日々育児 息子の心
2月24日 こんにちは!育児思索中のshimaikuです。ジュゴン?イルカ?海洋生物の親子のような、可愛らしい雲が浮かんでいる、温かな日差しの朝でした。
今日の息子「さむくて、いくのいやだよ〜」そんな事を言いながらも、きちんと時間内に準備して、幼稚園バスに乗って行きました。温かくなってきたからか、グズる事が少なくなってきて、安心しています。
子供あるある。先生の事を「お母さん!」と呼んでしまう。
一度は言ってしまった事、あるのではないかと思います。勿論、私も、あります。ちょっと恥ずかしいけれど、クスッと笑える「あるよねー、言っちゃうよねー」そんな、微笑ましい記憶として残っています。
先日のこと。「なんとか せんせい、あのさ」息子が、はじめて、私と先生の名前を間違えて言った。大好きな先生の事を、母親のように信頼してくれているのかな?「子供あるあるでた!ちょっと、面白い」ニヤニヤしながら「息子に指摘したら、嫌がるだろうな」と、聞き流していた。
夫と息子と3人で話していたところ「おとうさん、あのさ」私と夫の事を、言い間違えていた。これはよくある光景で、いちいち指摘などしないが「そういえば、この間の、先生との言い間違え!ちょっとかわいくて、面白かったな」と思い出していたので、夫と共有したくて、思わず話してしまった。息子の前で。
これがいけなかった。
「この間さ、息子が先生と私の事間違えて、なんとか先生って呼んだんだよね」何の気なしに夫に言った。そして、ふたりで「子供あるあるだよねー」と、笑った。
みるみる表情が変わる息子、夫が言うには。私は、息子を膝に抱えていて、顔が見えていなかった。「あっ!ママいっちゃダメ!って顔してたよ」夫が言う。回り込んで、顔を覗いてみると、怒っている。激しく怒って、私を睨みつけている。「あー、やってしまった。息子のプライドを傷つけてしまったらしい」と、反省した私。「バカにしたわけじゃないんだよ、お父さんも子供の頃、先生の事を お母さん って呼んでしまった事あるし、かわいいなと思って笑ったんだよ」夫が言う。
息子は、みるみる泣きの表情に変わっていく。への字口は、泣く前のサインだ。こらえて、こらえて、こらえて、崩壊。しくしくと泣き出してしまった。
「ごめんね、言われたくなかったんだね。傷つけたね、ごめんなさい」「許してくれる?」一向に私と話してくれず、何度もあやまったが、中々「許す」と、息子は、首を縦に振らなかった。
「本当に、ごめんなさい」と思いながらも、への字口で、しくしく泣く息子を「こんな些細な事に傷つくのか!」と、息子の繊細な心に驚き、不謹慎ながらもかわいいな、と思って、ニヤニヤしそうになっていた。その気持ちが伝わっているのか、ご機嫌斜めのままだった。
笑われた事、ママに裏切られたように感じた事、バカにされたように思った事、恥ずかしいと思った事、悲しかった事、色々な感情を抱いたのかもしれない。プライドが高いとは思っていたけれども、こんな些細な一言でも、傷ついてしまうのだ。
息子は、お気に入りの絵本を無言で、持ってきて「よんで」聞こえるか聞こえないかの、小さな声で言った。しかし「仲直りのぎゅう したら?」夫の言葉にも、耳を貸さない。
寝る時になって、息子が抱きついてきて、私を寝かしつけるように、トントンとしてくれた。「きっと、許してくれたんだろうな」いつものように、安らかに寝てくれた。
私は、女で、息子は、男である。女性と男性の脳は構造が違うらしく、好きになる物、考え方も異なるらしい、と思っていた。しかし、調べてみると、最近では、脳の構造に性差はない、と言われているようだ。「え!そうなんだ!」と、驚いた。私には、理解できない行動が息子にはあるのだけど。
なんで、車ばっかり好きなんだろう?なんで、じっとしてお絵かきしないんだろう?なんで、いつも見えない敵と戦っているのだろう?
脳の構造の性差ではないらしい、男性ホルモンや女性ホルモン、環境が影響しているのかもしれない。考えてもわからないので、別の生き物なんだと、考えるようにした。
荒々しい怪獣ごっこが好きだけれども、繊細な傷つきやすい心も持っている。最近、「お父さんには、内緒にして」そんな事も増えてきた。言ったら、泣いて怒るんだろうな。「秘密は守って、男のプライドも守らないといけないのか」
言葉に気をつけないと、簡単に息子を傷つけてしまう。子供扱いは、できない。やっぱり、一人の人間として、きちんと向き合っていかないといけない。ちょっと面倒くさいな、と思いながら反省したのです。