【毎日更新!】ここまでの軌跡とZoomへのお誘い
海遍路/山遍路:瀬戸内アドベンチャー320キロ(海山遍路)では、期間中4回、宿泊地の冒険者と皆さまをつないでZoom交流会を行います。
初回の8/10(火)19:30を控え、ここまでの旅の記録をまとめてみました。
「そのとき何が起こったか?」「そのとき何を感じたか?」を冒険者たちに根掘り葉掘り質問して、「明日も頑張って!」とお互いにエールを送りましょう!
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そもそも海山遍路とは?
海山遍路とは、FC今治が運営するしまなみ野外学校の5周年特別企画です。
これまで瀬戸内縦断プロジェクト8泊9日や島の冒険キャンプ8泊9日などの大型企画を送り出してきたしまなみ野外学校が、特別に20泊21日の超大型企画を組みました。
海山遍路の行程は、四国八十八か所霊場のうち57番札所栄福寺から69番札所観音寺を歩いてめぐる「山遍路」と、瀬戸内海をシーカヤックを漕いで縦断し大小の有人島や無人島をめぐる「海遍路」からなります。
この旅のモチーフは、しまなみ野外学校リーダーの「がってん」が、若い頃に日本全国を一周し、自分の足で歩いたり、田舎の人々と交流したりして、それまで気づかなかった自分の未知なる可能性に気づけた体験です。
若い世代が、様々な出会いの中で、生きることに向き合い、本当の豊かさとは何なのかを考えるきっかけをつかむことができたらと考えています。
だれがどんな想いで参加しているの?
14歳から20歳までの7名の男女が参加しています。
みんなの意気込みを一部抜粋してご紹介します。
しい(女性/14歳/沖縄県)
「仲間と意見がぶつかって前に進まない日もあると思いますが、皆んなで協力して、沢山成長出来たらいいなと思います!最年少ですが、頑張ります!」
たくま(男性/14歳/松山市)
「最後まであきらめないように頑張って、参加メンバーみんなで力を合わせながら最高に楽しい旅にしたいと思います。」
こだい(男性/15歳/埼玉県)
「仲間と協力しあってみんなで乗り越えて『辛い』を『楽しい』に変えられる様に自分の力を発揮したいです。そして色んな自分を発見したいです!!」
ハルカ(女性/16歳/今治市)
「今年の夏休み、新しい仲間と新しく発見した自分をつれて帰ってきたい。今までしたことがなかったこと、しなかったことに挑戦し、自分を見つめてみようと思う。どんなことが起こるか楽しみだ。」
まどか(女性/16歳/神奈川県)
「とても長い距離なのでやりきれるか不安もありますがそれ以上に楽しみな気持ちでいっぱいです!」
アビィ(女性/16歳/千葉県)
「一生の宝物になるような素晴らしい体験と友達に出逢えるチャンスを最大限に味わいます。」
あっくん(男性/20歳/東京都)
「この21日間の旅で人間として成長し、今後の人生でこの旅が大きな財産となるように頑張ります。そして、このメンバーで最高の思い出を作りたいです!最年長なのでしっかりみんなをサポートできるように頑張ります!」
1~2日目 仲間とも道具とも初めまして!
1日目は、海山遍路で使う道具の使い方や置き場所を覚えました。
初めて出会う7人の仲間とタープを立てて、「日陰の大切さが分かった!」などとコミュニケーションを取りながら、暮らしをスキルを身に着けました。
2日目は、翌日の行動計画を立てました。
料理と資機材準備で役割分担をし、手際よく物事を進めることを学びました。
3日目 すいかのお礼、ちゃんと言った?
