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闇バイト強盗、実行役は「使い捨て」…報酬得たものほとんどおらず

首都圏などで相次ぐ「闇バイト」による強盗事件では、実行役らの大半が「X(旧ツイッター)」などSNSでの募集に応じて、事件に加担している。民間の調査では、高校生の5割近くはSNSで仕事を探したことがあるという。逮捕された若者らの多くは報酬を得ていないが、その代償は大きい。警察は「怪しい求人には絶対応募してはいけない」と呼びかけている。

いう

 東京・葛飾区の住宅で男性が縛られた状態で見つかった強盗事件で、新たに実行役とみられる23歳の男が逮捕されました。

【映像】葛飾区強盗事件の当時の様子

 無職の本橋日尚太容疑者(23)は2日、仲間と共に葛飾区の住宅で住人の70代の男性の顔を殴ってけがをさせたうえ、粘着テープで縛って現金などを奪った疑いがもたれています。

 警視庁によりますと、本橋容疑者は実行役とみられていて「X(旧ツイッター)」で闇バイトに応募していました。本橋容疑者の彼女が4日、「彼氏が葛飾の強盗に関与しているかもしれない」と交番に申し出たことなどから特定に至りました。

なぜ闇バイトに手を染めたのか
 首都圏で相次いでいる連続強盗事件の捜査や、2022〜23年にかけて起きた「ルフィ事件」の公判などで、実行役となった犯人たちの肉声が伝えられている最中の10月30日、東京・三鷹市の住宅に複数の男が押し入る強盗未遂事件が起きた。同日夜に出頭した京都市内の大学生、佐円昌紀容疑者(23)は「SNSでホワイト案件を検索した。逃げたら殺すと言われて従った」などと供述している。逮捕された実行役の多くはSNSなどで「闇バイト」に応募したことが分かっているが、首都圏の事件では指示役の逮捕に至っていない。いわば「逮捕要員」でもある実行役は、どのような経緯で犯罪に手を染めてしまったのか?

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