民族と祖国とは❓
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
すでに話題本で有名かと思いますが、友達に貸してもらって一気に読んでしまいました!
イギリス在住の方が、息子さんのの中学生生活を通して、社会の変化と"多様性"に付き合う過程を描いたエッセイ(ノンフィクション)。
息子さんが通う「元・底辺中学校」は、それまで通っていたカトリックの小学校とは違い、白人率が高く格差(貧困層)も多い、国際社会の縮図のような学校。
ティーンならではの素直さと思い切りの良さの息子と、東洋人の見た目に悩む息子に筆者が返す飾らないけど誠実な対応に色々考えさせられました。
◆民族や出身国が違くても、宗教や階級が同じである"ヨコの多様性"より、貧困・格差との“タテの多様性“の方が難しい問題。
◆"多様性"自体が珍しいことでもありがたいことでもなく、乗り越えるのは面倒で大変。「無知」とどう向き合うかという問題。
◆2010年代後半は、英のEU離脱など「分断」が問題になった。その背景は、こういう教育過程から変わってしまうんだなと実感。
読む人によって響く部分や印象が違うと思うので、他の方の感想も聞いてみたいなと思いました☺️
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