リーダー:あっくん
元気に準備運動をし、FC今治スタッフに見送られながら、初日の行程をスタートしました。
栄福寺では、住職の白川密成さんに、参拝の心がけなどを教えてもらいました。
この日は、社会福祉法人来島会さんの一角に泊めていただきました。
到着して、すいかの差し入れを頂きました。
しかし、お礼を伝えられないまま、お風呂に行ってしまいました。
疲れているから、早くお風呂に入りたいからと、いい加減になってしまったんじゃないかなと、がってんに指摘されました。
お風呂から戻って、ちゃんと直接お礼をお伝えできました。
「真っ直ぐで純粋で皆で協力して取り組もうとしている彼らのファンになりました。」と言っていただけました。
一日の終わりには振り返りを行います。
疲れてくると、果たすべき役割が果たさない人が出てきて、だれかにしわ寄せが行ってしまいがちだということを確認しました。
4日目 自然との折り合いをつけはじめる
リーダー:まどか
お昼過ぎの酷暑の時間を避けるため、朝6:30に出発することにしました。
午前の早い時間帯は、とても快適に歩くことができました。
昨日感じたことをみんなで共有した結果が生かされました。
そうはいっても、お昼が近づくにつれて暑さは増してきて、体はしんどく重く、思考は鈍く、ルートを見失ってふらふらぐるぐるしてきます。
そんな中、休憩していたら、昨日取材してくれた南海放送の三宅さんが、冷たいぶどうを持ってきてくれました。
歩き終えてからは、だいふく鍼灸整骨院さんにご厚意でマッサージをしていただきました。
慣れない長距離歩行の疲れを癒します。
5日目朝は、台風が通っていくことが予想されます。
自然は人の思い通りにはいきません。
全員の気持ちと、自然の動きとで折り合いをつけて、5日目はどこまで行けるのでしょうか。
5日目 風雨には勝てないけれど、一歩でも前へ
リーダー:こだい
昨晩の段階では、いくつかのパターンを想定しながら、今日は横峰寺をあきらめて他のお寺を回り、明日横峰寺にチャレンジしたいと思っていました。
しかし、今朝、がってんから、「横峰寺に上がるのは無理だよ」と告げられました。
容赦なく打ち付ける風雨の前に、人の意志や力ではどうにもならないこともあると学びました。
一方で、どうにもならない自然の存在と対峙する中でも、「一歩でも前にと思う気持ちが大切なんだ」とつぶやいた子がいました。
夜明けの虹は、冒険者たちの背中を押しているようでした。
今日は、この旅が多くの人に応援されていることを実感する日でもありました。
宿泊地に、複数の方が差し入れを持ってきてくださりました。
明日は、前神寺へ行き、更に足を延ばして新居浜市に足を踏み入れます。
(8/9 更新)
6日目:大人が何と言おうと僕らは温泉に入る!
リーダー:たくま
今日は、石鎚ハイウェイオアシスを朝6:20に出発し、前神寺に行きました。
体も心も暮らしのリズムができてきて、仲間と歩く喜びをかみしめているようでした。
その後、翌日には四国中央市に到達する行程を見据え、また、どうしても温泉に入りたい!というこだわりもあり、新居浜の温泉まで歩き、車で石鎚ハイウェイオアシスに戻ってきました。
この旅では、起床時刻、行程、食事の仕方と予算など、すべて冒険者たちが決めていきます。
その中で、アナログとデジタルとの付き合い方を知ったり、自分の好きに仲間を誘えるようになったりと、冒険者たちは日々新しい自分の扉を開けています。
(8/10:更新)
7日目 目を閉じて、自分の身体に耳を傾けてごらん
リーダー:あびー
今日は新居浜から車で送ってもらって歩きはじめました。
四国中央市に入り、土居福助株式会社様の敷地の一角に泊まらせていただきました。
また、ありがたいことに、お接待をたくさん頂いています。
楽しい旅を過ごしていて、街中の人に笑顔をもたらしているのは素晴らしいことです。
けれど、疲れてきて、暮らしのリズムが乱れてきているとがってんから指摘を受けました。
WiFiが机に置きっぱなしだけどまあいいや、足腰が疲れている気がするけど楽しいからまだ起きていたい。
みんな、心と身体のバランスは取れている?
暮らしはいい加減になっていないかな?
明日はこれまで歩いたことのない距離、標高差300mの上り下り、一日雨の難しい道のりです。
ワクワクや楽しさだけじゃなくて、穏やかに日々の暮らしを作っていく家族のような集団にならないと、唯一の約束、みんなでゴールすることを果たせません。
旅は、転機を迎えています。
(8/11:更新)
8日目 岡田さんと歩けて楽しかった!
