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脱毛を伴う抗がん剤治療中 「役に立った化粧品」
今回の記事は、脱毛を伴う抗がん剤治療中に「役に立った」と仰るかたが多い「消えない眉」の情報をシェアしたいと思います。
▼目次
■消えない眉?皮膚への安全性は大丈夫?
■眉ティントとセルタンニングアイブロウの特徴
■どちらがおすすめ?
■おすすめのセルフタンニングアイブロウ
■用意するタイミング・どこで買えるの?
■使用方法と注意点
今回ピックアップしてご案内する化粧品はこちら
\ セルフタンニングアイブロウ /
\ 眉ティント /
「セルフタンニングアイブロウ」という化粧品を聞いたことが無いかたも、2016年にブレイクした "消えない眉" 眉ティントを見たり聞いたりしたことはあるのではないでしょうか。
■消えない眉!?
皮膚への安全性は大丈夫??
まず気になることは、消えないって大丈夫?
安全性について。
セルフタンニングアイブロウや眉ティント
主に使われているセルフタンニング成分
「ジヒドロキアセトン」
この成分は日焼けローションなどに古くから用いられています。
私が二十歳の頃、日焼けをしなくても、これを塗って放置して洗い流すだけで、健康的な小麦肌になれる!と流行っていました。(懐かしいな〜)
ジヒドロキアセトンは塗布すると皮膚中のタンパク質と反応することにより皮膚を茶色に着色する性質があります。
紫外線による日焼けと違って、皮膚の細胞に対して無害です。
一度着色すると、お顔を洗っても色が落ちる事はなく数日間持続し、皮膚のターンオーバーとともに徐々に薄くなります。
※角質層までしか着色しません。
2013年の韓国コスメブームで火が着いたティント人気ですが、このセルフタンニングアイブロウを愛用されている人はもっと以前から使用されていて、私が抗がん剤治療中のメイク研究を始めた頃は、まさに知る人ぞ知る化粧品でした。
■どんな人が使用しているの??
・もともと体質的に眉毛が薄い人
・自分で抜いたり剃ったりしているうちに
生えてこなくなった人
・年齢を重ね眉毛が細く少なくなってきた人
忙しい朝に眉を描く際のガイドラインとして、またヨガなど運動の際に汗で眉メイクが落ちた時に、落ちたところが目立たないように使用していらっしゃいます。
プールなど化粧NGな場でも、消えない眉だと安心ですよね。
■「眉ティント」と「セルフタンニングアイブロウ 」の特徴の違い
*眉ティントの特徴
・ぽってりとした粘度の高い液体。
・使用方法…おく時間要確認
剥がすタイプ
〈メリット〉
・皮フへの密着度が高いため染まりやすい。
・数日間に渡り長持ちする
〈デメリット〉
・はがすときに一緒に眉毛が抜けることもある
・描いてすぐは、拭き取り調整することが可能
粘度が高いため綿棒ではみ出た部分を狙って
落とすなど、コツがいる。
*セルフタンニングアイブロウの特徴
形状/筆ペンまたはフェルト芯
・液状
・使用方法
※メーカーによって異なるため要確認
メイクとしては濃い仕上がりだが
肌に残る色がきちんと着色するタイプ
(翌朝、洗い流すタイプ)
メイク感覚で描ける薄い仕上がり
肌に僅かに着色するタイプ
〈メリット〉
・描いてすぐは、コットンやクレンジングで
拭き取れば簡単に消せるので失敗しても大丈夫◎
メイク初心者さんでも気軽に始められる。
〈デメリット〉
・残量が見えない、わからない物が多い
・同条件で試した時、物によって
発色や、着色力、持続性に差がある。
眉のメイクとして使用したいのか、または
何日か消えずに持続することを求めるのか
何を求めるのか優先順位を決めて選択が必要
タキサン系など脱毛率の高い抗がん剤治療をするかた、眉を描くのが苦手なかたにとって
「役に立ちそう」そんなイメージが湧きましたでしょうか。
■眉ティントとセルフタンニングアイブロウのどちらがおすすめ??
脱毛を伴う抗がん剤治療経験者の皆さまから聞いてきた中で実際に多いお声は…
\\ セルフタンニングアイブロウ //
・まばらに抜けた時に気になる部分にのみ使った
・眉頭のみに使用したかたの感想
眉を描く時にスタート位置の目安になった
・全体に使用したかたの感想
眉をかくように塗れるのでやりやすい
結論
自分なりに使えるアレンジの幅
抜けずに残っている眉毛への負荷を考慮すると
初めて使うなら「セルフタンニングアイブロウ 」がおすすめです。
■おすすめの
セルフタンニングアイブロウ
※色のつきかたと持続性を重視して選んだ場合
こちらはバラエティショップやドラッグストアで見かけます。
いくつか試した中で、最も色持ちが良いと感じたのがこちら。残量が見えないのが難点。
下の写真は他のセルフタンニングアイブロウと比較した時の写真です。
この時、比較したものは夜使用するタイプの緑色をしていますが、こちらもセルフタンニングアイブロウです。
向かって右側がVINA、とくに3日目から差が出ました。
こちらもドラッグストアやバラエティショップで購入可能。
VINAも1DAY TATTOOどちらもフェルトペンタイプのため、筆先がぶれることなく塗りやすいという特徴がございます。
裏を返せば、筆ペンのような細さはないため、眉毛一本一本を描くには難しいです。
眉が抜けたところをカモフラージュしたり、眉が全て抜けたときの「眉の位置」のガイドラインとして使用するのが良さそうです。
■用意するタイミング
毛髪の脱毛から、しばらく経ってから眉毛・まつ毛の脱毛が始まります。
毛髪の脱毛が始まる頃は、ウィッグの試着や購入の時期。
ウィッグでの生活が少し落ち着いて慣れてきてからの購入で十分間に合います。
少し抜けてきたかな?と感じたら使用ください。
取り扱うドラッグストアが増えてきました。
お近くのお店またはネット通販でお買い求めください。
■使用方法と注意点
保存方法や使用方法を間違えると、色素が定着しない場合があります。(肌表面に残った油分が原因であることが多々見受けられます。)
購入された化粧品の説明書をよく読んでご使用下さい。
⚠︎こちらは一般の化粧品です。
パッチテストをしてからの使用が安心です。
肌に合わない時はご使用をお止め下さい。
■エピローグ
脱毛を伴う抗がん剤治療を経験された多くのかたとの交流を通し教えて頂いたことをきっかけに、いくつか購入し私自身の顔で試してみました。
その後、私のメイクレッスンやワークショップを受講された皆さまに「お助けアイテム」としてご案内してきました。
その中のお一人、A様にご案内して一年ぶりにお会いした時のこと。
「脱毛を伴う抗がん剤治療を機に初めて眉を描くことになって、ものすごく不安だったけど、これがあったから平気だった」とお話しくださいました。
2016年の抗がん剤治療後、すっかり自眉に戻ったA様の言葉に安心し、とても嬉しかったことを覚えています。
これから脱毛を伴う抗がん剤治療が始まるかたの安心材料になりますように。
「セルフタンニングアイブロウ」のご紹介でした。
メイクのプロを育てる💄大人メイク専門家ゆひちえ
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