しまねヒト・モノ・コト体験ツアー 事後レポート #田中将吾
「将来についてじっくり話せる同世代との出会い」
東部ツアー参加者:田中将吾 愛媛大学理学部2年生 (大田高校出身)
街並みに心を奪われた美保関
ツアーに参加したのは、大田市出身の自分は島根県の東部地方について何も知らない なと改めて思ったからです。企業の取り組みなど中心に島根の新しい魅力を知りたいと思 いこのツアーに参加しました。 最初に訪れた文化財指定の館をもつ老舗割烹旅館の美保館は、街並みがとにかく美し かったです。海に面した街で、神社や昔ながらの家がとても島根らしいなと思いましたが、 専務の定秀さんの「街を変えすぎずに良さも残しつつ、観光資源として無理ない形で守り活 用しておられる」という話が印象に残りました。また美保館の中も古く良き内装を保ってい て、海の景観もすごくてここで将来働くのもいいなと思うぐらいでした。
楽しんで仕事をする大人
次に印象に残ったのは、松江市内に新しくできた「enun」というコワーキングスペースで の社会人と交流会でした。印象に残ったのは、Asitの佐野さんのお話でした。正直、大人に対して、「仕事だるいな〜」と言っている印象があるのですが、お話を聞いた佐野さんはとに かく楽しみながら、自由に仕事をしようとしていて、そんな大人と出会ったのは初めてでし た。こんな人が増えるともっと社会(島根)が楽しくなるだろうなと感じました。
真剣な話もじっくりできる同世代
訪問先も魅力的だったのですが、ツアーを通じて同世代の島根出身の学生らと話す時間 はとても刺激的でした。松江出身で東京の大学に通う野津くんは、企業でのインターンで マーケティングなども勉強していて、島根出身の同世代で一番活発に活動していると思うく らいでした。それに、意見交換をするときも、知識を交えて話し合いをしていて刺激もありま したし充実した時間でした。今後も野津君がする1on1対話や島根での活動に協力していき たいと思いました。
また、自分も興味があった「障がいを持つ方との関わり」について、九州から参加している竹本さんに話しかけてみたら、とても深い話ができました。大学に入学してから、将来などについてじっくり話す友達があまりできていませんでした。なので、ツアーのなかでしっかり考えて自分の言葉で話し、それに応えてくれる、野津君と竹本さん以外の島根出身の同世代との時間はとても楽しく、もっと話をしていたいと感じました。また、自分自身も今後いろんな活動をしてみたいので、協力をしてくれそうな同世代の仲間ができたことは、自分自身の背中も押してくれるきっかけになりそうです。
今回のツアーで感じたことは、「島根を何もない」という周囲の人は、おそらく魅力のある 場所や人を知らないだけだなと改めて思いました。就職についても、最初から島根での就 職を考えから外さずに、まずは知ってからでも遅くないのかなと思います。貴重な経験をさ せていただきありがとうございました。
<大学生や後輩に向けてメッセージ>
参加者の中には起業をしたい人もいれば、就職を考えている人もいて、島根出身の大学生は いろんなモチベーションを持った人がたくさんいることを知ることができました。いろんな学 生がいましたが、それぞれの立場で「この人も頑張っている」と仲間意識や刺激を受けまし た。観光目的でもいいから参加することで、いろんな気づきを得ることができると思います。 イベントを開催するなど活発な学生もいましたが、将来やりたいことがなかったり、なんとな くの参加だったりしても、十分楽しめる内容のツアーになっていると思うので、そんな人たち にもぜひ参加して欲しいと思います。
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