リーダー:しい
今日は一日雨の中、これまでで一番長い距離を歩き、300mの標高差を上り下りしました。
それでも、買い物や食事を手際よく済ませ、元気に歩き通しました。
今治.夢スポーツ会長の岡田さんと一緒に歩けたこと、応援してもらったこと、とっても楽しい思い出ができました。
そして、楽しいだけではなく、夕方の暮らしの部分では、今まで以上にてきぱきと役割分担ができていました。
今日もたくさん差し入れを頂きました。
宿のスペースを提供いただくリュウグウさんでは心づくしのおもてなしをしていただいています。
色々な人に支えてもらっている海山遍路。
明日は雨量を考慮して雲辺寺登山を回避し、平地ですが、過去最長距離の30km超の道を行きます。
(8/12:更新)
9日目 香川県に入りました!
リーダー:はるか
今日も一日雨。
前日に設定した30km超の道を歩き、県境を越えました。
引き続き、たくさんの方に応援していただいています。
フリコラの前田さんから果物やゼリーを頂きました。
かなり疲れていますが、今日は旅館に宿泊。
海遍路に備えて力をためます。
明日はいよいよ山遍路のゴールです。
(8/13:更新)
10日目 山遍路ゴール♪ → 海遍路へ!
リーダー:あっくん(リーダーが一周しました)
今日は山遍路最終日。
力を振り絞り、山遍路のゴール荘内半島オートキャンプ場浦島を目指します。
そして山遍路最後のお寺、観音寺へ。
途中、コンビニの店員さんにうまい棒をいただきました!(しいが小学生に間違えられたおかげさまです♪笑)
そしてついに、荘内半島オートキャンプ場浦島に到着!
みんな足が棒になっているようで、ヨチヨチ、ヨチヨチ、カニさん歩き。
8日間で211㌔の山遍路(予定よりも+50㌔)を歩ききりました。
夕方、あっくんのお家族から特製鯛めしとあら汁、メロンをいただきました!ありがとうございました!
今夜は、山遍路到着のお祝いです♪明日からは、頭を切り替えて海遍路の準備へ。
私たちの旅はまだまだ続きます!
(8/14:更新)
11日目 海遍路の準備日
リーダー:まどか
今日の朝はがってん小話を。
この旅を通じて伝えたいこと、そして、みんなどんなことを仕事にしていきたい?そんな問いかけから、朝はスタートしました。
ダンスで人と関わる仕事がしたいなぁ、、、歌で人を元気にしたいな
俺もクマを追いかけようかな、、、カヌーしたいな。
今はまだ、ぼんやりとしているかもしれないけど、きっとこの旅を通じて何か掴めるんじゃないかなと思います。
お話の後はみんなで、海遍路へ向けた準備をしました。
そして、リプロダクションクリニック様より最後(?)の差し入れのスイカをいただきました!本当にありがとうございます♪
午後からはシーカヤックの練習。バディを変えながら、カヤックを変えながら、明日からの海遍路に向けて、練習しました。
夜は、第2回の「zoomで冒険者と繋がる」を開催しました!
参加していただいた皆さま、本当にありがとうござございました。
そして、明日から海遍路。旅も折り返しです。
明日からの一歩を踏み出す元気になればと、みんなのご家族からこっそりといただいた、お手紙を渡しました。
ご家族の想い、応援していただいている沢山の方々の想いを受けて、明日から海へと旅立ちます。
(8/15:更新)
~いよいよ海遍路へ!~
12日目 波乱万丈の海遍路1日目〜
リーダー:こだい
海の旅への最終確認をして、気持ち新たに冒険へ出発!!
初めて漕ぎ出した海は雨、風、潮の影響を受けて、進まない進まない、、
その場で、ずっと漕ぎ続けるルームランナー状態。
12時に小島到着予定でしたが、大幅に遅れ、15時過ぎに今日のキャンプ地に到着しました!
