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【ウマ娘】2024有馬チャンミ・誤解していた「スタミナ勝負」とバランス調整の影響

スタミナ勝負について自分が誤解していたことに気づいたので、改めて色々調べてみた。また、スタミナ勝負 は2024/10/29にバランス調整が実施されたが、その影響程度についても調べてみた。

公式サイト:10/29 バランス調整のお知らせ

注意:
今回の記事は推測情報を多く含むため、正確性については(いつもの記事以上に)担保できていない。参考程度に思っていただければ幸いだ。

◽️スタミナ勝負の基本情報

2023/08/24 2.5周年アップデート時のバランス調整で初めて追加された。当時の公式サイトのお知らせは探すことが困難になっているが、有志による攻略Wikiで当時のアナウンス文面を確認することができる。

自分が現状で認識しているスタミナ勝負の基本情報は下記の通り。

  1. 発動条件1:レース距離が2101m以上であること

  2. 発動条件2:スタミナ値が1201以上であること

  3. スタミナ値とはスタート時点のスタミナパラメータであり、レース中の回復スキルやデバフスキルの影響を受けない(※3)

  4. スタミナ値は、やる気補正計算後の数値が適用される(※1)

  5. スタミナ値は、スタミナをアップする緑スキルで増加した数値が適用される(※1)

  6. 効果量は「1200を超えたスタミナを1/2して計算」するのではなく、「1200を超えたスタミナを素のまま計算」する(※2)

  7. パワー値も効果量に影響するが、効果量への影響程度は小さい(±2%)

  8. スタミナ勝負は発動後からゴールするまで効果が継続する

※1
画面上のスタミナが1500、やる気絶好調の場合、1.04倍した1560がスタミナ値として計算される。更に緑スキルの非根幹距離◯があった場合、40を加算した1600がスタミナ数値として計算される。

※2
1200を超えるステータスはレース上の効果としては1/2に半減されるが、スタミナ勝負の計算では半減されずに使われるということ。
例えば、スタミナ1500は実質スタミナ1350だが、スタミナ勝負の計算では1500がそのまま使用される。

※3:2025/1/11追記
極めてレアなケースだが、大量のデバフを受けて体力がゼロになった場合は、走行モードが強制的に最低速度に上書きされてスタミナ勝負が発動しない。詳しくは下記記事を参照のこと。
【ウマ娘】体力がゼロだとスタミナ勝負は発動しない

自分が誤解していたのは上記3.の部分。回復スキルはスタミナ勝負に貢献する(効果を増やす)と思い込んでいた。よく考えれば回復スキルが回復するのは体力(HP)であってスタミナじゃないですね。「位置取り調整」の発動判定が回復スキルに左右されるので、それに引きずられていたのかもしれない。

◽️スタミナ勝負の効果量の計算方法

計算式は、例のサイトに記載がある。
2024/10/29のバランス調整で実施された「長距離レースにおける効果増加」は、上記サイトには反映されていないようだが、まずはここから確認してみよう。

スタミナ勝負の効果量[m/s]
=sqrt(スタミナ値-1200) × 0.0085 × 距離係数× パワー参照確率係数

距離係数
2101〜2200m:0.5
2201〜2400m:1.0
2401〜2600m:1.2
2601m以上:1.5

パワー参照確率係数
最小0.98〜最大1.02(計算方法不明)

◽有馬記念コースの効果量計算

有馬記念コース(2500m)のスタミナ勝負効果量(バ身)を求めるには、終盤加速完了からゴールするまでの秒数を知る必要がある。終盤スキルの出方次第で左右されるのだが、恐らく28秒前後ではないだろうか。ここでは28秒と決め打ちして計算する。また、パワー参照確率係数は1.0固定で計算する。

有馬記念コースのスタミナ勝負効果量(バランス調整前)

上記表の読み取り例
スタミナ1400調子普通における効果量は0.14m/s 28秒継続で1.62バ身
スタミナ1700絶好調における効果量は0.24m/s 28秒継続で2.72バ身

「リミッター解除」スキルが0.45m/s 6秒継続で1.08バ身ということを考慮すると、かなり大きな効果量だと言える。しかもこれはバランス調整で強化される前の話なのだ。

では、バランス調整でどう変化したのだろうか?
X(Twitter)でスタミナ勝負に関する数字を挙げている人のポストを探して見たところ、複数の方が「計算方法の距離係数が1.2→1.5に変化した」として算出しているように見受けられた。推測値ではあるが、ここでは係数1.5とみなして効果量を計算してみた。

有馬記念コースのスタミナ勝負効果量(バランス調整以降)

1.2→1.5が1.25倍であるから、効果量も等しく1.25倍になっていることが判る。
表を眺めていると、「スタミナは可能な限り1700以上盛らないとヤバい」と思わずにはいられない。例えば、決勝絶好調におけるスタ1400は、スタ1700の相手に対してスタート時点で1.12バ身のハンデを背負っているようなものだからだ。

◽緑スキルのスタミナUPによる効果量

スタミナを増やすことでスタミナ勝負の効果量が増える=バ身を稼げる、ということは非根幹距離などのスタミナ緑スキルでも効果量を上げることができる。
では、どの程度の効果量になるのか計算してみた。

緑スキル1個で稼ぐバ身

スタ1300絶好調で緑◯1個追加した場合は0.22バ身。
スタ1700の場合は効果が小さくなり0.12バ身。
素のスタミナが大きくなるほど40加算の価値は相対的に下がっていく。

長距離直線◯が0.45バ身なので比較すると緑スキルの効果量は小さい。しかし安いのでSP効率は悪くない。スタミナをあまり盛れなかったときほど、非根幹・中山の価値は高まるので積み得と言える。逆に、スタ1700を超えた場合の効果はさほど増えない。本来の「スタミナ補助」(デバフへの備えなど)の役割と割り切って採用すべきだろう。

◽スタミナ勝負の意外な影響?

さて、ここまで「スタミナ勝負の効果やべぇ」という感じだが、意外な影響もありそうな気がしている。

ウマ娘は速く走るほど体力を多く消耗する。いや、現実の競争馬もそうだけど。
「強化されたスタミナ勝負で28秒間、約0.3m/sの速度スキル出しっ放し状態」「なおかつ他にも終盤でいくつもの速度UPスキルが発動する」というのは、相当体力消耗に影響しているのではないだろうか?

下記は、いつも参考にさせてもらっている足元から槍さんのYouTube動画だが、スタ1637+非根幹中山◯、絶好調掛かりなしの総大将スペ(差し)がゴール前で立ち上がっている。

体力消耗に影響しそうなスキルは無我夢中(2%)、真髄・体(2%)
デバフグラス2人からデバフ2発(2%)
合計6%の消耗。

これをスタミナ計算機にかけてみると、約411余剰、ゴールまでもつ率100%と出た。

スタミナ計算機による計算結果

他にも体力を消耗する要因があったのかもしれないが、それにしてもこのステで最後に立ち上がって抜かれてしまう映像はなかなかにインパクトがある。なぜここまであからさまに立ち上がったのか不思議だったのだが、理由の一端にはスタミナ勝負強化による体力消耗の影響があるのかもしれない。

チャンミが始まる前に、育成したウマ娘のスタミナは本当に足りているのかを事前にチェックするのは重要だと感じた。

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