姫路旅行
この記事は9月17日姫路に行った際の出来事をまとめたもです。
行った理由は姫路城の一部エリアの特別公開があったのと駅そばが食べたかったからです。厳密に言うともう一つの理由があるんですが、それはのちほど。
まずは朝起きて近鉄のターミナル駅の大和西大寺(註1)に移動。
行程は以下の通りです。
まずは阪神線直通の神戸三宮行き快速急行で終点の三ノ宮(註2)へ
車窓の一部はこんな感じです(阪神なんば線以外は過去に撮ったものです)
こうして阪神の三ノ宮に到着。
ここでJRの新快速に乗り換え。
新快速は誇張抜きに特急顔負けのチート級の速さを誇るJR西(厳密に言うと東海にもある)の列車で追加料金不要で乗れます。
自分の知ってる新快速だと姫路発敦賀行きの場合、途中の停車駅は
姫路→加古川→西明石→明石→神戸→三ノ宮→芦屋→尼崎→大阪→新大阪→高槻→京都→山科→大津京→比叡山坂本→堅田→近江舞子、近江舞子から敦賀までの各駅(間違ってたらすいません)
なんでまあ京阪神での速さは伊達ではないものです(ただ、北陸新幹線のリレー特急サンダーバードの代替にはならない)
これに乗ってまずは加古川へ。そして加古川で乗り換えて御着へ。
「お前は何を言っているんだ姫路城に行くんじゃなかったのか?駅そばも御着ではないだろ。」とか思った方もいらっしゃるかもですが、もう少々お待ちください。
これはこの旅の第三の目的播磨国分寺を見に行くための途中下車です。
姫路と聞くと大体の人は戦国~江戸時代の姫路城のイメージの人が多いかもですが、実は姫路は古代の播磨国(註3)の中心地として栄えた街で、大規模な古代の遺跡もあります。
駅から歩いて国分寺に到着
敷地内に入るとまずは南大門跡を見ました。
国分寺含め古代寺院の入り口は南大門が基本(後に当麻曼荼羅の影響で入り口が変わった當麻寺などの例は除く)
中門跡の奥には現在の国分寺の中心となる施設があります。
門の中はこんな感じです。
中には現在の本堂、鐘楼、聖武天皇を祀るお堂があります。
今の国分寺を後にして再び遺跡へ。
塔跡と案内板を見ました。
案内板にもある通り国分寺は741年聖武天皇の詔のもと全国各地に建てられ裸寺院で南大門、中門、金堂(本堂のような存在)、講堂(僧侶が修行する所)、僧房(僧侶の生活の場)、築地塀(境内の境界を示す塀。古代の建物でも同様のものがある)からなる寺院です。伽藍配置では境内を築地塀で囲い中心に中門と回廊で繋がった金堂があります。また塔は門の外にあるのも特徴的です。(ここは奈良時代の寺院の特徴でもあります)
塔跡の後ろには山陽新幹線が見えますが、この遺跡もしかすると山陽新幹線の車内から見えるかもです。ちなみに写真こそないですが、実は遺跡内でハローキティラッピングの500系(註4)を見ました。
国分寺を見終わると駅へ。
途中この近くに黒田官兵衛の祖父の墓があるとの看板がありましたが、時間もないので今回はパス。
有名な城らしい御着城もあるらしい。
(大河の軍師官兵衛に出てきた話を聞いたことがある)
駅に着くと電車を撮って姫路行きを待ちます
数分電車に乗ると姫路に到着
山陽本線ホームの奥にはネットで見たことある車両と似た気動車が……
駅に着くと楽しみだった駅そばをたべました。
これは姫路の名物料理でスープは和風、麺は中華麺なのが特徴でスープもほのかにラーメン感がありどこか不思議な料理でした。もちろん凄く美味しかったです。学割だと400円以下で安い。
行ったのはこの店です。
