絶対、返済できない借金があります。(数字を公開するシリーズ。)
「いまできることをやる。」コロナウィルスに翻弄された2020年も残すところあとわずかです。「鮪のシマハラ」の2期目は、コロナウィスルの影響もあり厳しい数字を突き付けられる一年となりました。
しかし、コロナウィスルは悪いことばかりを運んできたわけではありません。コロナ対策の一環として国が打ち出してくれた政策により、予定よりずいぶん早く金融機関からの借入れに成功しました。
2月後半、「これは大変なことになる。想像もできない状況が続く。」そう感じた私は、すぐに現金の確保に動き始めました。一番最初の借入れが公庫から入金されたのは3月であったし、セーフティネット4号の認定ナンバーは145番でした。いかに早く現金確保に動き始めたのか、分かって頂けると思います。
勝てる組織は規律と役割がしっかりしている。私の経営哲学です。現金確保、資金繰りは社長の仕事です。いや社長しかできない仕事です。私は「鮪のシマハラ」の社長としての職務を全うする。コロナウィルスとの戦いは長期化する。現金は多ければ多いほどよい。現金がある会社はつぶれない。仲間を失うこともない。
私は覚悟を決めていました。このコロナ禍に便乗して借りられるだけ借金をする。その結果、
日本政策金融公庫2,000万円
信用金庫1,500万円
信用組合500万円
合計4,000万円の借入れを達成しました。コロナウィルスの影響を強く受けた2期目の年商が6,000万円弱であったことを考えると、十分すぎる数字であると思います。
担当してくださった金融機関の皆さんは、コロナ禍の混乱のなかで本当に丁寧に対応してくださいました。感謝の気持ちしかありません。
面談では、神保町本店の状況を丁寧に説明しました。創業から順調に右肩上がりで数字を伸ばしていたこと。コロナウィルスの影響を受ける前の1月に単月黒字化に成功していること。それらを主語と述語と数字で伝えました。
またアフターコロナを見据えた2021年神保町本店の事業計画書の数字も作成し提出しました。数字を公開するシリーズです。資料を添付します。ご覧ください。「鮪のシマハラ」神保町本店を数字で表現してあります。
コロナウィルスの影響で、予定より早く数字と向き合う経営をスタートさせました。数字に強い島原慶将を証明することを始めました。はい。島原、数字に強いんです。
そんな数字と戯れる私は、一つ確実な事実に気が付いています。いまのままでは、この借入れを返済することは不可能です。はい絶対無理です。6,000万円の売上で4,000万円を7年で返済できるわけがないのです。簡単な算数です。
では、なぜ借入たのか?フフフ……それは自信があるからですよ。「鮪のシマハラ」は必ず成功する。必ず飲食業界の第一線に躍り出る。これはもう決まっていることなのです。「最短で30億円の売上を達成する」ことを目標にしている「鮪のシマハラ」にとっては、4,000万円の返済など楽勝なのです。
赤字の補填のためだけに借入れた資金ではありません。未来の売上を買うための資金です。さあ、追撃開始です。事業を前に進めます。もう足踏みは十分です。事業欲が止まらない。なんなら借入金もぜんぜん足りません。
前へ。前へ。焼け太りすら、清々しい。「鮪のシマハラ」は今日も平常運転です。