2023年の社会運勢☆「動き出す年」理想に向けて一歩を踏み出す/ 西洋占星術ホロスコープ
変化を体感できるようになる
その年の大まかな傾向を表す春分図(2023年3月21日6時24分)を見てみると、天体が1ハウスと12ハウスに集中しています。
1ハウスは始まりで「本質や冒険」、12ハウスは終わりで「秘密や志」。
3ハウスは「情報や通信」、11は「仲間」。
12『太陽』…牡羊座1度/終わりの始まり、新しい世界、挑戦、衝動、開拓
12『月』…魚座18度/エンタメ、イベント、世界観に酔いしれる
12『水星』…牡羊座3度/同調同化、共同事業、模倣で成功
01『金星』牡牛座4度/自己投資、理想の自分になるためのトレーニング
03『火星』双子座27度/直観、威勢が良い、労力の無駄使い
01『木星』牡羊座16度/活気、天真爛漫、好奇心、自然体、リラックス
12『土星』魚座1度/多様性、寛容さ、商業的な交流、差別や偏見の解消
01『天王星』牡牛座16度/粘り強さ、未知の可能性、信念を貫く
12『海王星』魚座25度/浄化、改革、構成を変える、リノベーション
11『冥王星』水瓶座1度/理想実現のために自由を手に入れる
2023年は、この先の社会や人生を理想的なものに作り替えるために、試行錯誤する年になりそうです。
ここ2~3年は、変化の兆しはあるものの、「一歩進んで半歩下がる感覚」「どう変わって良いのか分からない」「変化しているのか分かりにくい」といった曖昧な状態でしたが、春分を迎える頃には、土星が魚座に移動しているため、ぼんやりとしていた理想や夢に実行力が加わって、実現に向けて動き出します。
個人の感覚は、これからの10年、早ければ2~3年で大きく変化しますが、社会全体では20年くらいかけて徐々に変化していきます。
急にすべてがガラリと変わるわけではありませんが、確実に変化はします。今年からはそんな改革に向けて動いているという実感を得られるようになります。
2020年から準備してきた人は、行動を始める時です。
準備をしてこなかった人も、2024年以降に備えてください。
2022年までは、上物を解体して、土をならす期間でした。
2023年は、そこに種まきをしていくことになります。
結果が直ぐに出るわけではありませんが、一歩を踏み出すには最適な年なので、目標を少し先に置いて取り組み始めると良いと思います。
周囲から理解を得られないような高い目標も、ひっそりと抱えてきた夢も、諦めたら損です。
「できるわけがない」「組織を分かっていない」「恩を忘れたのか」
時代の過渡期なので、現状維持や引き戻しを望む声も多々あると思いますが、気にせず自分の人生と向き合った方が良いです。
動き出した人がこの先の時代で生き残っていきます。
風の時代は、地の時代のように手厚い助けが入り難くなります。
敵も味方も同列になり、何かに依存することで脆くなります。
しがらみに惑わされず、自分の信念を大事にしてください。
風の時代ですから、社会にとって善意的な改革であることが大前提です。
引き続き、天災も人災も起こりやすい状態
注意が必要なのは、全財産を投資するような派手な動きには不向きという点です。年運が切り替わる3月の滑り出しは良いですが、6月以降は波乱の運勢だからです。
春分を過ぎると、天王星と土星が凶角から吉角に変わるのと入れ替えで、天王星と冥王星が凶角になります。
土星との凶角よりも、冥王星との凶角の方が、強烈なものになる可能性があります。
冥王星は、5月から10月の日食近くまで逆行しますが、他の天体も順次逆行を開始し、最大で10天体中6天体が同時逆行します。
この時トランスサタニアンの3天体も逆行していて、冥王星が支配星であるさそり座も逆行します。
社会が大きく揺れ動く可能性が高く、この間は夢も希望もお預けという状態になるかもしれません。
そのなかでも要注意期間は、9月4日から10月9日ですが、ほぼ年間を通して木星と天王星は逆行が続きます。
トランスサタニアンや木星、土星の逆行も2か月以上続くので、物理的に動きが取り辛くなります。
2023年はほぼ全ての日でコンジャンクションになるので、年間を通して浮き沈みが激しくなります。
天災も人生も起こりやすいですが、2026年まで経済も低迷します。
正確にはリセットされるので、改革に必要な過程ではありますが、GDPを指標にするのは難しくなっていきます。
不動産や自動車、時計や金などに投資する人が増えて、価格が上昇しているものがありますが、その資産価値がいつまで続くか見極めが必要です。
小手先の変化ではなく根本的な改革が望まれるようになり、新たな仕組みや価値観が生まれてきます。
2023年はその始まりの年なので、投資するなら新しい仕組みに対して行う方が建設的かもしれません。
物語のあらすじを考える年
2023年は、本格的に始まる「風の時代」の最初の年です。
2020年から既得権益を無効するための力が強く働いていました。
前回までの振り返りをしながら、不要なものに付箋が貼られてきました。
これからが本編ですが、まずはあらすじです。
あらすじを書くのは、国でも著名人でもなく、あなたです。
これからの人生はその方向に導かれていきます。
自分の物語を自分で作っていく大事な時期なので、どんな未来を望んでいるか、色んなもの触れ、自分を知っていくのがおすすめです。
海外との縁も深くなっていきます。
十分な貯蓄や確固たる目標があるなら、組織を飛び出すのも、海外移住も悪い選択ではありませんが、物理的問題はデジタルやハイテク技術で解消するのが風の時代らしいやり方です。
資本とする対象は変化していきますが、資本主義という枠組みがすぐに変わるわけではありません。
何も持たずに冒険を始めるのは、まだ少々リスクがあります。
課題と方向性
| 課題は「柔軟性」「平等」
春分図の『土星@うお座1度』は、多様性が重要なことを表しています。
精神・物質・価値がごちゃ混ぜになったカオスな世界から、差別や偏見が解消されていきます。
敵を寛容な心で受け入れていくことで、世界が開けます。
| 方向性は「好奇心」「調和」「自然体」
ラッキスター『木星@おひつじ座16度』は、明るく活気があるのに、リラックスしています。
これまでの社会は、有能な1人に何人もがぶら下がる「養う」構図でしたが、各人が主体となって役割を果たすようになります。
ぶら下がるしかない人は居場所を失うかもしれませんが、自分に能力がないと思うのは早計です。これまでの社会の価値観によって作られた需要が、今後も続いていくとは限りません。
好奇心や共感力に従えば何かしら役割は見つけられます。
| 「自由」=無秩序ではない
何千万人、何億人という人が発信者になっている現代においても、イニシヤチブを握っているのはマスコミ・メディア、関連組織やサービスの運勢会社です。
サービスの運営方針によって言論の自由が脅かされるのは、自由にみえても土台がピラミッド型のシステムだからです。
これからの時代は、発信者が主体になる球体型のシステムが望まれます。
上下も左右もなく、ルートによっては対局が必ずしも遠い存在ではなくなる世界です。
構造が変わるだけで自由度はぐっと増しますが、ルールが存在しないわけではありません。
むしろ有効活用を目指せば自ずとルールは決まっていきます。
より個人主義化が進み、ネットワークで人々が繋がる時代は、機会は平等に与えられますが、これまでの世界ほど福祉は手厚くありません。
自力で解決策を見つけやすくなりますが、サポートは手薄になります。
管理から有効活用へ、危険回避から有益性重視へと価値観がシフトしていくため、それなりの厳しさはあります。
そう考えた時に思い浮かんだ不安こそが、これからの時代に求められるスキルであり、テクノロジーです。