ばらつきのあるIQ120④ジュンキョージュやめました~キラキラピカピカ発達障害~
ばらつきのあるIQ120でした
WAISーⅣというテストを受けました.
結論をいうと,わたし,あほじゃなかったんだ,むしろちょっと頭良いほうだったんだ,という衝撃がありました.
早く知っとけばよかった.
もう少し自信もって生きてこれたかもしれない.
あほな私ができるんだから,みんなもやればできるのに,やらないだけじゃん,みたいな思い込みもなかったはず.
きっと当たり前にできるでしょみたいな態度に傷ついた人もいるはず.
でも本当に,これまで,自分のこと,あほだと思ってたんです.
テストの内容
テストは苦手です.緊張します.また,長時間だしあきちゃいます.
臨床心理士(大学院生でした)による2時間ほどのテストでした.
心理士さんは,私みたいな職種の人のテストをするのは初めてだ,と言っていました.
マンツーマンで質問され,休みたかったら休んでもいいとのことでしたが,飽きてきた後半にちょっと休んだだけです.
点数もですが,テスト中の様子や事前情報なども加味して結果が出されます.
このレポートを最後に掲載しております.
嫌なこと(不得意でエネルギーを使うこと)に嫌気がさして途中でもういいです,と投げ出したのはアスピーだからですね(笑).
嫌なことは集中がきれちゃうんです.投げ出した結果こちら↓
全検査IQ(FSIQ:Full Scale Intelligence Quotient)が120(平均の上ー高い)
言語理解指標(VCI:Verbal Comprehension Index)が132(高いー非常に高い)
知覚推理指標(PRI:Perceptual Reasoning Index)が118(平均の上ー高い)
ワーキングメモリー指標(WMI:Working Memory Index)が109(平均ー平均の上)
処理速度(PSI:Processing Speed Index)が99(平均ー平均)
こちらの知的(intellectually)ギフテッドの定義が含まれる記事が面白かったので掲載しておきます.
全体的には120で高めのIQですが,ばらつきがあり発達障害でした.下位検査項目の差は普通の人なら5~6に収まるそうです.全ての項目で同じくらいなら苦しくないのです.
私は30ほど差があります.ばらつきがあるから,苦しい.得意なことと不得意なことに差があり,不得意なことはエネルギーを人の何倍も必要とするのです.
テストに疲れてしまい,もういいです,と途中でなげだしてしまった結果は,おそらく処理速度のあたりに反映されているかと思います.
いやなことを淡々とやることができないのです.
それぞれの項目について,臨床心理士が報告書を出してくれているので,記載したいと思います.
言語理解
言語理解は、言語の理解力や説明力、習得知識を測る指標です。
アスピー様はこの指標が132であり、「高いー非常に高い」の範囲でした。周囲から得られた言語的な情報に関する適切な理解については、年齢相応と比較してもかなり高いお力を有していることが考えられます。
特に語彙力がかなり高いこと、長期的な記憶の保持に関して、得意であることが分かる結果となっております。
知覚推理
知覚推理は、視覚処理能力や直感で考え推理するカ/応用力を測る指標です。
アスピー様はこの指標が118であり、「平均の上一高い」の範囲でした。
目で見た情報を直感的に理解することに関して、年齢相応と比較して高いお力を有していることが考えられます。
扱う情報に関しては、視覚的にわかりやすい状態にしておくことで、ミスを減らしていくことが可能となると考えられます。
ワーキングメモリー
ワーキングメモリーは、短期記憶や数的能力を測る指標です。
アスピー様はこの指標が 109であり、「平均-平均の上」の範囲でした。
耳から得た情報を一時的に保持してお くことや、それを保持したまま他の作業に従事することに関して、年齢相応と比較して、少し得意であると考えられます。
その一方で、暗算等の数的な処理を行うことに関して は苦手であることが考えられます。
処理速度
処理速度は、作業を速やかに進める力や筆記技能、シンプルな反復作業で集中や意欲を安定して維持する力を測る指標です。
アスピー様はこの指標99であり、「平均一平均」の範囲でした。限られた時間の中で単純な作業を実施することに関しては、年齢相応に可能であるようです。
