アメリカから大阪へ一時帰国した体験談(準備編)
COVID-19(コロナ)が世界的に大変ですが、弟が結婚するということで色々頑張って一時帰国をしました。
日本、特に大阪へ帰国するにあたり、参考情報が都合よく纏まっている信頼できるサイトが見つからなかったもので、同じ状況にある在外邦人の仲間たちの役に立てばと思い、僕の体験談を記録に残しておこうと思います。
できる限り政府・領事館など公的機関の一次情報ソースのリンクを貼りますので、詳細はそちらをご確認頂ければと思います。
記事は準備編と当日編の2回に分けます。
(当日編はこちら)
注意(免責)
・5/2時点の内容です(最新の法令等については各自ご確認ください)
・僕の体験談ベースであり、同じことが保証されているわけではありません
・素人が素人なりに理解した内容を同じレベルの素人にわかりやすく伝えようと書いていますので、医学的に正しいかどうかは保証されません
今回の旅程(アメリカ→台湾→大阪)
5/1 出国(JFK→TPE、BR31)
5/2 入国(TPE→KIX、BR132)
準備物のまとめ
①COVID-19 に関する検査証明(出発前に必須)
②各種アプリのダウンロード(到着後でも可)
③質問書(到着後でも可)
④誓約書(到着後でも可)
⑤その他、出発前に準備が必要なこと
①COVID-19 に関する検査証明 (陰性証明書)
出国前72時間までに検体採取された陰性証明書が必要です。
政府の指定しているフォーマット対応(https://www.mhlw.go.jp/content/000769988.pdf)は必須ではありませんが、採取検体と検査方法については厳密な確認が行われるようになっています。
入国拒否の事例も出ており、採取検体と検査方法の2点は要注意です。
①採取検体について
Nasopharyngeal (鼻咽頭) か Saliva (唾液) のみが認められています
アメリカで検査をしているところの多くは”Nasal(鼻腔) swab”とWebに書いてありますが、それはNGです。
実際に検査を複数回受けた感想から申し上げると、Nasal swabとWebに書いてあっても実施されているのはNasopharyngeal(鼻咽頭) swabだと思います。
(Nasopharyngeal =インフル検査と同じで鼻の奥の方ですごく痛いやつ)
ただ、検査証明書にNasopharyngeal swabと明記していないとNGです。
②検査方法について
PCR検査と書いてあればOKと思って良いですが、検査結果が貰えるまでのリードタイムに不安が残ります(最速24時間ですが、Guaranteeされていないことが多い)
数時間で結果が出るRapid検査にはOKなものとNGなものがあるので、PCR検査ではなくRapid検査を選ぶ場合は注意が必要です。
・コロナウイルスの遺伝子(mRNA)を測定する方法はOK
・タンパク質を測定する抗原検査(Antigen test)は定量(Quantitative)はOK、定性(Qualitative)はNG
アメリカ出発については記載内容の要件が若干緩和されていて、印影や意思の署名が不要、パスポート番号なども手書き追記OKとなっています。
(日本政府のサイトには記載がないですが、大使館の下記情報参照です)
紙での持参が推奨されますが、PDF提示でもOKだそうです。
但し、写真は不鮮明な可能性あり微妙とのこと。
※本内容は関空KIXで検査証明書をチェックが2回あったのですが、それぞれの担当者に口頭確認した内容です
③実際に調べてみた検査場所について
※旅行用の検査は基本的に保険でカバーされないみたいです。
濃厚接触者(Close contact)になってしまった等言えば保険適用で検査してもらえるかもしれませんが、オススメはしません。
また、相場は$150-200/人くらいかな?と思いました。
ソリューション①:New Bridge Medical Center @パラマス (Paramus, NJ)
僕はこれを選びました(ニュージャージー州北部限定の情報で恐縮です)
旅行者用の検査を提供してくれています。
検査証明書の記載内容は完璧で、パスポート番号だけ自分で追記すればOKでした。
ドライブスルーのPCR検査で、検査後24時間以内の結果送付が確約。
証明書についてはメールで送ってくれました。費用$99/人。
ソリューション②:WalgreenのID NOW(全米対応可能?)
無料で検査ができ、数時間で結果がもらえるらしいです。
NEAR法なので検査方法はOKですが、その他の記載事項は確認が必要です。
参考まで、シアトル領事館のQ&AのところにWalgreenのID NOWがダメだったという事例が記載されており、検査証明書の記載内容に不足がある可能性があります。
オプション:検査証明書の書き換えサービス
CAにある日系医院が提供している、陰性証明書を日本の入国規制に合わせるように書き換えてくれるサービスです。WebなのでCA以外でも対応可能。
Web内容を見るにフレキシブルに対応してくれそうです(Nasal swabと証明書に書いてあってもヒアリングベースでNasopharyngeal に書き換えてくれる等)
費用は$50/人。WalgreenのID NOWと組み合わせると良いかもですね?
(もし実際に体験された方がいらっしゃればご連絡ください)
一応念のためですが、上記紹介した企業・病院とは一切の利害関係が有りません!むしろ紹介料を貰いたいくらいです。笑
②各種アプリのダウンロード・設定
関空の無料wifiはすごく電波が強くて快適だったので、到着後でも大丈夫ですが事前に準備していくことをオススメします。
・OEL(DLだけでOK)
・COCOA(DLだけでOK)
・Skype or WhatsApp(会員登録必要)
・位置情報関連(Androidのみ。iPhoneの場合は不要)
各アプリのDLについては下記サイト参照です。
便利なQRコードがあり、すぐにDLサイトへ飛べます。
③質問書の提出
下記サイトへアクセスして、質問書の提出を行います。
完了したら出てくるQLコードが必要です。(スクショでOK)
座席番号が必要でしたので、僕はチェックインしてから空港の待ち時間でやりました。
④誓約書の提出
要請されている待機などルールを守ります、という誓約です。
これは僕はすっかり忘れていましたが、到着後に普通にもらえたので、事前準備は特に不要と思います。
⑤その他、出発前に準備が必要なこと
入国後の移動方法、滞在場所の確保
たぶんこのページに辿り着く方には今更説明は不要と思いますが、入国後は公共交通機関は使用できませんので、移動手段について事前準備が必要です。
入国手続きの際に何度も確認されましたので、事前手配必須です。
また、滞在場所も記載しないといけません。事前に手配しましょう。
僕の場合は、実家に滞在&両親が自家用車でピックアップしてくれました。
まとめ
とにかく陰性証明書の手配が重要です。
ここさえちゃんと準備できれば、あとは当日到着してからでも大丈夫です。
政府指定フォーマットの準備は大変と思いますが、だからこそ(?)アメリカは内容についての条件緩和がなされているので、正しくポイントを把握できれば近所の病院・薬局の標準フォーマットでほぼいけるのではと思います。
しっかり準備して日本へ入国させてもらいましょう~!!!
次回、フライト当日の体験談に続きます。
参考になったと思ったら、いいねしてもらえると元気が出ます。
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