キャンプ地の浜に着いても休む暇はありません。
無人島での生活に身体を合わせていきます。
テントを立てて、火を起こして、ご飯を作って、、
山遍路とはまた違った生活を作っていく必要があります。
夜は、今日の振り返りを。
遅れてしまう艇と、グングン進める艇に分かれてしまったこと、荷物の積み方によって、重いと軽い艇があったことなど、
それをとにかく明日修正しようと、話し合いをしました。
きれいごとではなく、全員でゴールに辿り着くために!
明日も雨模様ですが、頑張ります!
(8/16:更新)
13日目 私たちの行く道は生きるか死ぬか
リーダー:たくま
今日の朝は、なんだかみんな覇気がない?昨日の旅のしんどさ、辛さを身体と心が覚えているからでしょうか。
でも、弱音を吐いている暇はなく、みんなでダンスを踊って円陣を組んで士気を高めます。
そして、いざ、出発。
少し漕いで、みんなが気付きました。「あれ、、?昨日よりも進むぞ!」
そう、今日は、潮、風どちらも味方につけ、ぐんぐんカヤックを進めることができました。
そのため予定よりも1時間半以上早く今日のキャンプ地、袴島に到着。
島に着いてからの暮らしも少し慣れてきたようです。
夜、みんなで火を囲んで今日の振り返りをしました。
今日は、うまく潮と風に乗れたけど明日もそうとは限らない。
私たちの進む道は決して楽な道ではなく、生きるか死ぬか。
そのことをみんなも理解しているようで、改めてペアとカヤックの見直しを。
今日少し遅れが出てしまった艇の子の話をみんなで聞き、みんなが納得するまで話し合いました。いろんな意見がある中で、みんなが“こうしよう“と一つの答えを出していく姿はすごく頼もしかったです。
刻一刻と変わる自然に、私たちが合わせること。そのことを、改めて体感できた1日でした。
(8/17:更新)
14日目 海遍路3日目
リーダー:あびい
今日の予定は、8時に袴島出発。田島まで向かう旅です。
昨日、出発予定時刻を30分遅れてしまった反省を生かし、今日は、しっかりと時間を決めて行動し、準備を終えることができました。
ですが、自然の状況はそうではありません。あれよあれよという間に変化していきます。
今日の出発前、昨日考えていた風向きとは違う方向に風が吹いていること、想定よりも強い風が吹いていたことを踏まえ、
念入りに様々なことを想定して、進路を決めました。
この向きに風が吹いていたら、どうやって漕ぐか、どの向きにカヤックを向けるか、もし、漕いでみて難しかったら、どの島で休むか、、
そんな話し合いもどんどん自分たちだけでできるようになってきました。
そして、いざ出発。
たくさん悩んだお陰で、昨日同様、しっかりと潮の流れに乗ることができ、予定通り、田島に到着することができました!
また、島での暮らしでは、
今ある食材で、いかに美味しくお腹いっぱいに食べるか、食事の大切さを少しずつ考えていくようになりました。
雨の中でも美味しいホカホカご飯を食べると温まるし、元気がでる。そんなことを感じながら、どんどん自分たちの暮らしを豊かにしていきます。
明日も、今日学んだことを活かしてその調子で頑張ります!
(8/18:更新)
15日目 自然に合わせること、自分をコントロールすること リーダー:しい
今日、本当は田島から佐島までの移動(20Kmほど)を予定していましたが、それが叶いませんでした。
朝から土砂降りの天気で、テントから出てくるのも辛い状況。土砂降りの中、火をなんとか起こして、ご飯をつくって、、案の定予定していた出発時刻になっても準備はできておらず、出発できませんでした。
ただ、今回はそれだけでは、ありません。
1人、体調の悪い子がでました。
でも、次に進みたい、行きたい、そんな気持ちが勝って「出発しよう!」と決めかけたその時、がってんから「午前中は休憩しよう。」とお話がありました。
「私たちが相手にしているのは自然。たとえ今日頑張って行けたとして、明日また頑張れるとは限らない。海の上で頑張れなくなったら?それは通用しないよね。自然に合わせるということは、自分をコントロールすること。行きたいという欲求の前に、体調を万全にする。体調が悪くなったらなんで、悪くなってしまったのか、考えて直していく。それがまず、できないと自然を相手にはできないんだよ。」
そんなお話を聞いて、午前しっかりと休憩することにしました。
そして、お昼ご飯を食べて、
みんなが「いける!」となって、改めてスタートをすることができました。
予定していたキャンプ場には辿り着けませんでしたが、少しでも前に進むことができ、そして何より、自然に合わせること、自分をコントロールすること、今日はたくさんのことを学べました。
(8/19:更新)
16日目 海遍路も5日目に!!
