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青春18きっぷで行く京都↔鳥取の旅3

旅行2日目
境港線に乗って米子方面に戻ろうとしたんですけどあまりの眠さに少し寝てしまいました…
実は後藤駅の始発で境港まで行った後少し観光して折返しの米子行きに乗っても予定通り目的地に着けるので、早起きして始発に乗ろうとしてました。少し落ち込みましたが、朝食とシャワーを終えて再び駅へ。これでも全然目的地には予定通り着けるので問題なし。

快活の最寄り駅の後藤駅周辺を散策
まさかの電車!?

後藤駅には車庫もありまして、まさかの解体中の国鉄型やくもにトワイライトエクスプレス(註1)がありました!乗りたい…

待ってると列車も到着
通勤客でホームは結構混んでたので到着時の撮影はなし。

改めて車内を見てみるとやっぱり鬼太郎要素多い…
列車の中にデカデカと鬼太郎。しかも放送もかなり凝ったもので、ある種のアトラクションのよう。乗り鉄以外でも全然楽しめる路線だと思った次第です。トワイライトエクスプレスを見た後、鬼太郎を見ると中の人ネタ(註2)を思い出したのですが、親曰くこれは昔の鬼太郎の声とのこと。

そうしてるうちに米子に到着。
そして前面展望撮りつつ倉吉に戻りました。

倉吉からはバスで三徳山三佛寺へ…
この寺は日本一危険な国宝の投入堂で有名な寺です。創建は飛鳥時代役行者(註3)によるもので投入堂は平安時代初期に建てられました。修験道の聖地の一つで宝物館には多くの蔵王権現(註4)の像がありました。

山門
宝物館(中は撮影禁止)
本堂
写真奥に山上のお堂も…
撮影禁止ではなかったので本堂内も撮影
本尊は蔵王権現

徒歩2時間を覚悟して投入堂に行こうとしたんですけどどうも一人では登山道には入れないとのことなので諦めました。周りに人こそいたんですけど、一緒に行くには本当に無理そうな人達なので…

ただ三佛寺の近くには遙拝所があり、ここからよく見る投入堂の姿を見ることができます。

投入堂

見れて本当に良かった…
本当にとんでもないところにある…
というのも「日本一危険な国宝」の肩書は伊達ではないもので、登山でこの投入堂に到達するまでの間には軽くロッククライミングをしたり鎖を持って急坂を登ることがあり、遭難防止もあってか一人での登山は禁止されてます。

投入堂を見た後バスで倉吉駅へ…

途中には温泉街や国鉄倉吉線の廃線跡もあります

駅に着いたらまずは昼食
鳥取の名物でもある牛骨ラーメン
しかも有名な店の数量限定メニューが食べれて良かった…

次の列車が来るまでの間撮り鉄
倉吉始発のスーパーはくと(註5)を撮影
このあと鳥取駅まで戻った後バスで白兎神社に行こうとも思ったんですが、18きっぷの場合時間的に特急課金なしで当日中に帰るのは不可能となるので諦め関西方面へ…
白兎神社は因幡の白兎の舞台となった場所にある神社です。

白兎神社付近

鳥取まで戻ると豊岡行きの普通列車に乗車

コナンラッピング車

行きみたいな浜坂乗り換えが無いのはありがたい。

豊岡まで行ったとしてもかなり早く関西に着きそうでもあるので途中で寄り道してくことに。
縁日があるとの情報を知ってたので一度行ったこともある城崎温泉に向かうことに…
その前に竹野駅での退避で10分停車したので少し観光

北前船のオブジェ(註6)
竹野駅

城崎温泉に着くとまずは撮り鉄

着いて数分後に発車するのでタイムロスにはならず。

撮り鉄の後は地蔵湯に入浴
有名な内湯の一つで前は入れなかっただけに入れて良かった。
城崎温泉は内湯(公衆浴場)巡りで有名で内湯入り放題のフリーパスも売ってるほど。開湯は飛鳥時代の斉明(註7)年間にコウノトリが温泉で傷を癒している所を発見したことがきっかけ。城崎の地名の謂れは奈良時代に長谷寺(註8)を作る際、十一面観音像を作る木の先を使って観音像を作り、温泉寺を建立したことにからとのこと。古くから名湯として知られていて、幕末に京都から逃げてきた桂小五郎がこの城崎温泉に滞在したエピソードもあります。

