩まされています。それは出雲の観光の根底を担う、バス・タクシーの運転手不足。運転手不足は深刻で、このままだと近い将来、出雲の観光は成り立たなくなってしまうかもしれません。
けれども実際、タクシードライバーってどんな仕事なの?
昭和31年の創業から現在に至るまで、安全・親切・迅速をモットーに出雲市内の交通インフラとして愛されているタニモトハイヤーの取締役・園山さんにお話を伺いました。
出雲ガイド (以下出雲) : まずは自己紹介をお願いします。
園山 : 営業部長の園山です。22年ほど前、県外の会社からUターンで転職しました。一般乗務員から運行管理者を経て、現在は営業職になります。
出雲 : 運行管理者や営業職はどんな業務なんですか?
園山 : 運行管理者は国家資格になります。人員配置、勤務時間の把握、メンテナンス含めた車の管理、、人と車両を結びつける要になるのが運行管理の仕事です。
営業職はざっくり言えば、運行管理にお客さんからの依頼を伝える仕事になります。官公庁、学校、法人からの依頼をコーディネートして運行の指示 を出します。他にもクレーム対応なども業務に入ってきます。
タクシードライバーの働き方
出雲 : まず一番気になる給与面についてはどんな感じでしょうか?
園山 : まず給与ですが歩合制になります。一応賃金の最低保証はありますが、給与が最低賃金だけという方はいないですね。
歩合制は自分が頑張った分だけ収入に反映します。これは根性論などではなく、例えば弊社には一口にドライバーといっても運転する車は一種類だけではありません。
出雲 : そうなんですか??
園山 : 普通のタクシーの他に、9人乗りのジャンボタクシー、あとは霊柩車、福祉車両、そして観光タクシー。資格を取ったりスキルを磨いて、これらを全部乗れるようになれば仕事の依頼も増え、それに比例して給与も上がっていきます。
出雲 : 普通に二種免許だけ取得しても全部乗れないんですね。
園山 : そうなんです。介護タクシーと言われる福祉車両を運転するにはヘルパー2級の免許が必要ですし、観光タクシーを運転するには認定ドライバーの資格が必要です。観光タクシーは運転手とガイドを兼ねるので知識が必要になりますね。
出雲 : ちなみに勤務体系についてはどんな感じなんですか?
園山 : 平日勤務で土日休みの日勤制と、6日間でローテーションを組む(6日間のうち4日間出勤)の交番制があります。基本的には働き方の希望に沿ってシフトを組む形になります。働く時間の調整がしやすいので、家庭の事情に応じたシフトが組めるところが良い点だと思います。
出雲 : 小さなお子さんがいる家庭は助かりますね。
出雲でタクシードライバーをやる魅力は?
園山 : 都会のタクシードライバーと違って、単なる移動だけで終わらないのが面白いですね。観光のお客さまを乗せる機会も多いので、自然が豊かなところや自分も知らなかった場所に行く機会も多くあります。
運転していて目にするものや感じるものも都会とは違うと思います。
それと、時間に追われて必死になって働くという感じはないですね。ゆとりがある働き方ができていると思います。
この仕事の面白いところややりがいは?
園山 : 荷物じゃなくて運ぶのが人なのでそこが醍醐味かなと思います。お客さまとの出会いは一期一会。車内でお客さまとの時間を共有し、会話が弾んだりすると面白みを感じます。
観光タクシーだと降車時にも、ガイドとしてお客さまと一緒に行動するのでより密にコミュニケーションが取れます。自分の持つ知識がお客さまの知りたい欲に刺さり、需要と供給がマッチしたときにはやりがいを感じますね。
出雲 : 今までで印象に残っているアテンドはありますか?
園山 : 群馬の高崎から来た親子をアテンドさせて頂いたのが特に記憶に残っています。出雲大社、日御碕、出西窯を周り、斐川の宿までお連れしました。のちに感謝の手紙と一緒に、なんとダルマが送られてきたんですよ。
「願いが叶ったらダルマに目を入れてください」と添えてありました。
そして去年、願掛けが叶ったので目を入れることができました。
出雲 : え、それはすごい!嬉しいですね。
園山 : お客さまが喜んでくれてお礼を送ってくださることは割とあるんですよ。ありがたいことにリピーターになってくださる方もいますね。
こんな人におすすめです
園山 : やはり運転が好きな人。車そのものが好きなのは必須ですね。
あとは車という個別の空間の中に身を置くので、自分のペースで働きたい人には向いています。
基本、お客さまに対し一対一で対応する形となるので、自分一人で達成したい人には向いている仕事だと思いますね。
出雲 : 私は向いてるかもしれません。
園山 : 配車指示さえちゃんと守れば、あとは本人の自由に時間をコントロールできるので、ランチやお茶も自由な時間に取れるところが魅力だと思います。
それと観光業に興味のある人にもおすすめです。出雲という土地柄、色々な観光スポットがあり、関わりも多くなります。
出雲 : 色々な観光地に仕事で行けるのは魅力の一つですね。
園山 : 乗務員として色々な場所に行けるのは自分の興味や知識を広げるのにいい機会になると思います。そこでインプットした知識を、次のお客さんをアテンドする際にアウトプットする。その繰り返しで経験値を高めていけると思います。
会社のこれからのビジョンは?
園山 : 今年の3月からタブレットを使った自動配車を取り入れています。実は今まで無線の配車だったんですよ。無線だと今走っている車がどこにいるか正確にわからない。だから次の配車指示が出しにくい。
自動配車だと空車になるタイミングもわかるので効率よく指示ができるようになりました。またデータも全部取れるのでタクシーが良く使われるエリアや時間などの比較検証も可能になりました。
全体の台数が限られる中で、いかに効率よく車を回せるか。そこを追求していけたらと思っています。
出雲 : 出雲のタクシー業界もついにDX化ですね!
園山 : 観光にも本当は力を入れていきたいですね。現状4人の認定観光ドライバーがいますが今後増やしていけたらと思いますしレベルアップもしてほしい。私自身、出雲大社かたりべガイドの会というのに所属していたことがあり、出雲大社周辺のガイドにはかなり精通していると思います。自分のその知識を社内でも共有して、それを各々が個人のスキルとして身につけてもらえたらいいですよね。
最後に、タニモトハイヤーのお仕事について気になるポイントをまとめました。
🚕 タクシードライバーの募集要項はこちらから 🚕
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