リーダー はるか
今日も朝から、雨のスタートです。
海遍路が始まって以来、毎日雨、風、雨。みんな、雨に順応していているようです。
朝ごはんの火おこしも、雨の中テキパキと進めます。
そのおかげもあって、天候を見て急遽、予定ルート、出発時間の変更もできました。そして、いい潮の流れ、風にのることができ、久しぶりの晴れ間の中、無事佐島に到着。
途中、弓削島に上陸し、残りの旅で、足りない食材をゲットしました!
今日中に消費できる鶏肉や、キャベツ、もやし等を買い、久しぶりの葉物の野菜、お肉のご飯に「美味しい!美味しい!」の大合唱となりました。
美味しいご飯を仲間と食べる幸せを噛み締めます。
そして、明日は難関のコースとなることが予想されます。
船折れの瀬戸と呼ばれる、伯方島と鵜島の間を抜けるように流れる潮流に巻き込まれないよう、全力で漕ぎ抜ける必要があること、来島海峡を通るたくさんの船を常に気にかける必要があること、そして、長距離、長時間の移動が予想されること、、
それらを全て乗り越えて頑張りたいと思います!
(8/20:更新)
17日目 真水と太陽
リーダー あっくん
昨日、夜、タイドラインの予想を遥かに超える潮と波により、ほとんどのテントが浸水しました。迫りくる波の音がきっとみんなの身体に刻み込まれたことと思います。自然は遥かに予想を超えてくること、そのために最善の準備をすることが必要であると学びました。
そんな振り返りをした後、
朝、今日の天候を見て、急遽、出発時間を早めての出発をすることにしました。
いろいろな想定を考えていたおかげもあり、昨日立てた計画通り、なんとか今日のキャンプ地に辿り着くことができました。
途中、真水(調理用20リットル分と、個人の飲み水分)の追加をしたり、山からの恵みの水をいただいて、久しぶりに真水で全身を洗い流すことができました。
こんな贅沢に真水を使えるなんて、、普段の生活だと当たり前すぎることも、今だと本当に有り難く思うことができます。
また、今日は久しぶりにお天道様が顔を出してくれました。
最近、“暑い“という感覚を忘れかけていたのですが、今日、また思い出すことができました。
真水で身体を洗って、久しぶりに海で泳いで、太陽に照らされて、真水と太陽に大喜びです。
そして、今日も日が暮れます。
海から今治の町を見ることができる距離になって、嬉しい反面旅の終わりの寂しさをみんな感じているようです。
「まだ帰りたくないよ。もう一周みんなでいこうよ!」なんていう声がちらほらと。
残りの時間、精一杯、最後まで笑って迷って、やりきりたいと思います!
(8/21:更新)
18日目 最難関を超えて
リーダー:まどか
今日は、もしかすると今までで1番難しいコースだったかもしれません。
大島から比岐島まで、大きな航路となっており、大きな船が何艘も通ります。そこを通り抜けるために、常に周りを見渡し、全速力で、1時間漕ぎ抜けます。
初めてカヤックを漕いだ日、本当に辛くてしんどくて、心が折れそうになっていた子もいたけれど、今日は、誰一人遅れることなく、みんなで漕ぎ抜けることができました。
この海遍路の中で、漕ぐのがうまくなったことももちろんですが、一体となって動くことだったり、仲間を意識すること、そんなことをみんなが、無意識にできているような、そんな気がしました。
本当は、今日、比岐島で泊まる予定でしたが、少し頑張って平市島に行き、明日のんびりと旅最後の島暮らしを楽しもうと思います。
そして今日は、最後のzoom配信。
この旅をしているみんなを見て励まされている人がいて、それを聞いてまた、自分たちが頑張れる。
今日みんなが話してくれたことは、嘘偽りのない本心で、きっとずっと、この旅を通して気付いたことは彼らの胸に刻まれることと思います。
明日が最後の島暮らし。
みんなどこか寂しいと感じているのでしょうか。夜が更けてもみんなで火を囲んで語らっています。
ゴールまでもう少し!残り時間、精一杯楽しみます!