温泉寺本堂
温泉寺多宝塔
温泉寺山門

※温泉寺は以前行った際撮ったものです。

温泉寺に入った後は休憩スペースでコーヒー牛乳を飲み、別の内湯にある足湯に入りました

一の湯の足湯に入りました
この内湯には過去入ったことあります
以前入った内湯1
以前入った内湯2
以前入った内湯3
(駅前にある内湯)

縁日が始まるまでは温泉街をぶらぶら
昔ながらの雰囲気ある街並みがあって見てて飽きることもないいい所です。

縁日が始まると少し食べ歩き。
但馬牛のコロッケが100円で食べれると知って食べてみることに。
但馬牛めっちゃ美味しい…

このまま駅に戻って列車に乗る前に夕食。
温泉街の店は早く閉まる傾向にあるせいか蟹を食べたい所でしたが店はあまりなく困りましたが、足湯に入りながら食事ができるいい感じの店があったのでそこで蟹のドリアを食べました。この辺りは松葉蟹で有名な地域です。松葉蟹は過去訪れた際にも食べました。

その後駅に戻って少し暇つぶし。

飲める温泉水
苦かった

列車が来ると豊岡で乗り換え福知山を目指します。豊岡で乗った列車はまさかの国鉄型

特急の退避待ちで撮影

この駅まさかの京都府内

こうして福知山駅に到着
福知山では列車来るまでの間、また撮り鉄しつつ必要な買い出ししてました。

福知山駅
京都丹後鉄道

福知山から京都までは乗り換え一回なのでもう到着したも同然このまま園部で乗り換えして京都に着き、近鉄に乗り換えて帰宅しました。

まとめ
鳥取=大阪の特急列車の行先ではよく見る所だけど大して何か凄いスポットがあるわけではないイメージがありましたが実際観光すると、有名な砂丘はもちろん、珍しい石垣の鳥取城や美味しい名物料理、出雲神話ゆかりの地があり、また有名な投入堂があったりと楽しめるスポットがいっぱいでした。移動中も美しい日本海や温泉もあり、とても楽しめました。

註1 JR西日本の寝台特急。かつては大阪から東海道、湖西、北陸(今のハピラインふくい線、IRいしかわ鉄道線、あいの風とやま鉄道線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)信越、羽越、奥羽、津軽、海峡、江差(今の道南いさりび鉄道線)函館、千歳線(要は日本海)経由で札幌を結んだ特急。今では山陰方面行きで月1、2回運行されるツアー列車となっている。
註2紅城トワちゃんと鬼太郎の中の人が同じ。声は沢城みゆきさん。
註3飛鳥時代の修験者で修験道の開祖
註4神仏習合の過程で生まれた日本独自の神。釈迦如来千手観音弥勒菩薩が姿を変えた存在で、有名な寺せは奈良の吉野にある金峯山寺が挙げられる
註5大阪⇔鳥取、倉吉間を智頭急行線経由で結ぶ特急
註6北海道から日本海経由で大阪を結んだ船。ちなみに、北前船のターミナルの一つであった街の敦賀にある北陸新幹線敦賀駅改札は北前船をモチーフにしたデザインをしている。

註7飛鳥時代の天皇。欽明天皇の妻で、天智天皇、天武天皇の母。重祚した数少ない天皇でもある。詳しくはこちらのリンク



斉明天皇の墓とされる牽牛子塚古墳

註8奈良と鎌倉にある十一面観音立像を祀る寺。
奈良で二つの像を作った後そのまま祀られたのが桜井市にある長谷寺、流した後流れ着いた観音像を祀ったのが鎌倉の長谷寺。


奈良の長谷寺
奈良の長谷寺

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