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商売は壮大なプロレスだ。


 商売はプロレスだと考えています。しかも壮大なプロレスです。「ブックか?ガチンコか?」と聞かれれば、「もちろんブックです。」と答えます。

 なぜなら、私が「鮪のシマハラ」で成功し外食産業の第一線に躍り出ることはもうすでに決まっているからです。つまり始まる前から勝者は決まっているのです。はい、筋書き(台本)があります。確実にブックです。

 私はこのブック(台本)に沿って商売を進めています。そして圧倒的成功を収めることは決まっているのです。「どうせ自分は必ず成功する。」「マグロで飲食業界を変えていく。」「巻き込む仲間を幸せにする。」そう信じています。この結果を疑ったことは、ただの一度もありません。

 そう考えて商売をしていると、毎日降りかかってくる困難や難題はすべて「ネタ」であると考えることができます。大切な「ネタ」なのです。

 創業から続く売上の低空飛行、大きく膨らんだ損失金、去って行った仲間たちにコロナでの営業自粛。これらすべてが試合を盛り上げてくれる「ネタ」なのです。上手くいかないことが多ければ多いほど、記憶に残る試合になる。「楽勝は意外とつまらない。」本気でそう考えています。

 そんな私が仕掛けるプロレスに、「成功する根拠はあるんですか?」という質問を多くいただきます。

 お答えします。「根拠はありません。」

 

 強いて言うならば、私が私自身を信じているということです。絶対に到達したいゴールがあるのです。そこに到達する自分を、毎日イメージしています。到達できないはずなどありません。そしてそんな自分を熱烈に応援しています。

 2005年上海の華山路に「天家」1号店を立ち上げたときも同じでした。当時私は30歳、無一文でした。あの時、のちに達成する年商20億円を信じる人間は創業メンバー内にもいなかったと思います。ただ、私だけが信じていました。自分自身を応援し鼓舞し続けていました。

 大丈夫です。あの時とまったく同じです。やるべきことは明確です。劇的なカウンターで試合を制する自分を毎日イメージすること。寡黙に実直に基本を積み上げること。そしてなにより自分自身を信じ諦めないことです。

 コロナ禍でもやるべきことは同じです。「基本に忠実だった店舗だけが頭角を現し生き残る。」上海での経験値から私はそれを知っています。トリッキーな打開策は必要ないのです。今日も現場で基本を繰り返します。

 「相手に打たせるだけ打たせて会場を沸かせ、強烈なカウンターで試合を制する。」私の勝利の方程式です。現場で積み重ねた修練だけが可能にするストロングスタイルです。

 みなさん、「鮪のシマハラ」を応援してください。ドラマチックな試合とヒーローインタビューでの島原節をお約束します。





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