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【401/1000日後に島へ移住する話~市場縮小を乗り越える周遊人口~】
3年後には、島へ移住しようと決めました。
何を考え、何が必要で、どう動くか、実体験として書き留めていきます。
移住がちょっと気になる、島を知らない方や島でお世話になっている方に
何かお伝え出来ることが生まれたら、嬉しいなと考えております。
前回の話をイメージ図を交えて、考えていきます。
10年後
これまで島旅をしていた方が、仕事での立場が変わったり家庭を築いたりで島へ行く機会が減っていく。
20年後
後継者のいない島の方が引退され始め、宿やお店が減ってくる。
また、少子高齢化で島旅をする人口自体も少なくなり、
新規顧客の割合が低くなる。
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個々の島が上がっていっても他の地域で衰退していけば、島へ行きやすい場所に住んでいる、島でも出来る仕事の人しか行かなくなってしまう。
結果、より狭い条件の方にしか届かず、日本全体の島市場が縮小していく。
次に、個人へアピールするということは、顧客が重なりその方が島へ行かなくなった時に、関わる全ての島の売り上げが下がってしまう。
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そこで、個人ではなくジャンルへ特化したユニオン(連合体制)を組むことが出来たら良いのかなと考えています。
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島のカヤックには、北海道・利尻島「シーカヤック」、新潟県・佐渡島「ナイトカヤック」、鹿児島県・奄美大島「マングローブカヤック」があります。
それぞれの島のファンがカヤックを通じて、めぐっていく。
また、カヤック好きには、島を知らない方も居ます。アウトドア関連の雑誌やコミュニティへとつなぐことで、新規の顧客が生まれます。
個人だと重なっていた顧客が、島ユニオン・カヤックとなることで、顧客の共有とそれぞれによる認知・拡散効果が合わさります。
この島ユニオンをめぐる人々を「周遊人口」と考えます。
そして、この島ユニオンが集まり、時にジャンルを越えてコラボするのがオンラインコミュニティの役割です。
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・島留学に興味のあるダイビング仲間が居たから、質問してみよう。
・焼酎が好きだから、壱岐島、奄美大島、青ヶ島へ行ってみよう。
・島のフルーツで、話題になりそうなお店の看板商品を創りたい。
・今度、~島の山でサイクリングしましょう。
【個ではなく、点と点を繋いで面とし、面と面を重ねていく】
新しい楽しみ方やより深い人間関係のつながりが、周遊・移住・定住へと変わっていく可能性を創り出します。
島の魅力は人、島で生きるというのは人と人で過ごしていく事。
お互いの人となりが分かるような仕組みが広がっていけば、第二の故郷とよべる島とも出会えると信じています。