(8/22:更新)
19日目 最後の島暮らし
リーダー:こだい
今日は山遍路海遍路の最終日。
今まで、丸一日、島にいることがなかったので、今日一日島暮らしを満喫しました
朝は好きな時間に起きました。朝5時頃から獲物を探しに海に出ている子もいれば、8時近くまでテントの中でぐっすりの子も。
今まで、お天気に恵まれないことの方が多かったのですが、今日は、神様が味方をしてくれたようです。
朝からすごく暑くて、みんなで海に飛び込みます。
そこから今日一日バカンスがスタートです。
魚や貝を獲りにシーカヤックで少し漕いで近くの浜に渡ったり、海でわちゃわちゃわちゃ遊んだり、お箸作りにハマって永遠に竹を研いだり、、思い思いに島を満喫しました。
みんなで火を囲んで食べる美味しいご飯も今日で最後。砂で鍋や食器をピカピカに洗うのも最後。電気のない真っ暗な中、月明かりや対岸にある街の夜景を眺めるのも今日が最後です。
まだ、帰りたくない。そんな気持ちがみんなから、ひしひしと伝わってきます。
それでも日は沈み、また昇り、明日がやってきます。
明日は、最っ高の笑顔でゴールの浜を目指したいと思います!
(8/23:更新)
20日目 今治本土上陸!
リーダー:たくま
本日9時15分、冒険者7名誰一人欠けることなく、無事、今治本土へと帰還しました!
応援していただいた皆様、支えていただいた皆様がいて初めて、この旅が成り立ちます。
本当に本当にありがとうございました。
今日は、海山遍路で使った機材を心を込めて全て綺麗にして、
10日間ぶりのシャワーを浴びに、温泉へ行きました。
みんな汚れが落ちたからか、なんだか色が白くなった(?)ような気がします。
温泉でツルツルになった後は、明日の報告会の準備をしました。今までの旅を振り返り、思い出しながら明日の発表に備えます。
夜ご飯は、オードブルでパーティをしました。本当に美味しくて、みんなで最後の夜ご飯を堪能しました。
明日で本当に旅最後の日となります。
最後の最後まで、笑って楽しんで、私たちらしく、旅を終えたいと思います!
(8/24:更新)
最終日 終わり始まり
本日のクロージングセレモニーをもって、海遍路山遍路:瀬戸内アドベンチャー320キロの旅が終了しました。
改めて、ご協力いただいたすべての皆さま、そして応援していただいたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。そして、何より、この旅に送り出していただいた冒険者の保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
この旅の最大の目的である「全員でゴールする」それを最高の形で実現することができました。
辛い時も、笑って歌って踊って、乗り越えてきた冒険者のみんな。もしかすると、ひっそりと、もう辞めたいとうずくまっていた夜もあったかもしれません。
でも、誰一人、途中で投げ出したりせず、一日一日を全力投球で過ごしたみんなは本当に強い。
きっとこの旅で得たことは、みんなの将来の道しるべになることと思います。
そして、この旅で得た仲間たち。21日間、寝食を共に、同じ釜の飯を食べて、笑い合って悩んで、一つの家族のようになった7人の冒険者。きっとそれは一生の宝物になることでしょう。
最後の別れの時、名残り惜しくて、いろんな想いが込み上げて、ハグをしながら泣き笑い「ありがとう。」を言い合いました。
今日から、またみんな、それぞれの道を歩み出します。
1cmでも一歩前に進んでください。立ち止まる日があっても大丈夫。辛くなったら、この旅を思い出して、仲間を思い出して、またゆっくりと歩み出してください。
本当にありがとうございました!
おしまい
(8/25:更新)
応援していただき、支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
そして、若き冒険者のみなさん、本当に、おつかれさまでした(^^)/
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