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【ウマ娘】LoH・SILVER帯におけるマッチング相手の評価点キャップ仮説

新潟千直LoH、皆さんの状況はいかがだろうか?
自分は最近ウマ活動をサボっていたので、カルストンライトオ育成で笑いつつ気楽に取り組んでいる。未経験のコースは見ていて面白いが、追い比べ脱落事故は理不尽感満載。事前にどうにかできなかったんですかねぇ、運営さん。

◽概要

さて、本記事では下記の仮説内容について考察してみたいと思う。

  1. SILVER帯では、「自チームで最も評価点が高いウマ娘」を基準としてマッチング相手の評価点にキャップ(上限)が設定されている(仮説1)

  2. キャップの設定値は+5000点である(仮説2)

  3. 新潟千直LoHにおいて、SILVER帯を低いランクのウマ娘で戦う戦術はかなり有効だったと思われる(仮説を使った戦術)

◽これまでのおさらい

私のnoteでは、過去2回「LoHを低ランクのウマ娘で戦う」ことをテーマに記事を書いている。

【ウマ娘】リーグオブヒーローズをSSランクで戦ってみた(1/3:戦略篇)
2023年9月のLoH長距離(京都3000)

【ウマ娘】リーグオブヒーローズをUG9ランクで戦ってみた
2024年5月のLoH長距離(京都3200)

これらの取り組みで観測したこと2点。

  • 低ランクのウマ娘を出走させると、SILVER帯では相手もそれなりに低ランクになる。SSランクを出した場合は相手の最高がUG9、UG9を出した場合は相手の最高がUF9だった。

  • GOLD帯以降は低ランクのウマ娘を出走させても相手のランクは下がらなかった(※)。SSランクを出しても相手にUE4などが出てきた。

(※)厳密には相手ランクの平均値で見ると低かった。つまり「チケット1枚5戦のうち3戦の相手がAランク」だったりしたのだが、残り2戦の相手はUE4など、SILVERに比べていきなり強くなるという状況だった。詳しくは過去記事を参照して欲しい。

上記観測結果から冒頭で述べた仮説(以下、「評価点キャップ仮説」と呼ぶ)を立てたわけだが、自分一人が経験した少ないサンプルのみでは確実性に乏しい。もし反例を見かけたという方がいれば、ぜひお知らせ願いたい。

◽新潟千直LoHにおける評価点キャップの観測結果

今回のLoHでは、自チームの最高ランクはUD(評価点34570)でSILVER帯を走った。(ホントはUE9に抑えるつもりだったのだけど、計算ミスで微量オーバー😑)

SILVER帯における自チーム最高ランクのパール姐さん

SILVER帯35戦(チケット7枚)を走って対戦相手の最高ランクはUD7。UCを超える相手は一度も出てこなかった。

UD7の評価点は38700-39399なので、UD(評価点34570)+5000点の範囲に収まっている。評価点キャップ仮説 1および仮説2に合致していたということになる。

◽評価点キャップ仮説2の「+5000点」について

評価点キャップ仮説1が正しいなら、マッチングプログラムのロジックはどのように設計されているだろうか? 方法は2通り考えられる。

一つは、ランクの段階(ステップ数)で上限キャップを設定する方法。
例えば、「SSランクを出した場合は、ランクを11ステップ上がったUG9を上限とする」という設定方法だ。しかし、実際の観測結果では「UG9出す→相手上限UF9(10ステップ上)」「UD出す→相手上限UD7(6ステップ上)」と、ステップ数が一定ではなかった。プログラムとして実装するには「このランクのときはnステップ上」という場合分け処理が多くなり煩雑だ。また、ランクが上方に増えたときにも毎回メンテが必要になる。上手い方法とは思えない。

もう一つは、評価点の定量加点で上限キャップを設定する方法。
例えば、「SSランク(17500点)を出した場合は、+5000点の23500点(UG9)を上限とする」という設定方法だ。この方法であればプログラムはシンプルだし、ランクが上方に増えてもメンテは不要。自分が設計するなら断然こちらを採用する。

なお「+5000点」という数値は、これまでの自分の観測結果全てに合致している値になる。キリのいい数字なのでありそうな気はしているが、さて。

また、ガチ勢が「SILVERなのに早速ガチ勢とマッチングした!」と嘆く声をよく耳にするが、仮説が正しいならさもありなん。高ランクウマ娘(今回でいえばUC以上)を走らせるガチ勢の場合は相手上限は青天井になるわけで、「SILVERでも強い人の相手は強い」傾向になる(ただし確率が絡むので絶対ではない)。

◽ 評価点キャップ仮説を使った戦術について

過去2回、自分が低ランク戦術を試したのはいずれも3000m以上の長距離LoHだった。理由は、「低ランクの相手はライトユーザーの競技場流用個体が多い=スタミナ不足個体が多い」と読んだためだ。実際その読みはある程度当たっていたし、それなりに成果も出せた。しかしステがモノを言う長距離では低ランクのウマ娘はハンデも大きく、事故もちらほら発生した。

その点、今回の新潟千直はLoHの低ランク戦術にうってつけだ。

  • コーナー系スキルなど、競技場流用個体では無効になるスキルが多い

  • 千直はスピードの価値が最も低いコース。スピを妥協して評価点を下げた個体でも勝負になる

  • コーナーでブロックされる事故が無い

…などと脳内で企みだけは考えていたのだけど、夏の暑さとともにモチベが低下して実行には至らず。そんな折、初日のランキング上位にSS+ランクの三人で載っている方を見かけた(チケ5枚で欠損10)。固有Lvを2〜3に抑えて評価点を圧縮しているなど徹底していたことから恐らくオープン勢の方だと思うが、お見事と言う他ない。

SS+で初日ランクインしていた方。お見事。

SS+から5000点加算すると相手上限はUF2程度だったと推測される。このランクの相手はほぼ初心者だろうから、追い比べ脱落などの事故がなければSILVERではそうそう欠損しないだろう。

LoHで毎回通用する戦術ではないが、「気合入れて高査定のウマ作ったのに毎回SILVERで破壊される(ノД`)・゜・。 」という方はこの戦術を検討してもいいかもしれない。「自軍ランクをどの程度に設定するか」「ステとスキルの配分」など考えることが多く、6人分育成する手間もかかるのが難点ではあるけれど。

◽ 付録:各ランクの評価点一覧表

各ランク1ステップ間の点差(差分)は同一ではなくバラツキがある。
SS+までは特殊で差分が大きい。
UG以降は高ランクになるほど1ステップ間の差分は大きくなっていく傾向にあるが、それも一様ではない。

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