その一方で、たくさんの情報の中から必要なものを記憶して取り出していくような工程に関しては、苦手であるという結果が出ております。
【総合所見】
全検査(FSIQ)は120で、全体的な知的水準は「平均の上一高い」の範囲です。全体的なお力に関しては年齢相応よりも高い傾向がみられています。その一方で、いくつかの指標の間には差があるものもございましたので、得意不得意の差に関しては多いことが予想されます。
検査中のご様子に関しては、研究がお好きな方であることがよくわかる方であったという印象を抱いております。このような支援の形で、研究に関するお話をさせていた だくこと自体が新鮮な気持ちになりました。そのうえで研究職のお仕事に関する困り感も高いことが推察されました。
アスピー様の場合、言語的な情報に関する理解や、目で見た情報を直感的に理解していく ことに関しては得意である一方で、単純作業を限られた時間の中で実施していくこと、たくさんの情報の中から必要なものを取り出す工程に関して苦手であることが分かりました。
言語的な情報に関する理解については、かなり高いお力をお持ちであり、アスピー様のお強みであると考えられます。研究職等では、論文執筆や発表、また対人支援に関しても正確な言語の理解等は重要なポイントとなることが予想されますので、このお力を 活かしたご職業についていらっしゃることがわかります。 目で見た情報を直感的に理解することに関しても得意であると考えられます。視覚的にわかりやすい状態の情報を直感的に理解することが得意であるようです。論文執筆をはじめとした研究職においては、ご自身の功績を目で見える形でわかりやすく表現することも多いと思いますので、このお力を活かしていくことが有効であると考えられます。
耳から得た情報を一時的に保持することに関しては、検査の上では高い結果が出ております。その一方で、この検査課題を実施されている時には、目を瞑り他の情報を遮断したうえで実施されていましたので、他の音などが入ってくる環境においては、苦しくなることも予想されます。何か作業を実施するときにはできるだけ音の少ない個室等で実施することが有効であると考えられます。
限られた時間の中で単純な作業を行うことに関しては、概ね年齢相応であると考えられますが、他の指標と比較して、苦手がみられる可能性があります。データ打ち込み等の力に影響すると考えられています.
全体的なお力に関しては、ばらつきはあるものの、ご職業はアスピー様のお強みを十分に生かしたものであると考えられます。言語的な理解が高いことと、コミュニケーションの問題が生じやすいことはまた別の観点にもなりますので、どのようにしたらその環境で受け入れられやすいコミュニケーションをとることができるのか、という事を考えていくことが重要となると考えられます。
WAIS-Ⅳを受けてみて
早く受けておけばよかったなぁというのが感想です.
あほじゃないってしってれば,人より能力が高い部分とそうでない部分があるって知ってれば,自分も,周りの人も楽だったかもしれないと思います.
私は知って楽になりました.腑に落ちた.
疑っておられる方,適切な機関(ネットの簡易なやつではない)で受けてみてはどうでしょうか.
私のように楽になるかもしれません.
アスピーなので
・思考がいろんな方向に飛んでいくし
・文章を見返すなんて大嫌いだから変な文もあるだろうし
・人がどうとらえるか?という想像力が働かないのでいやな思いをする人もいるかもしれません.
わたしとあうひとだけ,私は届けばいいと思っています.
アスピーは愛されるし憎まれることもあるって,身をもって知っていますから,どうぞ自分にとって心地よいところでお過ごしください.
・アスピーは傷つきやすく,つらさをなかなか忘れられない生き物です.
・アスピーはいじわるな気持ちで注意・関心を引こうとする人を敏感に察知します.
自分を守るためにブロック機能を最大限に使わせていただこうと思っています.
アスピーは生き苦しいこともあるけど,キラキラ☆ピカピカでいこうと思います!
出会ってくれた人,応援してくれる人,愛してくれる人,有難い有難い♡
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