なにが幸せ
親子が一緒に住むことについて、なにが幸せかよくわからないので思い巡らせてみました。田舎在住、50代なかば,子供との同居や親の介護がはじまる世代からの視点です。
親世代のホンネ・子ども世代の願望
「同居する?」と聞くと、
「いやあ、それはちょっと自由がなくなるからイヤかな、これから旅行とかどんどん行きたいし」
「やっぱり別々に暮らして、たまに会うぐらいがちょうどいいかな」
という返事。
これ実は、親世代の声なんです。
今の50代は趣味に旅行にと自分の時間を大切にしています。プラス仕事と家事で忙しいので、子ども家族と同居して家事・孫の育児が増えるのはちょっとムリと感じるようです。さらに若い世代に気兼ねしながら暮らすのも窮屈でイヤだわと。
逆に今は、子ども世代の方が同居したいと言ってくるそうです。主な理由は子どもの育児を手伝ってほしい、家賃が高いので家に入りたいなど。
同級生で親との同居で苦労した友人は「義両親を見送ったこれからが自分の人生の始まりなの」と充実した様子です。そして友人の多くは自分の老後は子どもに頼らず自分達だけでなんとかすると決めています。
令和の同居、覚悟しておくこと
ご近所のもっと上の年代、一人暮らしの80代以上のおじいちゃんおばあちゃんは、しっかりしている方が多いようす。それに比べて、子どもと同居しているご老人は子どもに頼ることが多いせいなのか、認知的にも体力的にも弱りやすいような気がしています。
ご近所の一人暮らしのおばあちゃんは、お子さんが定年後に戻ってきて家に入ってくれると喜んでいました。その後みるみるうちに足が弱くなってしまうということに。
悪いヨメ・できないヨメを目指しませんか。決していいヨメ・ムコになろうなんて思わないで。親とケンカ腰になる必要はないですが、できないことはできないとていねいに伝えればいいと思うんです。ムリは続きません。いつかストレスがたまり爆発します。積もり積もるともっとヒドイことにも。
同居をはじめる息子・娘さん、覚悟が必要ですよ。自分の親と妻、もしくは親と夫との意見を調整する毎日がはじまります。一日の仕事を終え疲れて家に戻る。すると、こんなこと言われたああ言われたというクレームが。それをうまーく相手に伝えるよう、頭を悩ませる日々となります。くつろぐはずの我が家がそうとも言っていられないことになるかもです。。。
朝ドラでおなじみの大家族、ほのぼのして楽しそうですね。子どもにとっては親以外に頼れる大人がいるのは心強いです。でも大人にはきっと、並々ならぬ努力とイヤなことをスルーする鈍感さが必要となりそう。
言いたいことを言い合って軽いケンカもするけど、あとに残らない。そんなゆるい家族になれたらいいですね。同居を開始する前にどんな暮らしをしたいのか、相手になにを期待するのかじっくり話し合うことをおすすめします。いまは新時代です、我慢はやめようね。
以上、高齢者の声をいろいろ聞いてきた筆者が、親世代からのメッセージをお届けしました。
#家族 #同居
このノートを読んで親子関係について勇気を出して書いてくれたmariさんの記事です。今悩んでいる方に届きますように。
https://note.mu/mari_999/n/n9df3b25560c7