そもそも「駅そばで複数の店舗あるんか?」と思う人もいるかもしれませんが、実はこの料理は「駅そば」という名前で姫路市各地に店舗があったりします。また、JRや大手私鉄がえきそばのチェーン店を運営している事例もあります。特定の駅でしか食べれないメニューとかもあり、非常に面白いものです。
例えば…
これら駅そば(と言うか関西のうどんそば)は出汁の味がとても美味しい特徴があります。余談ですが、文化祭を見に来た祖母(東海地方住み)が学校の学食のうどんを食べた際「普段のうどんとスープが全然違う。美味しい。」と驚いてました。
関西以外では小田急グループの駅そばを食べたことがあります
話が逸れました
昼食を終えると駅から歩いて姫路城へ。
ちなみに姫路城には一度言ったことあります。
結構歩いて姫路城に到着
それにしてもめっちゃデカい…
城内は急な坂が続いていて歩いてて結構疲れる。
というのもこの手の急坂は城ではあって当然で、中世の城郭では戦いのべとしての色がとても強いため、基本山城で土塁と地形を利用した地味な城ながらも頂上に行くのがめっちゃキツい例がよくあります。
入場料を払い有料エリアに入るとまずは西の丸の櫓群へ
めっちゃ長い…
中からは天守が綺麗に見えました。
また、ここでは本多氏に嫁いだ千姫が暮らしたんだとか。
櫓を見るといよいよ城内へ…
想像以上に高い…
登のが意外とキツい。そしててっぺんからの景色は綺麗。
この天守、江戸時代は倉庫として使われてたらしい。
めっちゃ豪華な倉庫…
天守を見た後は近くから少し天守を撮り特別エリアに入りました。
このエリアには姫路城でも少ない白くない門があります。
ちなみに姫路城はその白さから白鷺城と呼ばれています。
また、普段は入れない櫓にも入れました
ここから裏出口を経由して有料エリアの外に出ました。
人があまりいない中見学できたのでとてもよかったです。石垣もじっくり見ることができましたが、本当に綺麗、立派…
こうして有料エリアを出てそのまま城外へ。
時間もあったので入場券を買って駅に着いたら少し撮り鉄。
そして新幹線ホーム
撮影を終えると帰りの列車へ。
ここからは新快速で大阪を目指します。
見たい列車もあるので…
大阪到着の後地下ホームへ。
最近新しくできたホームです。
そしてみたかったのはこれ
日本唯一の地下駅での貨物列車の通過
しかも大阪のど真ん中に作ったことあって級勾配が爆誕し電気機関車二両で押して走る様子が見れます。今ではこの光景が見れるの山陽本線にある瀬野八本松間通称「セノハチ」くらい。しかも貨物限定。かつては旅客列車を引いて重連で走る区間で、碓氷峠の横川軽井沢間(通称横軽)もありましたが、北陸新幹線の高崎長野間ができた際廃線となり、今は一部しか乗ることができません(今は観光トロッコが走ってる)
貨物列車を撮った後は地下駅に来るはるかを撮ろうとも考えていましたが、来るまで時間がかかるのでやめ、大阪駅始発の特急サンダーバード(註5)を撮って環状線の列車に乗って帰りました。
註1文字通り近鉄のターミナル駅
近鉄奈良線、橿原線、京都線が乗り入れる
日本一配線が複雑な駅でもある
註2神戸市の中心地。周辺には北野異人館街や生田神社がある(鳥取のpart1参照)
註3現在の兵庫西部
註4JR西が単独で開発した唯一の新幹線車両でかつては世界最速の速さを
註5 大阪駅から敦賀駅までを東海道、湖西、北陸線経由で結ぶ特急。
かつては大阪富山、和倉温泉間を結んでいたが、北陸新幹線金沢延伸開業で金沢、和倉温泉行きに、敦賀延伸開業で敦賀行きになり現在に至る。
廃止された区間を走るかつてのサンダーバード
北陸新幹線延伸開業前のサンダーバードの行き先
和倉温泉は能登半島中部にある有名な温泉
中の人は能登半島の直前一回18きっぷで行ったことある